レストランは進化する
ご近所フレンチのラルテミスねたでコメントがついた
ところで、無性に食べたくなり、最近とんとご無沙汰の
ラミ・ドュ・ヴァン・エノのランチ。事務所の引っ越しと
ほぼ同時に開店したからもう7年にもなるが、あまりに
近すぎるとかえって足が遠のくのだろうか。それに、
オープン時のワインバー・タイムが、2年ほどで
なくなってからというもの、何となく足が遠のいて、
2年に一度というペースになっていた。カウンターは
ガラスで仕切られ、厨房の様子は見えるけれど、
逆に調理の匂いはなくなって、それはそれでOK。
しかし驚いたのは、2415円という値段でのランチの
手の込んだ皿のあれこれだった。以前は1500円で
それなりの内容。気軽に来れる分、それ以上を
求めるのも気が引ける程度だったが、今回の内容は
この値段でそれでいいの、と思わせるグレード。
前菜と主菜が選べて、前菜は活け穴子とマッシュ
ルームのムースをかためたものと、細かい夏野菜の
ゼリー仕立てを、スプーンですくってかけるもの。
コクと酸味のかけあわせが効いている。そしてメイン
は羊のタンのローストだっだのだが、ソースも野菜の
つけあわせもフレンチの醍醐味がたっぷり。
デザートもアールグレイのクレームブリュレと、
ショウガのソルベなどの盛り合わせ。まあ最近では
ディナーだって3000円代のプリフィックスで、
十分楽しめるのだが、ランチのこの価格帯は、エア
ポケットだったのかも知れない。実際に1500円の
ランチをやめるのは勝負だったようで、それいらい
わざわざ食べに来る人も増えたとか。
やっぱりちゃんとフレンチをランチで食べたいという時
1000円では満足できるものは難しいものね。
またまた休肝日にあたり、かなり残念。
以前ムール貝の輸入食材関係者が絶賛していた
東京屈指のジビエを食しに行かなければならないと
決意を新たにする。当然自分も進化しなければ…。
【エセアスリートの日課】
バイク 10km
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