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錦秋の上野

東京国立博物館の茶室で茶事。
円山応挙が描いた応挙館などの広間や小間などで
濃茶や薄茶をいただく。東京文化会館までは来ても
そこから奥にはなかなかこなかったのだが、さすがは
国立だけあって、贅沢な場所にため息が出る。
本当に東京じゃないような場所だった。
国立博物館の本館にある「馬蝗絆」は足利義満が
ひびが入った茶碗を中国に送り、かわりの茶碗を
送り返すように頼んだところ、すでに時代が違って
同じ物がないので、鎹をつけて送り返したという重文。
鎹とはいえstapleつまりホチキスのようなもので、
日本と中国の絆の深さを思わせるが、とにもかくにも
昨今の下らない摩擦は、こうした歴史観を持って
すれば生まれないはずなのだが…。

【肝硬変への道】
Ch. Fournas Bernadotte'97(ボルドー)
300年の蔵がその前年からピションラランドの所有と
なったCru Bourgeois。でもちょっとあっさり。

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(前略)最近一番、気になる言葉が「市場原理主義」だ。 「市場のメカニズムに従います」と、IT産業の企業家ばかりでなく、自民党の政治家たちも金科玉条のように言い始めている。 (中略) IT産業側は異常に高い自社の株価、時価総額を利用して民間放送の経営に参画しよ..... [Read More]

Tracked on November 05, 2005 01:29 AM

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