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December 2005

何でそんなに並ぶかなぁ

L'ami du vin "ENO"のおせちを取りに会社。
というかいろいろ片付けだの年賀状書きだの。
不思議なのは大晦日の洗車と年越しそばの行列。
灯油を買いにスタンドに行ったらガソリンではなく
洗車のためにあふれんばかり。そして年越しそば
は小張さん家(「本むら庵」)のテイクアウトと毎年
決まっている。早くから申し込んでいた夜半の
ピックアップ。昔は夜に取りに行ったら、意外に
イートインがすいていたりして、そこで食べれば
よかったと思ったりしたものだ。しかし本むら庵の
大改築を経て、ここ数年大晦日夜がヒートアップ、
今年は周辺道路が停滞する、そこまでやるかの
大行列に特にびっくり。おいしいですけど、何も
何時間も寒空の中並ばなくても…。日本人は
やっぱり混んでいるのが好きなのだ。それはまた
アジア人のDNAなのかも知れない。

【肝硬変への道】
〆張鶴 大吟醸金ラベル(新潟)
初亀 秘蔵大吟醸「龜」'02(静岡)
鶴亀で縁起担ぎ。「龜」は最近怪しげな古酒が
出回っているが、西荻三ツ矢酒店のvintage。
いわゆる正規ディーラーものである。

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食べ納めの晦日

朝のカビラさんの番組の納会は、レポーターが築地で
買ってきた魚類を中心に、海鮮三昧。クルマだったし
何よりもあとに運転と仕事が控えていたので、飲めず
後ろ髪を引かれる思いで会場を後にする。
収録後に懸案の広島風お好み焼きの店で打ち上げを
しようかと相談したところ、件の店はお正月休みに突入。
その他のめぼしい店もみんな休みで、だらしなく解散。
事務所に戻ったところで妻と待ち合わせて一かバチか
で新宿のOsteria Vinceroに久々に駆け込む。
プリフィックスの3800円で、前菜、パスタ、メイン。
もちろんチョイスによって超過料金もあるが、せいぜい
+300円といったところが憎い。馬肉のタルタルとか、
石鯛とか、からすみアーリオオリオに、黄身だけを使う
カルボナーラ、がっつり羊のT-ボーンに地鶏ソテー。
それぞれの皿に違ったワインを選ばせてくれるので、
彼女にクルマのキーを渡して、デザートワインまで
飲みまくり。ここのところイタリアワインはLe Volte
ばかりだったがこの店が直接入れるワインも含めて、
奥の深いところを久々に堪能した。そういえばここって
テッペン過ぎてのラストオーダーというのが有難い。
渋谷のVini Di Araiの真面目バージョンというか、
とにかくいろいろ飲めるのは本当にうれしいものだ。
朝からたまっていたフラストレーションを、一気に
払拭した深夜1時であった。

【肝硬変への道】
Ca'Difrare '03白と'01赤(ロンバルディア)
Mirum'00(マルケ)まあまあかなぁ。
Titolo'01(バジリカータ)Elena Fucciが作る
アリアニコの傑作。複雑にしてこれはうまいっ。
Ceuso'00(シチリア)これもコクがあって
チョコレートムースのような香りも残る
Ch.Gruaud Larose'88(St.Julian)
まさに飲み頃か。ふんわりとしたメルローが
香るところが重くなくていい。

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大賞典で昇天か笑点か…

【零細馬主で馬券下手】
年内最後の会議後に大井に出撃。が、馬券は冴えず。
終ってみたらアジュディミツオーが、「悪くいえば
気合い不足」ではなく、「いい意味での歳の重ねて
落ち着いている」という結果で、見事な史上初連覇。
ユートピアがハナを切れなかったところで沈黙した。
その後のワールドエミネンスは、パドックではよく
見えたものの、好位からの直線で接触したようで、
ズルズルと後退。その時点で今年の競馬が終了。
回収率92.4%は不本意だが、ここはリセットして
来年に臨みたいものだ。
その後厩舎に立ち寄り、プレミアセール以来となる
オベリスクライト(仮名)と対面。しばらく会わない
うちにすっかり競走馬らしくなっているのに驚く。
カイバは毎日5升はペロリとたいらげるらしく、
大人しかった牧場時代に比べて、やんちゃな面が
出てきたということだが、馬房の彼は私に甘える。
ミニチュアホースみたいな頃から見ているだけに、
カタログで選んだり、ある程度大きくなってからの
購入とは違う思い入れがある。果たしてデビュー
してからがどうなのか。期待も不安も今までの馬
とは比較にならないが、姉のFourteen Candles
ぐらいの活躍はして欲しいものだ。「自分で生産
した馬に大井に会いに行く」20世紀からの夢が
ようやく叶った。気分よく事務所に戻る途中に
赤羽橋「野田岩」でうな重の寄り道。口さがない
人は箸袋にある「天然鰻のお吸物のきも、又は
きも焼きに釣針が入っていることがありますので
お気をつけ下さいませ。という一文がイヤだ、
というが、たまに食べたくなる麻薬のような魅力
には負けてしまう。

【肝硬変への道】
Le Volte'02(トスカーナ)

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シャラポワとサマンサタバサ

新規公開株がすごいことになっている。もともと
証券会社の上客か、リクルート疑獄の渦中にいた
人々でないと買えなかったのが新規公開株だが、
ネット取引がすすんで抽選で透明性が高くなった。
ここのところの株式バブルのせいか、受け渡し価格
が初値を下回ったのは、今年は3銘柄だけだという。
いわば絶対儲かる鉄板馬券なのだが、その配当を
馬券に換算すると100円台どころじゃなくて、
2倍3倍は当たり前。シャラポワがなんで来日した
のかというと、サマンサタバサの広告塔として、
上場したばかりの会社をPRするためみたいな一面
もあったりする。懲りない人間の欲は、15年前の
事なんて歴史上のことなのかも知れないが、きっと
そのうち痛い目に会う人々が出るに違いない。
ただ、「まだはもうなり、もうはまだなり」という金言
からいえば、バブルというには可愛い盛り上がり
といえるかも知れないが…。

【肝硬変への道】
賀茂鶴 大吟醸(広島)
広島の酒だけに、牡蠣を焼いて食したが、やはり
広島風お好み焼き屋のように均一サイズを鉄板で
焼かなければ、あの風味は出ないかも知れない。

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生体認証カード

三井住友銀行から一枚のハガキが届いた。
来年の2月20日から1日のキャッシュカードによる
預金引き出しが50万円、振り込みも合わせて
資金移動は100万円までとなります。生体認証
カードなら1000万円です。もちろん1000万を
カードで引き落とすことなどはあり得ないが、
資金移動100万はちと心細いので、申し込みを
することにしたが、結局当該銀行の本支店のみ
でしか使えないし、普通預金以外の機能は全て
外されてしまうこともあり、もうひとつの口座を
作る羽目になってしまった。偽造カード対策とは
いえ面倒なことこの上ない。windowsで会社の
資金を移動させるのは絶対にイヤだし、少なく
なる一方の窓口は混雑する上、手数料もバカに
ならない。進歩して世の中は便利になったのか、
そうでないのか全然わからない。

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偲ぶ会を考える

【ラジオデイズ】
元上司の偲ぶ会に出席する。いつの日からお寺や
故人のご自宅に伺うという事が減ってきたような…。
遺体がある時はいわゆる斎場、密葬の時は後日に
ホテルの宴会場というのが定番になってきたが、
いずれにせよ故人の人柄がここにも出てくる。
ラジオ番組風に一生を振り返るストーリー。結婚式
でよく見かける生い立ちビデオみたいだが、当然
故人の知らない面も多いワケだ。そして弔辞。
森田一義、吉田拓郎、南こうせつ、TUBE、ALFEE
高田文夫という人々が、簡潔にしてその人らしい
笑いあり、涙ありのスピーチ。演出家として故人が
それを見たらきっと自分がやりたくて、「もっと
ぶっとんだ事やろうよー」などと言いそうで、きっと
悔しいだろうなぁなどと考えると、やはり複雑な
気持ちになった。とても盛会で、いい会なのだが…。
仮に自分で進行台本を書いても、司会やスピーチ
のブッキングはできないし、何より絶対にその場に
立ちあえないのが、自分のお葬式。i-Tunesという
ソフトができたおかげで、選曲は不要になったが、
基本方針だけでも出しておかなきゃね。

【肝硬変への道】
Le Volte'02(トスカーナ)
〆張鶴大吟醸金ラベル(新潟)
1杯2000円ぐらい取るのが普通だけに、家で
やるのが最もリーズナブルだ。

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古馬の壁、調整不安、コースロス

事前の予想通りディープインパクトの4冠はならず。
あきらかに坂を上ってくる勢いがいつもとは違った。
ハーツクライは終ってみれば強かったということで
JCの反動はなかったのか、ルメールが上手かった
のかは、そのいずれもか。ただしいずれにしても
デルタブルースが意外と情けなかったのにがっかり。
中山競馬場ではいろんな人にあいさつをしつつ、
しっかり中央最終日に馬券をゲットして帰る。
とはいえ大井の東京大賞典で大勝負しないかぎり
今年の回収率は100%割れが確定した。うーん。
やはり夏の不振が痛かった。中京で乗り替わりで
有終の美を飾った、西田雄一郎騎手らと夜に会う。
その場でルメール騎手がヴェルファーレで深夜に
遊びに行くのの誘いを受けるが、連日の有馬記念
特番対応、翌早朝の電話ゲスト出演もあるので
帰宅してクラッシュ。

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有馬記念大予想

早朝から生放送に競馬インフォメーションを入れ、
いざ中山。恒例の中山大障害を内馬場の大土塁
近辺で観戦。今年は落馬もなく大拍手が起こり、
そこで近くにいたチビちゃん(推定5才)が一言。
「いやー、いいものを見た」って、それ渋すぎるよ。
夕方からbay fmのMusic Turfの公開生放送を
グリーンプラザで行う。想定を超える観客が来て
和気あいあいの雰囲気でオンエアができた。
ゲストの細江純子さん。ありがとう。ワム!の
「ラストクリスマス」にそんな甘酸っぱい想い出が
あるとは…。

【零細馬主で馬券下手】
ディープインパクトにどうも勢いが感じられない。
JCを回避して有馬記念、追い切りのスケジュール。
無敗の三冠馬が次のレースも勝ったのは、世界に
目を向けても19世紀まで遡らなければならない。
あのニジンスキーでさえ凱旋門賞で土がついて
いるというのである。とはいえ馬は気で走る。
すっかりガレて抜け殻だと言われた秋競馬での
スペシャルウィークが大活躍したのもまた事実。
三連単ではアタマ1頭のみでいいし、馬単は別の
馬からディープ以外に流してみたい。
いずれにせよ、軸はデルタブルース。
去年の菊花賞同様、叩き三戦目で素質が開花。
角居調教師の得意のパターンは雪でクローズの
栗東の地下馬道での「追い切り」に現れる。

【肝硬変への道】
Cepparello'97(トスカーナ)
いよいよ飲み頃になってきた。寝かせた甲斐あり。

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近江牛のA-5

ひいきの肉屋さんに、ローストビーフ用の肉で
近江牛のA-5が出た。松阪牛も格安で買える
その店なのだが、ローストビーフ用はサシが
入りすぎるものは考えもの。脂が乗っていて、
サシがそれほどでもない、という肉は日本では
意外と難しいのである。関西人は牛肉に対して
うるさいのか、ついいい肉があると写真を撮る
のだが、これは脂を巻いて、そこにニンニクを
突き刺し、ローズマリーやサルビアなどの香草を
あしらったイタリア風の仕込みである。
このまま有馬記念特番が終るイヴまで寝かして
熟成を待つ。
200512241252000.jpg

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体の軸をキープするには

【エセアスリートの日課】
ここのところ、寒さ厳しく忙しくランもバイクも全然。
スイム 1400m

最近考えるのは、軸の作り方。よく言われる体の
中心を軸にとるのでは結局軸がグラグラしてしまう。
クロールで泳ぐ時には思っているよりも外側をかいて
丁度軸が決まっているようだ。ということはガニマタ
ではないが、走る時も体のねじりがないナンバ走り
の方が軸がブレないので、次への動作が早いのだ。
シュートのタイミングが早いサッカー選手は、体を
ねじってボールをキープする暇も無くシュートを打つ
のだが、それも軸の取り方が基本的に違うのでは。
考えてみれば、最も自然に人間が赤ん坊の時に
ヨチヨチ歩くのは、右足と左足が平行に動いている。
だからクロールの手も、ローリングがあるにせよ、
右手と左手は平行に前に出なければならないのだ。
天才アスリートは自然と体が動くのだろうが、エセ
アスリートはアタマで理解しても体が動くまでには
時間がかかるのであった。

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朗読の収録

テレビ東京の大橋未歩アナの朗読収録を演出。
なにしろバラエティ中心に活躍する、いろんな意味で
話題の女子アナだけに、本格的な朗読はどうなのか
と思ったが、間の取り方が上手いというか、感情を
こめた表現もちゃんとこなしてくれて、イイ仕上がりに。
神戸女学院出身、そして弟さんが私と同じ関西学院
高等部出身ということで、非常にローカルな話題で
収録の合い間は盛り上がる。阪急今津線の門戸厄神
で降りる女学院の女のコよりも、関学生が使う仁川の
ひとつ先の小林まで乗る聖心の女のコの方が、話す
機会も多かったのだが、やっぱり女学院のコはアタマ
良かったものなぁ、思い出したりもする。

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楽しくも悩ましい馬名申請

【零細馬主の馬券下手】
いよいよ大井に馬が入厩し、年内に手続きを済ませ
年明けにも能力試験という段取りになった。今回は
一口ではないので、久々に馬名申請を含めて手続き
をすることになり、馬主資格取得以来、ずっとお世話に
なっている中村護調教師と打ち合わせ。
馬名は前々からあたためていた「オベリスクライト」を
第一候補にする。父がフサイチコンコルドで、母が
ターンオフザライトからの連想。オベリスクは世界中に
存在する古代エジプトの尖塔だが、中でもパリの
コンコルド広場にあるそれは、金箔が張られており、
夜にはライトアップも施され見事に光る。シャンゼリゼ
大通りで、凱旋門のあるエトワール広場の、反対側が
コンコルド広場。ああ、行ってないなぁ、パリ。
もうひとつの候補は、母馬を育てたアメリカのSirota
調教師が、ライト(光)のスペイン語であるLuzから
Lucyと呼んでいたので、I Love Lucyにした。
言わずと知れたアメリカのテレビシリーズである。
零細馬主だから名付けるのだって苦にならないが
ダビスタで馬が増えた時のように大馬主は大変だ。

【肝硬変への道】
賀茂鶴しぼりたて+2(広島)
こしひかりの新酒。よくできました。でもイマイチ
優等生以上の面白みがないなあ。

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こんな予想があっていいのか

この時間の明日の最低気温の予想がネットでは、
札幌から那覇まで一律氷点下1度。
かりそめにも寒気団が降りてきたとはいえ、
日本全国等しく氷点下1度でいいんですか。
本当に全国の予想最低気温が同じ氷点下1度
なんてことがあるの? 場所によって変らないの?
明朝は寒いとわかっているが、こんな間抜けな
日本気象協会の予想に乗らなくてはいけない、
気象予報士のみなさん、ご苦労様です。
予報は変えられても、こうしたデータは自分で
アレンジできないのが予報士なんだそうです。

【肝硬変への道】
あまりに寒いので家で鴨鍋。酒はいろいろですが
〆張鶴の金ラベルを封切り。例年うま過ぎ。

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餅代稼ぎも馬に消える歳末

有馬記念関連番組の打ち合わせも兼ねて千葉で
打ち合わせ。有馬記念前日の中山競馬場からの
生放送もあり、今年のクリスマスウィークは仕事
三昧になりそう。大混雑が予想される3連休に
自動車の移動は気が引ける。思い起こせば、
去年は幕張でパンクして痛い目にあったし…。
でもこの時期にビジネスホテルでお泊まりも
なんだよなあ。

【エセアスリートの日課】
スイム 1200m
100個人メドレー1分45秒

【肝硬変への道】
Le Volte'02(トスカーナ)

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NHK民営化議論と競馬

GALAC編集会議と忘年会。議題は、ふってわいた
NHK民営化議論についてだったが、ある意味で
専門家が集まる会議でさえ、微妙に認識や見解が
相違する。放送人ですらNHKをどうすればいいのか
正解が出せないのではないだろうか。スクランブル
も含めた視聴と災害報道などの公共放送のあり方
民営化した場合のコマーシャル路線などなど、
各国の国営放送、公共放送などでもさまざまな
形態が存在する。国営なのにCMが入るイタリアの
RAIや受信料をテレビを買う時に契約するフランス
の公共放送。VOAとNPRという国策放送と、寄付
で運営されるニュースチャンネルがあるアメリカ。
もちろん旧東側諸国や北朝鮮などのメディア。
一概に「これが理想」というものがないのが問題だ。
民放だってCMのパイが減るのは困るという理由
だけで「民営化」に反対ではなく、具体的な「公共
放送」のあり方のために本気で知恵を絞る必要が
あるのではないだろうか。
高コスト体質のまま、インフラを独占し肥大化して
そこに依存する多くの人たちを「食べさせてやる」
という体質は日本の競馬と同じ構造だ。
何でもかんでも民営化ではなく、その手続きに
ついて十分な議論を尽くす時間が必要なのだが
その時間稼ぎがだんだんできなくなった現状。
そう考えると有馬記念と紅白歌合戦は「数字」で
示される、最大のキラーコンテンツの行方が、
その猶予時間の長さを占うのかも知れない。

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閑静なフレンチ

青山のKANSEI。ここは野菜にこだわりを持つ
猫好き坂田シェフがくりだす技を堪能する場所。
ZAGATなどでは、コンピニの2階だ、内装が
ファンシーだなどと書かれるが、レストランは、
皿が命なので、私は気にしない。初めて行った
のはたしかエールフランスに乗ると、都内の
レストランでの食事がおまけについてくる、
というキャンペーンだったから、もう5年くらい前。
その後も家に届くDMを見て、白アスパラが
食べたくなったり、と折りに触れて来ている店。
牛ほほ肉はあくまで柔らかく、鯛のポワレはまた
滋味豊か、そしてつけあわせに沖縄の島人参、
京野菜などなど、しっかりした苦味と甘味を
感じるものが添えられる。野菜がメインで肉魚
が脇役と思うばかりである。
銀座にも支店ができて、そちらは白く無機質な
トーンだそうだが、食後の飲み物のあとにつく
「小さなクッキー」という、ネイルの装飾ほどの
3つの味のクッキーが、わざわざメニューに書く
ほどでもない、と悪評サクサク。さすがに本店は
メニューにはないオレンジピールなどがちゃんと
出てきて、これじゃなきゃ、と同伴者と納得。
勝負デートよりも、まったりするのにふさわしい
大人のレストランだ。そうそうランチにカレーが
出ていたのがメニューからなくなったが、結局
食べずじまいだった。フレンチとカレーといえば
代々木上原のコム・シェ・ヴの古賀シェフが、
銀座にカレーが食べられる店を出したとか…。

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拓郎を殺した男が亡くなった

【ラジオデイズ】
吉田拓郎のオールナイトニッポンでタクローが風邪で
休んだ時に、一言も「拓郎が死んだ」とコメントせずに、
追悼番組を作り、伝説の番組を演出したディレクター
がガンで夭逝した。会社の上司としては、何をさておき
厳しい先輩だった。編集の指示は細かく、今のように
波形で編集ではなく、6mmテープの切り貼りの時代。
30分番組1本の編集で、夜を明かした事は一度や
二度ではない。自身がミュージシャンでもあり、音楽に
対する真摯な姿勢は、吉田拓郎、アルフィーをはじめ
久保田利伸、辻仁成などからも一目置かれ、ムッシュ
かまやつの車を預かって乗るというほどだった。
僕同様会社をスピンアウトしたが、渋谷の小便横丁で
店をやったり、舞台演出などやりたい仕事を僕以上に
やった人。厳しいのは仕事に対してで、決して人間に
対してではない、そんな職人気質のプロデューサーは、
僕のような、ダメな後輩にラジオの熱を教えてくれた。
安全よりも効率に重きを置いた人の証人喚問の日に、
鉄骨一本を大事にした男が一人この世を去った。

【エセアスリートの日課】
スイム 1400m
200m個人メドレーで3'52"
その後200mフリーはアラアラ一杯で3'35"

【肝硬変への道】
Le Volte'02(トスカーナ)

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酒のつまみと〆

昼に打ち合わせのあと、神田須田町の「まつや」で遅い
ランチ。とはいえここで麺だけ頼むのは気が引ける。
「出汁巻き卵」と注文して、「それは予約だけですから」
あっそうそう。吉祥寺東急の支店はOK牧場だが、
ここはそういうわけにはいきません。前も同じ失敗を
したような気がする。本来は休肝日なのだが、やはり
ここまできて罰が当たるから、サッポロ黒ラベルの
小瓶を一本だけ。つまみは焼き鳥と板わさで、その後
そばを手繰る。午後3時にそんなことをしている人を
若い頃は軽蔑していたが、大人のみ許される行為だ。
事務所に戻りさんざん仕事をした揚げ句、経堂にGO!
弊社に以前所属していたタレントの結婚式に前乗り
した広島で食べた、八昌の東京支店で、
そば入りのお好み焼きを食す。丁度広島からメールで
「麺が東京は違うらしいです」。そういえば広島はもう
少し黄色かったような…。さすがにここでは酒はパス。
つまみで焼かれている牡蠣のバター焼きは、自分が
焼く時よりも時間をかけていることを発見し、次回に
役立てようと誓う。そして豚肉も茹でたそばも、生地も
全てがカリッとしているのが、ここの特徴と気がつく。

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100万馬券を獲る方法

【零細馬主で馬券下手】
きのうの馬券自慢に冷水を浴びせる出来事が起こった。
競馬場の友ではなく、馬券予想の友が、鳴尾記念の
三連単103万馬券を的中したのである。彼は万馬券を
とりたいと大騒ぎして、常に穴狙いのスタンスなのだが
こんな特大馬券は初めてのはず。
どんな予想を立てたのか聞いたところ……………。

「全通り買いました」

13頭三連単BOXはn(n-1)(n-2)なので1716通り、
つまり171600円の投資である。どうしてそんな
買い方をしたかというと、その前に中京と中山を間違え
20万ほどを偶然的中させたからだという。要するに、
労することなく(もちろん鳴尾記念が荒れそうと読んだ
ということはあるけれども)2回転した儲けである。
ギャンブラーの風上にも置けないこの買い方。本人
いわくレースすら見ずに「絶対当たっているのに、
パソコンであとから見たら残高が増えていなくて
おかしいと思った」というのが的中後の感想だそうだ。
何でも即PATでは100万を超えると表示が
追いつかないという。予想にいそしむ人がいるのに
一体全体こんなことでよいのでしょうか。
でもあてずっぽう予想や、出目論で獲った人の話を
聞いて「そうでもしないと獲れないよ」というのが彼の
口癖だったから、実践したのは褒められるべきか。

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非凡出版

耐震偽装のイーホームズの社長は「ポパイ」のバイト
という雑誌記事を発見して立ち読み。自分のプロフ
には、学生時代に平凡出版で編集者と入れているが
まさにその当時一緒に仕事をして、仲間が設立した
会社にその後入社していたことが判明。20年以上も
たって、こんな形で世の中を賑わせるとは。やっぱり
あの当時のポパイ周辺にいた人間はいろんな意味で
ユニークだったし、今もまた月本さんのように
一緒に仕事をしたりすることもあるとは何とも面白い。
有象無象の大学生から、よくピックアップしたものだ
とその当時のプロデューサーの炯眼に恐れ入る。

【零細馬主で馬券下手】
中山までフサイチ軍団を見に行ったような日だった。
メイン予想は2週連続の1着3着。とはいえジャリスコ
ライトがどうにも若い感じで、一応押えで小当たり。
最終レースのソリッドスライダーがやたらよく見え、
そのまま転がしたら見事な逃げ切りで快勝し、
有馬記念の種銭を作ることに成功した。とはいえ
有馬で大勝しない限りは、今年の馬券収支は
21世紀初の赤字転落だ。

【肝硬変への道】
Mia's Playground Zinfandel'03(ドライクリーク)
いかにもカリフォルニアなジンファンデル。コルク栓
じゃなくて、キャップだった。safewayの特売で、
$4.60安の$11.98なのにキャップかよ…。
でも味はなかなかのものでそれがいかにもの所以。

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香港に行きたかったけれど…

【零細馬主の馬券下手】
朝日杯フューチュリティステークスはクラシックへの
登竜門、という地位からマイルやダートなどを賑わす
活躍馬の登竜門という位置づけへと変化しつつある。
とはいえここでの実力を見るにつけ、その昔マルゼン
スキーがぶっちぎったような、マル外能力検定という
様相を呈するかも知れない。ジャリスコライトである。
ここで勝って、クラシック戦線に乗ったら黙って消し
とは鬼が笑う話だが、とにかくあの末脚の能力、
利口だからこそできるのだろう。そして前走のフサイチ
リシャールのレースぶりは強かった。自分でペースを
作ってのレコードタイムだけに価値は高い。
思いきって今年最後の1点勝負といきたい。

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虎の抜け毛もスッキリだー

あまりぼーっとテレビショッピングを見ないし、大体
テレビの通販でモノを買った経験がないのだが、
たまに馬鹿馬鹿しいと思いながら、つい引き込まれ
その演出に脱帽するものが存在する。だいたいは
アメリカでやっている大仰なプレゼンテーション
なのだけれど、それさえも慣れっこになってきた。
だがシャークトランスフォーマーという掃除機の
宣伝には久々にハマってしまったのだ。
ありきたりの吸引力テストや、機能の説明に続いて
いろんな利用者の絶賛コメントが並ぶ。そのトリに
夫婦が座るソファの前に猫座りした虎を撫でながら
タイトルの一言。「えっ、何それ!?」
ずっと見続けること十数分。いよいよ再現ビデオが
出てきたこの夫婦、家中に野生動物を飼っている、
いわば「野生のエルザ」みたいな人たちで、曰く
「猫もすごいだろうけれど、虎の抜け毛は大変だ。
ウチには沢山掃除機があるけど、これが一番だよ」
もともと英語なのだろうけれど、「虎の抜け毛も
スッキリだー」というキャッチーなコピーの原文が
とても知りたい。

【肝硬変への道】
Stonehedge Zinfandel'02(ナパ)

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ジビエな昼下がり

なかなか夜にゆっくりとご飯が食べられないので、
ランチに事務所近くのL'ami Du Vin Enoに出撃。
以前にもここのランチのCPの高さを激賞したが、
榎本さんちの十八番は何といってもジビエ。ずっと
ジビエ・レストランみたいに思われたりもしたくらい
だから、やはりコースのメインの入れ替えを敢行。
中学の女子テニス部のユニフォームの打ち合わせ
をするランチ・マダムの団体の隣で、コースよりも
高い(というかコースが安い)蝦夷鹿のポワレの
一皿をオーダーする。ガラス越しにシェフを見ると、
フライパンを斜めにして、出てくる肉汁とオイルを
丁寧に何度も肉の上にかける仕事ぶりに期待は
高まる。うーん、マンダム(意味不明)。
出てきたのは、あくまで脂身が甘く、クセのない、
それでいてしっかりと味のある、「肉」でした。
でも唯一の難点は、昼でワインが空けられない事。
ジビエには、それなりの赤で対抗しなければ、
画竜点睛を欠くというものだ。

【肝硬変への道】
善知鳥(青森)

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晴れときどきアキバ系

Windowsのパソコンの調子がイマイチになり、
かれこれ7年以上前の機種なもので、再生を
計ろうとし、マザーボードとCPUを買ったところ
電源が20pinで容量が低くてダメと発覚。そこで
結局電源を買わざるを得ず、いろいろと見ていると
元のパソコンケースに収まらずに、ケースも新調
することになり秋葉原。ということは前のパソコンで
使えるのは各種ドライブのみということに…。
それじゃソフマップの安いやつの方がいいかも知れない。

【ラジオデイズ】
放送批評懇談会で元同僚と、今も彼の妻が在籍
する古巣の子会社化後の内情をいろいろと聞く。
結局ホリエモンに吸収されようがフジテレビに吸収
されようが、買収されれば同じ運命だったという事。

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有馬へのカウントダウン

いよいよ有馬記念の特番やら特集やらの収録が動き
はじめた。収録モノでは回避がこわいので、ディープの
名前をしっかりと出せないのだが、無事出走を祈りたい。

【零細馬主の馬券下手】
ワールドエミネンスは大井のターコイズ賞で内田博幸
騎手で出走。馬体重はプラス1kgの477kg、レースは
好スタートからハナで逃げ、ジョッキーが何度も後ろを
振り返るほど楽な手応えで直線まできたものの、
ゴール前で同厩舎のテオフィルスに差されてしまい、
11/2差の1分55秒8の2着。内田騎手のコメントは
「2コーナーから競られて、厳しい流れとなりましたし、
直線で1頭になるとソラを使ってしまいました。
2番手からの競馬でも良かったかもしれません。
でも以前に乗ったときよりも大分力をつけている感じ
ですので、調教の段階からもう少し工夫して乗って
みようかと思います」とのこと。お願いします!!
パドックでの気合乗り、馬体の張りは素晴しく、単勝
は断トツの1番人気。ずっと複勝が150円以上で
勝負か、と思われたが本馬場入場後に110円。
オッズを動かしたヤツがいるに違いなく、馬券はパス。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km

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SSAWSがドバイに

ドバイに全天候型のスキードームスキードームができたそうだ。
先日船橋競馬に行った時に南側を見てあの建物がない
というのに一抹の寂しさを感じたものだが、さすがドバイ。
こんなものを作るのはバブル期の日本だけだろうと
思っていたが、よく解説を読むと中東で初めてと書いて
ある。えっ、他にもあるの?ったら、どうやらヨーロッパにも
あるというウワサ。ザウスはSpring Summer Autumn
Winter Skiの頭文字をくっつけて命名したという、その
ネーミングに脱帽だが、ここんちはSki Dubaiって普通。

【エセアスリートの日課】
スイム 1600m
400m自由形の計測。6分49秒だった。
バイク 30km

【肝硬変への道】
Stone Hedge Zinfandel'02(ナパ)
ダースで買ったせいで最近はこればっか

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原稿書きの一日

【零細馬主の馬券下手】
阪神ジュベナイルフィリーズは絵に描いたような
1着3着。1勝馬は買えても1頭だけだよなー。
まぁ、混戦の抜けた存在がいないメンバーだから
何が勝つか皆目わからない。サイコロ賭博に近い
感覚だけに勝負はしなかったが、ギャンブラーは
こういうレースをきっちりとモノにするのだろう。

フォーカルポイント
来年の重賞戦線に備えてミニ放牧。復活してきた
のでここで更なる飛躍を望みたい。
ディスパーロ
ゲート試験に合格するもスクみが出て再度放牧。
なかなかうまくいきませんねぇ。
ワールドエミネンス
12月6日の大井12Rターコイズ賞に内田博幸で
出走を予定。寝違いからの復帰なるか。

【肝硬変への道】
善知鳥 大吟醸(青森)
酒よりも先に阿佐ケ谷北口の居酒屋を知る。
これで「ウトウ」と読むのだが、青森市はもともと
善知鳥村であり、その地に善知鳥神社というのが
初代征夷大将軍坂上田村麻呂によって「再建」
されたという1200年以上の由緒を持つ。
ウンチクはさておき、どっしりと切れて旨い。

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イプシロンは泡沫か

Y11イプシロンの車検終了。94500キロを過ぎて快調。
去年の12ヶ月点検でベルト類はすべて交換し、今回の
整備ではプラグやフィルター、ホース類を交換した。
お世話になっているFLMCにはA112が
いっぱいいたので、アウトビアンキ話に花が咲く。
以前乗っていたY10はもうすでに日本に現存する台数が
30台程度とのこと、それよりも古いA112が100万円も
したりして、なお200台以上が走っているのにである。
たしかに不人気車ではあるにせよ、本国ではミリオン
セラーの車だというのになあ。やはり整備性が悪いから
FLMCのようなショップがないとなかなかねぇ。

【エセアスリートの日課】
バイク 30km

【肝硬変への道】
Domain Villesseche'03(コートドュローヌ)
オランジュワインコンクール銀賞
グルナッシュ、シラーなどでふわりとした感じ

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新規のICカード

セブンイレブンがICカード事業に進出する。
EdyとSuicaに次ぐ第三勢力となり、そのスケール
から1000万枚以上の発行が見込めそうだが、
システムに互換性がなく、大手家電など取り扱い
店舗が増えたところで、冷蔵庫や洗濯機をEdyで
買うほどの大金のチャージはしない。つまりは小銭
決済専用のシステムなわけだ。まあコンビニは
小銭決済の需要があるとは言え、おさいふ携帯
はすでにEdy陣営なわけで、セブンイレブンと
IYグループの焦りが見えるような気がする。
近くの「セブン」はざるそばも納豆もサラダも、
他のチェーンコンビニと比較すると5円〜10円は
高いので、このカードを持つ事は多分ないだろう。
会議、収録を経て門前仲町で打ち合わせ。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km

【肝硬変への道】
龍沢 大吟吊し(長野)

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