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April 2006

今年初勝利

【零細馬主で馬券下手】
ディスパーロは2Rで。初めてのダート戦で、前走、前々走と
期待を裏切っているにもかかわらず1番人気。とはいえ、
2倍台後半ということもあり、とりあえず場外で見るパドック
中継の気配も悪くなかったので馬券を買っておく。
レースは行く馬がいないという流れを見て自然とハナに。
直線で後ろから追ってくると、スパートして突き放す強い内容
で5馬身差のゴール。これくらい走って当然とも思うが、
何より走る方向に気性が向かっていったことにほっとする。
後で知ったのだがパドックでもゲートの中でもいなないて
いたとか。もし現場にいたら買えなかっただろうなぁ。
天皇賞はなにしろ感動のレースだった。リンカーンは完ぺき
なレースをしたのに及ばないのは勝った馬が強いということ。
あのペースであれだけキレイな走りでレコードタイムという
のは見た事がない。ディープインパクトにどういった
ニックネームがふさわしいかという議論もあり、武豊騎手が
「英雄」と言っていたが、ありきたりかも知れないが「衝撃」
以外の何ものでもないな、と思った。天皇賞では儲けを
減らしたものの、帰りに秋葉原で家電製品を購入するだけは
キープ。その店に「安さはディープ・インパクト」とのポップが
あったのにはちょっと笑えた。確かにケーブルをつけてもらい
送料プラスαは、ネットの値段よりも安かった。

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天皇賞大予想

【零細馬主で馬券下手】
ディープの複勝で的中。予想はそういうワケにも行かない
ので、真面目に三連単で高配当を目指す。まずディープは
アタマとして、リンカーンの二番人気は大丈夫なのか。
一番人気で13着、6着という惨敗の前二年。メンバーが
それほどでもないのにあの成績では、不発の可能性大。
デルタブルースも3歳同士の菊花賞では勝ったけれども、
その後の伸び代がないといってもいいかも知れない。
それならばフレッシュな登り馬を相手にとりたい。
マッキーマックス、トウカイトリック、トウカイカムカム、
ローゼンクロイツ、まぎれてファストタテヤマまでの
12点でどうだろうか。

ディスパーロは山元トレセンにプチ放牧して、輸送で
入れ込んでパドックでいななくようことがなくなれば、
能力的には通用するはず。明日は内田博幸騎手鞍上で
勝負気配なのだが、いかんせん落ち着きだけが問題。
スタークロスは何と武豊騎手サイドからの打診があった
ということで、来週に出走予定。小檜山先生。ちゃんと
経緯を馬に話して下さいね。

【エセアスリートの日課】
ラン 5km
来年の東京マラソンのエントリーが6月だ。どうせ抽選
なんだからエントリーだけでもしようかな。
目指せサブフォー。なーんちて。

【肝硬変への道】
Vino Da Tavola Rosso(トスカーナ)

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AP Indy は馬でAP Bankは音楽

神宮前「クルック・キッチン」。ご存知ミスチルと小林武史さんの
「烏竜舎」の経営である。某プロダクションの人事異動で
近い世界でまた仕事をすることになりそうなマネージャーと
打ち合わせを兼ねて訪問。ここのメートルは、以前ラルテミス
で名刺交換をし、その昔の自分が制作していた番組のリスナー
でもあった人で、是非訪ねたい店にようやくたどりついた。
雰囲気はサンフランシスコ郊外のレストラン。コースが中心で
アミューズが6種類、前菜、そして豚か牛か地鳥のメインで
構成されているが、全ての素材が生産者の顔が見えるもの。
前菜で「きまぐれサラダ」を問うと、ラルテミスの「月明かり
セット」にヒントを得たという答えで迷わずそれに。そして
短角牛のローストをメインに食す。ほどよいポーション。
ちゃんと咀嚼しないと飲み込めない勢いのある野菜たち。
ユニークなワインリスト。いずれも志の高さが伝わる皿で、
満足だった。とはいえ食事は同伴者が大事な要素なので、
実りある密談が一番の収穫だけれども、やはりそんな雰囲気
を作ってくれるのは、こういう店である。タレント人気で
繁盛しないで真っ当な評価を得て欲しいものだ。
店を辞して「ラルテミス」に月曜日のランチの予約に行くと
今日の訪問がしっかり業者間で伝わっている事を知る。
裏原宿だのなんだの言っても、ここは「村社会」であった。
わが物顔で行ける店があることは、やはり楽しいものである。

【肝硬変への道】
Rosso di Montalcino Il Colli ‘02(トスカーナ)

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ベルコモンズ界隈に喝

青山3丁目、通称ベルコモンズの交差点近くにRoy’sが
できたのは10年くらい前だったのだろうか。当時たまたま
何度かハワイに行く仕事があり、現地で気になっていた店が
日本でもオープン。しかも知人が多い界隈だったので、
1400円で量もたっぷりのランチをよく食べにいったものだ。
六本木ヒルズに移転後、さっぱり行かなくなり、抜けがらの
店内を横目に通り過ぎていたが、何やら工事中の雰囲気。
何でも夏までにこのビルが直営のイタリアン系がオープン
するらしい。候補として銀座のプリフィックスで名を馳せた
予約の取れないレストランとのコラボだとか。オオバコの
部類に入る(天井は低いが)だけに、どんな店になるのか
相当興味がある。しょっちゅう行きたいわけじゃないけど、
社用などで何かと助かるレストラン。それがRoy’s青山
だったと思う。バブリーな店が出来て閑古鳥がないたら、
景気はもはや下り坂。リーズナブルな店が出来て流行ったら、
まだまだ個人消費の景気は底堅いのではないか。
表参道方面に動線が移動し、最近ちょっと元気がないような
ベルコモの交差点周辺はレストランのエアポケットに
なっているような気がする。

【肝硬変への道】
飛露喜 純米50% 生酒(福島)
なんだかんだで飲み飽きない。だから翌日に残りそう。

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2度目の馮でのカルバドス

カルバドス協会の定例会ディナーで乃木坂の「馮」。
「海水で火を通したワシントン牡蠣の冷製 岩海苔の三重奏」
はまるで寿司屋で一品を食べているようでいて、ジュレが
しっかりとフレンチになっている。
「仔ウサギと新ゴボウ・新玉葱・茸のアンデュイエット仕立て」
アンデュイエットは牛の腸でソーセージ状にするもので、
基本的には内臓系の料理で使うようだが、野菜が中に入って
いるのは食感として面白い。マスタードオイル風味。
カダイフをまとったマトウ鯛のフリットとブロッコリーの
クーリは丁度半年前に訪れた時に食べたもの。カダイフは
細い小麦粉の春雨状のもので、トルコのお菓子に使うそうだ。
メインはシャラン産の鴨のローストだが、きのこソースが
ルーアン風というあたりでノルマンディの香りっぽい。
デセールまで一気に大騒ぎしながら食べて、下村シェフを
はじめとしてスタッフ一同に大拍手。

【肝硬変への道】
Mumm Cordon Rouge Brut
Chablis 1er Cru Vaillons '04
(Domaine Christian Moreau)
Savigny-Les-Beaune 1er Cru Les Lavieres'03
(Domaine Bouchard Pere & Fils)

【エセアスリートの日課】
スイム 1000m

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芝居で隣に座った元上司

池袋のシアターグリーンに「ビタミン大使ABC」
From A Act Alive以来のつきあいでもあり、ずっと仕事を
ご一緒しているという関係もあり、劇団公演はよく見る。
今夜はビデオプレゼンテーションという名で、宮川賢氏の
独り芝居をはじめて見るので、いつもと違う気合いの入り方
で席に着くが、空いている隣に、何と元ボスの亀淵昭信氏が
やってきて、ライブドア騒動以降はじめて話し込む。
現在は相談役で「芝居も観られるんだよ」と、余裕ができた
ところが伺い知れ、それならば「会社に遊びにおいでよ」と
いわれて「遊びに行ってみようか」と思うのである。
ラジオ番組の新しいプロジェクトを進行中とかで、それを
「なっ、面白そうだろ」とにこやかに語る「カメちゃん」。
まがいもなくリスナーだった時に接し、入社したばかりの頃に
3段階くらい上司の編成局長なのに仕事上で語りかけてくれた
そのままの口調で、上場企業代表取締役当時の近寄りがたい
雰囲気ではなかった。優秀なプロデューサー、そして制作者
なのに人気パーソナリティ。自分がもともと目標にしていた
存在に再会した喜びと、サラリーマンとしての道を捨てて
独立したものの、目標にはまだまだ遠い自分とのギャップに
しばし考え込んでしまった。

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ラジオドラマ復興の裏事情

【ラジオデイズ】

今年度下期ギャラクシー賞ラジオ部門の選考会。
ドラマとドキュメンタリー部門、そして生ワイドと音楽&
エンタテインメント部門にラジオ委員が分かれて出品作を
すべて聴いて、合議制で決定していくのだが、これがなかなか
大変な作業である。ニッポン放送編成部在籍時代には隔月で
全ての番組を「分析」するという作業を部員全員で手分けして
やった経験があるとはいえ、作品としての完成度が高いもの
がたくさん応募されるわけだから、疲れ方が違う。
おかげさまで、年間のトータル出品が100本を超える、
史上最高の年となったのだが、これはボクの力はかけらもなく
ラジオ番組の編集技術の簡便化にあるといえよう。
一時期はドラマ部門の応募が本当に少なく、ラジオドラマは
もう時代遅れだから、部門を統合してしまおうという意見を
真剣に討議したこともあったが、まさにV字回復。とはいえ
ニーズが増えたというより、三谷幸喜監督の「ラヂオの時間」
に見るような、プロデューサーが何週間もスタジオをロック
アウトして、出演者はもとより、音響効果からADまでを
指揮者のごとく操る収録スタイルから、ハードディスクに
バラバラにとりあえずぶち込んで、後から編集するという
スタイルが、ようやく一般的になったからに他ならない。
しかしそれはそれで落とし穴もあり、トラックダウンまでを
パソコン上で行うため、細かいミスに気がつかないという
事がよく起きる。さながらプリントアウトせずに校正して
入力するwebページのようである。そこでは失敗が許されない
という緊張感からくる出演者のグルーヴもそがれるものだ。
とはいえ昔がよかったなんて全く思わないのだが、最終的な
トラックダウンはリアルタイムで作る。これは非常に重要な
気がするのである。

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ココログを利用している理由

【零細馬主で馬券下手】

皐月賞当日の中山競馬場は、有馬記念ともダービーとも違う
緊張感でみなぎっている。武豊騎乗で人気になってしまった、
スタークロスはパドックの気配が、どうも自分好みでなく
来て買ってないと悔しいから程度の馬券勝負。案の定緩んだ
馬場のせいか直線で意外に伸びず4着。自分の気配も芳しく
ないまま、皐月賞までケンをしてパドックに臨む。緊張感を
引き裂く「関口〜。調子に乗ってるんじゃないぞ」との野次で
どっと沸くが、昔の甲子園球場の野次とは違い、ちょっと
受けたことで調子に乗ったか、あとはすべりまくるオヤジ。
アドマイヤムーンはハナから危険な人気馬だと思っていたが
かといってサクラメガワンダーがそれを上回る気配かと
いえばそうでもない。よく見えたのはハミをとってぐいぐい
大回りで歩いていたドリームパスポートのみ。とはいえ
本線に据えるほどの勇気もなく、前日予想の通りにBOXで
参加することに意義がある馬券。こうした無欲がよかったか
的中したものの、今度はもっとちゃんと資金投下すれば、
ビッグマネーが転がり込んだのにと後悔する事しきり。
東京開催で河岸が変っての巻き返しに期待したい。
事務所に戻って仕事を片付けた後、成沢邸
パソコン通信サービスは終了しても、競馬フォーラム時代の
つながりは続いている。考えてみればその当時には、
まさか競馬が仕事になっているとは思わなかった。

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皐月賞大予想

【零細馬主で馬券下手】

前日予想は重馬場を想定で。
切れ味勝負のアドマイヤムーン。2歳から5勝というのは
ハッキリ言ってどうなのだろうか。もちろん武豊騎手が
数々のお手馬から選んだのは事実だが、全幅の信頼は置けない
と考えた方がよさそうだ。2倍台の単勝オッズが、いかにも
押し出された一番人気を物語る。ならばフサイチリシャール。
重の萩Sでの快勝。血統的にも雨は全く問題ないうえに、
好位で最内枠を走れるのは歓迎すべきであろう。相手本線に
前走は出遅れて勝負にならなかったサクラメガワンダー。
アドマイヤムーンを現実的に負かしているのは心強い。
ドリームパスポート、メイショウサムソン、フサイチジャンク
ジャリスコライトあたりに2頭から流してみたい。

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原宿のメキシカン

2月14日がヴァレンタインデー。3月14日がホワイトデー。
そして4月14日はブラックデー。未踏の隣国の韓国では
つきあっている異性がいない同志が集まって、黒いジャー
ジャーメンを食べるのだそう。うーん微妙。
だからというワケではなく、在日メキシコ大使館の広報官
アルベルト・ロペスさんにインタビューする。
東京で一番本格的なメキシコ料理はどこ、と聞いたところ
原宿の「フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ」をご推薦。
その昔クラブDだった地下のレストランは開店当初行ったが
なんかぴんと来なかったものの、「モーレ」を食べないと
話にならないということ。お祝いに食べるチョコレートを
ベースに作ったスパイスソース(甘くないらしい)の一品は
何でもシェフがメキシコ国内で優勝したレシピだとか。
25年前メキシコに行った時には、そんな料理は誰も教えて
くれなかったので、今日の今日まで知らなかった。
送別会で恵比寿の台湾料理「欣来」。

【エセアスリートの日課】
バイク55km

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転がる馬券はスッテンテン

【零細馬主で馬券下手】

サクラウチューオーという馬がいた。ヤマトオー、セカイオー
と境勝太郎調教師で小島太騎手が主戦のシリーズの中で、最も
スケールの大きな名前で、カルトな人気を得た馬である。
強気で鳴らす師が、その馬にも常に「生涯最高の出来」という
進軍ラッパを、高らかに吹きまくっていたのが懐かしい。

打ち合わせ、取材と収録で、六本木と事務所と汐留を往復し、
最後の収録後に、いつもながらに、近所で立ち話をしていた
ラモス瑠偉監督を横目に見て、足早に通り過ぎ、又大門経由で
大井に突撃。飛び込み自殺にならぬよう、じっくり9Rから
参戦し、一番人気の馬単を自信の一点で的中。10Rは元中央
準オープン馬の休養明けが思わぬ人気薄なので、迷わず複勝に
儲かった分だけ賭けると、これまた見事に的中。元手が14倍
になり、いよいよワールドエミネンス登場のパドックである。
パドックは好気合いの上、トモがかつてなく充実。横にいた
社台のSさんと「今までで一番ですね」とささやき合い、敵は
展開のみという結論に達する。馬なのか、自分のコロガシ馬券
なのか、とにかく「生涯最高の出来」という言葉だけが脳裏を
かすめる。競馬場で見かけない大井の友に電話をすると流石に
競馬場には来れなくても、しっかりオフト汐留にいるという。
「きっと3.4倍〜4.2倍のオッズが下がりますよ」と、複勝の
大勝負を宣言。予想通りオッズは2.5倍〜3.2倍に下がり、
レースを迎える。ハナを一番人気の馬に譲ったモノの、2番手
追走でいい感じで直線を迎えるも、アラアラ一杯。その時
サクラ○○オーの三羽烏では最弱だった裏切り者である、
ウチューオーを思い出し、当たれば愛馬の骨折の手術代が
軽く出るはずだった馬券を破り捨てた。推奨していくら購入
したかわからない彼には、怖くてまだ電話をしていない。
ローリングストーンズが来日したせいもあり、コロガシ馬券は
苔もむさない。

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六本の木というレストラン

六本木の「オー・シザーブル」。仏語で「六本の木」という、
まんまの名前の老舗フレンチ。前回からはもう四半世紀も
たつだろうか。「東京いい店、うまい店」くらいしかグルメ本
がない時代に行ったものである。西麻布の「ビストロ・ド・ラ・
シテ」と姉妹店だが、開店時の勝又シェフが「オー・ミラドー」
を開くに当たり、経営が変ったりしつつも、雰囲気は変らない。
とはいえランチにはクスクスのような「羊肉のカレー」の、
ワンプレートもあって、このあたりはさすがに「シテ丼」が
ちょっとしたブームとなっている系列店だなぁ、と思うが、
こちらは敷居のいのか、客は我々一組である。ランチの
コースは、ヤンバル豚三枚肉の脂がカリッとソテーされて、
滋味豊か。付け合わせもしっかりしている。またちゃんと
デザートのワゴンサービスがあって、好きなだけ取り分けて
くれるし、満員の六本木ヒルズ内で、同額のランチの数々を
食べるより充実した時間が過ごせるのにと思う。とはいえ
ここに誰とくるかは問題だ。1時間半まったりと会話が
続かないと間が持たないかもしれないし、ヌーベル・
キュイジーヌ以前のフレンチを知っている人か、パリの
レストランを経験した人でなければ、古くさいと思うかも
知れない。ただし時代が一回りしたのか、年をとったのか
こういう店が落ち着けて心地よいと思う自分がいる。

【エセアスリートの日課】
スイム 1200m

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夜更かしのススメ

バリトンの大貫史朗さんを取材。東京芸大卒。コンクールで
優勝。アルド・プロッティ氏の招きでイタリアに留学。
そして現地でもプロとして活躍し、ヨーロッパと日本で
活動する人なのだが、クラシックの本場で日本人が現地人
と伍していく事の大変さを伺う。演奏家の労働許可の関係で
EU圏で出演できる劇場は、トップクラスのごくわずかと、
近所の映画館やクラブのようなところに限られる。つまり
大半の「会館」には「外国人」は出演できないわけで、
多少上手くても、他をねじ伏せる圧倒的な力がなければ
はい上がれない世界だそうだ。そんな中で、地方講演で
小さな町に出張すると、そこには大物が駆け出しの頃に
訪ねた事を知っている観客がいて、ちゃんとした物差しで
評価してくれるという。ヨーロッパはコンサートも食事も
スタート時間が遅く、真夜中までみんなが楽しんでいる。
日本の「箱モノ文化施設」はおしなべて会館の管理者が
早く帰らないといけないために制約が多いし、レストランも
シンデレラのように午前0時を過ぎてオーダーできる所は
まれである。洋行帰りのシェフに話を聞くとヨーロッパで
店を出すのは体力勝負だし、もう今更できないという。
しかし本当のところは、サービスを提供する側と、受ける
側の双方が、夜が更けるのを忘れて楽しむような余裕が、
高度成長からバブル崩壊を経ても、ないような気もする。
「サービス業の醍醐味は収入にあるのではなく、お客さんに
喜んでもらうこと。だから従業員教育は難しくない」とは
星野リゾートの星野社長に聞いた言葉ではあるが、客は客で
サービスに対して格付けするのではなく、一緒に楽しんで
素直に「ブラボー」と叫ぶ。それが大事なのだと感じた。

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キッスキスで桜散る

【零細馬主で馬券下手】

桜花賞パドックで、増減に一喜一憂。アドマイヤキッスが
馬体を元にもどす-14kg。本命に推したタッチザピークも
減ってはいけないはずなのに-2kg。案の定スタート後に
かかっていって、差し馬のはずが先行争いに参加する。
当然直線では馬ごみにはいってバタバタで、見せ場なし。
これだけスカッとはずれると気持ちがいいものだ。
今週は13日の木曜日に、大井のワールドエミネンス。
そして16日の日曜日には中山のスタークロスが出走。
本来は9日に出走予定だったところ、武豊騎手が騎乗できる
とわかって、1週伸ばしたという。管理する小檜山調教師は
地方の腕っぷしの強いジョッキーを起用することが多いが、
たまには武騎手にも依頼する。その際は馬に「武さんが乗る
からね」と追い切り後にささやくそうだ。とにかく今回は
確勝を期していることだけは間違いない。

鷹番の「大鴻運天天酒楼」。六本木の姉妹店の話をしていた
ところ、家族からのリクエストで、本当に久々の訪問。
すると六本木の「WANJAHUI」でメートルをやっていた
男性が玄関でいきなりごあいさつ。「ヘルプに来てるんです」
とはさすがに姉妹店。1週間に2回この人に合うとは想定外。
時間が止まった、というよりも、いい意味で変らない店だが、
香港風の点心の数々や「すり身とアスパラなどがはいった揚げ
春巻」など、「せっかくだから六本木にはないメニュー」を
チョイスしてもらい、「ココナッツと小豆のプリン」や「蓮
の実餡入りの万頭」などのデザートまで堪能。美人マダムの
アーティーさんは、結局現れなかったが、最近は香港の方が
良く行っているとはいえ、たまには来ないとね。

【肝硬変への道】
Reiguac '99(ボルドー)
スムーズなボルドー。ロバートパーカーが高得点をつけた
というが、それにしては飲みやすい。

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桜花賞大予想

【零細馬主で馬券下手】

外枠不利の阪神1600m。4〜5馬身は違うともいわれるが、
先行馬がガンガンやり合う桜花賞に限っては、この格言は
当てはまらない。ましてや先行馬が内枠に揃った今回は、
外枠の差し馬が有利。去年のラインクラフトも8枠だった。
とはいえ本命はあてにならないフサイチリシャールじゃない。
あえてタッチザピークを見直す。このメンバーを見渡して
新馬、500万を連勝したのはこの馬とテイエムプリキュア、
そしてエイシンアモーレの3頭だけ。だから大混戦なのだが
裏をかえせばそれだけ能力が高いと見てよいだろう。前走は
体重減のうえ、もまれてレースにならなかったが、この大外は
密かに陣営がガッツポーズに違いない。団子状態のメンバーで
アドマイヤキッスと変らないほどの人気だった素質馬が、
本番でいよいよ開花する。相手は人気のテイエムプリキュア、
アドマイヤキッス、シェルズレイ、フサイチパンドラの関西馬。
関東馬ではダイワパッション、コイウタ。気になる人気薄を
もう一頭入れるなら、アサヒライジングとウインシンシアまで。
馬単流しを軸にして、馬連を押えに。お祭りだから1頭マルチ
の3連単も100円ずつ買ってみよう。

【肝硬変への道】
Emilio Primo '04(トスカーナ)
次のスーパータスカン候補とウワサのIGT。こんなものが
出てくるところが、イタリアの面白いところだ。

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早朝4時の200up

【ラジオデイズ】
新番組がスタートするので、初回の完パケ作業中。
正直なところ修正がいろいろと入ったために、当初の構想とは
若干違う「無理」も出てきているが、久々にかなり気合いが
入った「作品」といえる番組になりそうだ。ギャラクシー賞
ラジオ部門の委員長も今期で任期満了なので、心置きなく出品
しようかと思う。というのは冗談だが、久々に自分が聞きたい
番組なのである。「無理」の部分は今回急遽自分が、ドラマ
出演することになった事。以前この番組のスタイルとちょっと
似たものを制作した時、CMに自分が出演。ところが数回その
CMが流れたところで、諸事情で番組がサス(CM抜き)に変更。
番組の評判は良かったものの、半年で終了という憂き目に
あったので、できれば自らの出演だけは避けたかったのだが、
今回はCMじゃないから、まっいいか。まるで巨匠小林秀雄が、
大学受験の前に「マズルカ」を聞いていて、「拙る」ではなく
「拙るか?」疑問形だったから合格した、みたいな言い訳だけど。
とにかく可能性が膨らむ企画である事は確かである。

で、深夜3時に作業を終え、スタッフを車で送る。住まいの
向かいは24時間営業のボウリング場の「Round One」。
大阪が本社で急拡大のフランチャイズで、注目していた
ので、精神的な興奮を冷ますために2ゲームだけ投げる。
「元気ですね」とあきれるスタッフを尻目に、乗り込むその
ボウリング場は、ボウリング場としては意外と普通だった。
当然ハウスボールで一人で投げる。こんな時間にどんな
奴がボウリングをするのかと、キョロキョロしながらプレイ。
どうも投球が左に流れると思ったら、アプローチにある
丸いスパット(立ち位置の目印)の数が多いのだ。
通常関東は5つが2列だが、関西ではときどき7つが2列
あるボウリング場が存在する。例えば尼崎浜田車庫前の
ボウル阪神とかがそうだった。四半世紀ぶりにスパットの
数が多いレーンに慣れると、遅いレーンのおかげで、
1ゲーム目後半からストライク連発。若い団体客が帰りに
立ち止まり、ボクのプレイの観戦状態に入られてしまう。
2ゲームの出だしからターキー。「300点だ」という声も
出るが、マイボール、マイシューズじゃないこともあり、
コントロールが難しく、4フレームめでギャラリーは解散。
それでも201で、自分なりに納得したが、いかんせん
このボウリング場で一番怪しい客は、午前3時44分に
ゲームを開始して、4時2分までの18分間に2ゲーム
やって帰った、自分自身に他ならないであろう。

【肝硬変への道】
さつま焼酎「寿」

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WANJAHUIと際コーポ

生放送と新番組収録を終えて、中途半端な時間に雨の中六本木。
ランチの頼みの綱のボンムッシュが、休みだったので、
その近くにある中華料理の「萬家ふい(火偏に會)」に行く。
ランチだけど、メインの一皿のほか小皿と杏仁豆腐と餃子、
それにザーサイと高菜がドンと出てきた。食べでのある料理、
愛想のなさ、そして料理にかかっている餡の感じがどこかに
似てると思ったら、レジに「大鴻運天天酒楼」のショップ・
カードが。ここも「紅虎餃子房」でおなじみで都内を席巻する
際コーポレーションなのね、と思ったのだが、「ふい」の字を
求めて検索してもヒットせず、いろいろ調べるうちに、食の
コンツェルンとして、中華のみではなくて更なる発展をとげた
際コーポレーションのホームページには「大鴻運天天酒楼」も
この店も記載がないことを発見。あれっ。たしか際コーポの
発祥の店じゃなかったのかしらん。と思っているうちに、
鷹番の交差点のあの店にも、しばらく行っていないから、急に
行きたくなってしまった。

【肝硬変への道】
Bourgogne Passe-Tout-Grain’02
ロベール・アルヌーの残り最後の一本

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ナポリピザの立地研究

荻窪の「Pizzeria da Giovannni 」。南口の線路沿いにある
アメックスの並びのこの店は、以前居酒屋「十一」に行く
途中に発見し、覗いてみたら石窯があって、期待しつつ
今度こそはと思ったピッツェリアである。貧乏性なのか、
宅配ピザは絶対的な値段がどうも高い気がして、特に家では
まるで頼む気がしない。とはいえ「サヴォイ」「パルテノペ」
「イルペンティート」「アルソリポスト」の近くに住んでいる
ワケじゃないから、持ち帰りにするにもちと難しい。
高井戸のスポーツクラブの中に、わが家で「バベーネ」と
呼び親しまれていた「ラ・ヴォーリア・アラ・マッタ」が
(店員が注文を受けると「バベーネ」と唱和したのだ)
あった頃は、よく家族で行列したりテイクアウトしたもの
だが、それ以来普段着のピッツェリアはすっかりご無沙汰だ。
アンティパスト類はちょっと弱い気がするし「ローマの休日」
が流れているのがご愛嬌と思えれば、肝心のピッツァは
もちろん、ワインも含めて鄙に稀なコストパフォーマンス。
徒歩圏内にこんな店ができて欲しいものだ。いずれにせよ、
ビッツェリアは微妙に不便な場所の方がいい。

【肝硬変への道】
カラフェ入りのフリッツァンテ(微発泡)の赤がピザにあう

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四月馬鹿になれなくて…

エイプリール・フールだからというわけでもないが、今日は
プールが休みでエセアスリートは不完全燃焼。改編期だけに
睡眠も食事も不規則この上ないが、腹が減っては戦ができぬで、
ついつい食欲も爆発してしまう。東京新聞は、毎年見開きで
エイプリール・フールの記事を中面に作っている。何でも
読者からはお叱りがかなり来るそうだ。BBCがその昔に
「ビッグベンをデジタル化するので針を売る」という放送を
やったところ、最初に問い合わせをしたのが日本人だった
という伝説を思い出す。遊びのない、というのは余裕のない
に通じるのだが、それじゃいかんなぁ、と思いつつも、
この時期は本当に余裕がない。特に今年は家族を煙に巻く
暇すらなかった。反省。

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