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第43回ギャラクシー賞贈賞式

【ラジオデイズ】

第43回ギャラクシー賞贈賞式が行なわれた。今年もラジオ
委員長として、審査講評と大賞発表の大役を仰せつかった
わけだが、去年の大緊張とはうってかわってちゃんと出来た。
天海祐希、長瀬智也などのゲストがあつたこともあるが、
50を越す報道陣が押しかけ、メディアにも大層取り上げられ
華々しい催しになったのは嬉しい限り。とはいえ日常の番組を
大切にして、よりよい放送文化に貢献するという基本を忘れず
制作者に賞を贈るという姿勢は変らないものである。
ラジオ部門の優秀作品はいずれも市井の人々にスポットを
あてたもので、それが原爆小頭症という難病であったり、
歌劇団であったり、いやいや戦争に参加した初年兵だったり、
吉祥寺の「いせや」の主人だったりするわけである。結局
今どきのラジオで、テレビとおんなじ話を聞かされたところで
面白いはずもなく、かといって20年前の菊池桃子や松田聖子
のように、出演するだけでレーティングが稼げる「数字」を
持ったタレントなどそうそういない。だったらラジオは隣に
住んでいる人だけれど、とても面白く元気に生きている人が
とりあげられて、自分も元気になれる、そんなメディアで
あり続けるべきではないだろうか。そんなことでラジオ部門の
大賞となった「伊集院光 日曜の秘密基地」のレーティング
企画は「どこの誰かは知らないけれど、話してみたらスゲー
人スペシャル」という、ラジオの生番組のあるべき姿を示唆
してくれた。もちろんテレビ番組で、ドキュメンタリーに
仕立て上げる事も可能だが、登場したゲストたちのトークは
素人だからゆえの秀逸なものであった。

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