京橋のクロアチアン
京橋のクロアチア料理「ドブロ」。サッカーW杯の対戦相手の
料理を食い倒そうという企画で訪れたのだが、食べたものは
「サルマ」と呼ばれるいわゆるロールキャベツ。マッシュ・
ポテトとまぜまぜにして、形を崩して食べるそうだ。3週間
塩漬けにしてあるキャベツが、えもいえぬ深みを醸し出し、
いかにも酒がすすみそうな味わいである。ロールキャベツと
いえば、子供の頃に高級感漂う一品として高度成長の日本で
ちょっとしたブームだったような記憶があるが、料理自慢で
「舶来好き」のお母さんがいる、クラスでも可愛いと評判の
女子の家で出てきたような気がする。あの当時はなぜか洋食
といえば、ケチャップなどちょっと甘みのある仕立てで、
それがよかったようなのだが、今となってはハンバーグを
キャベツに巻いただけ、と定食屋か弁当のメニューぐらいに
軽視されているかも知れない。定かではないがユダヤ人の
食べ物が起源とか聞いたことがあるけれど、そういった意味
ではクロアチアの名物というのも頷ける。特徴としては米が
少しだが使われていることで、これこそが洋食との違い。
高級食材ばかり食べ尽くして、こういう素朴な郷土料理の
評価は、こうした機会がないとなかなかできないかも。
それにしても一斉にメディアが訪れているよう。首都圏の
テレビラジオでこの店の話題に耳目が集まることになろう。
【エセアスリートの日課】
バイク 35km
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