典型的洋食屋のビーフカツ
ゴルフコンペのため矢板のロペクラブ。
51+53=104という、本当に変わり映えしないスコア。
ゴルフ歴25年とはいえ、練習しないんだから仕方がない。
ただしアイアンの飛距離が2クラブ伸びているのが不思議。
コンペ終りで、翌日の福島競馬場に向かうため北上。
七夕賞はいつも土湯やら、飯坂にいくのだが、寄り道して
熱塩温泉で投宿して、米沢まわりで行くことにする。
夕食は会津若松の「左雨(さっさ)」。カウンター5席と小上がり
で、歴史がにじむ、というよりも時が止まったような作りの店。
ステーキやトンカツなんかもあるのだが、もちろんビフカツ。
ディープフライじゃなくて、パンフライでバターとラードで
あげていくが、150gのA4等級の雰囲気のサシの入った
薄切りの肉。ちょうど「カツレツ・ミラネーゼ」という面持ちで、
つけあわせの野菜、肉にかける特製グレービーソースなど
出来合いではなく、ひとつひとつ素材から作り上げていくのを
見るのは最高のアペタイザーだ。野菜サラダもレタスとトマト
缶詰めのアスパラ、クレソン、セロリという洋食屋の定番。
食事セットのみそ汁ですら、ダシから作り上げていく。
昔ながらのナポリタンが静かなブームなんだそうだが、まさに
子供の頃、ごほうびに食べたステーキ屋のカツレツ。肉の
レアさかげんを堪能して、醤油とソースの交互で皿のライス
をぱくつく。聞けば繁殖、育成、肥育、出荷など、あちこちを
経由して出荷されるシステムに疑問を持ち、質を重視して
敢えてブランドにこだわらないのだとか。「会津塩川牛」が
本当はいいんだけれど、なかなか入らなくて…。という正直な
姿勢に心打たれた。ただアメリカの1ポンドのステーキと
同じくらい満腹感を感じ同じぐらいの値段だが、同じ牛肉とは
いえ、まったく別の料理であり、まごうことなき日本食である。
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