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年に一度のサルキッチン

1年ぶりに東中野のフレンチの穴場「サルキッチン」。
夏の定番、赤ピーマンのムースとトマトのコンソメは
9月になったためかもうメニューにはなく、ポロネギを
主体としたヴィシソワーズをかわりに頼むがこれ絶品。
セップ茸をソテーした前菜もまた、きのこだけで一皿
成立するだけのソースが、まがいもないフレンチ。
羊背肉の30分焼き、というその30分というところに
魅かれてメインに指名。分厚いポーションに30分という
火が通った経過が、外から内に段階的に楽しめて、
焼き物の奥深さを感じる。いやはや「肉を食べた」と、
量だけではなく、質も堪能できる料理で、これを自分で
やるならば、3ヶ月毎日失敗してようやく一度できるか
どうかであろう。外食の基本は「自分で作れる情報」か、
「自分では出来ない技術」を五感で味わうことだが、
ご夫婦でまわしておられるここのような店では、
ゆったりと次の皿を待つための会話が弾む同伴者の存在
は欠かせない。フランスのレストランのように、気が
ついたら4時間経過しているかどうか。間を持たせる
のではなく、長ッ尻かどうか…。きっと常に食事中
テレビがついて、全員が見ているという環境で育った
ならば、会話だけで数時間は難しいだろうという結論に
いたった。スローフードは食べ物だけではなく環境だ。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km

【肝硬変への道】
あまりに会話に集中してメモし忘れ。
果実味のしっかりとしたラングドック・ルーション

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