球場の仇をドームで討つ
マドンナの東京ドーム公演。初来日の’87年6月20日、
後楽園スタヂアムが雨で中止で返還という(公演開始時
に傘は必要なかったので、ちょっとした暴動騒ぎもあった)
こともあり、全てのアルバムを持っているのに、一度も
ライヴを見た事がないアーティストである。48歳恐るべし。
山口百恵と学年が同じだ。彼女が引退し「時代と寝た」とか
「菩薩」だとあがめられていた頃に、デビュー前の最も辛い
下積みのキャリア時代。デビューしても「聖母マリア」を
意味する名前のせいか、エキセントリックな行動のせいか、
賛否両論。実際に1度だけSAY HELLOしたことはあるが、
不思議な雰囲気の人、という印象だったし、インタビューを
した事のある湯川れい子さんも、「本心がどこにあるのか、
わからない」と仰っていたくらい、ミステリアスな人である。
コンサートの演出は今日がファイナルであり、去年末の
スタジオコーストでの来日、欧州ツアーなどで大体内容が
わかっていたとはいえ、ナマで見るのは全く違う。ドームは
音がイマイチだし、MCは聞こえづらいし、あまり好きじゃ
ないけれど、それを補ってあまりあるエンターテインメントに
およそ2時間が、あっという間に過ぎていった。個人的には
Like a virginのバックに流れた、英グランドナショナルを
はじめとする、落馬シーンの数々の映像が、自身の昨夏の
落馬体験を逆手にとっていて、ツボにはまりまくり。
客層は女性多数だが、先日のビヨンセのような「Cancam」
読者ではない。年齢層は幅広く、身体のラインを隠さない
服装で、踊る姿もクラバー風でないところを見て、はたと
気がついたのが、インストラクター。つまり「月刊フィット
ネスジャーナル」読者が、中心ではないかと思われる。
席が完売していなくて、当日券売り場まであったのには、
ちょっとびっくり。メッセージ性が強く、カリスマティックな
雰囲気は日本人にはなじまないかも知れないが、イベントと
して、ギョーカイ人必見ではあるのになぁ…。
【エセアスリートの日課】
バイク 20km
【肝硬変への道】
Costieres de nime ‘03(ラングドック)
レオヴィルラスカーズのディロン家所有の畑のもの。
「煮込みやなりた」で洋梨と鴨のポワレにあわせる
Comments
うわ、当日券あったんですかー・・・
行けばよかったです(^_^;)
うー、残念。
しかしドームの音響は本当に酷いですよね。
ライブでも野球でも、いつも後頭部がジンジンしてきちゃいます。
もうちょっと「音」に対して考えた大きいハコが欲しいですね。
Posted by: ぼうしゃ | September 22, 2006 07:01 PM
どうせマドンナだから完売、なんていう諦めがあったのかも知れません。
ダフ屋もいなかったし…。ごっそり数列空席が集中しているエリアが
あったりして、ちょっとびっくりでした。ぼうしゃさんが行きたそうに
していたのは、ブログで拝見したんですが、それを見たのが時既に遅し
という、きのうの夕方のライヴに出かけるという時間帯だったもので。
Posted by: 入江たのし | September 22, 2006 08:40 PM