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テレビCM崩壊

【ラジオデイズ】

必要があって「テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めた
マーケティング2.0」を読了。長くまたセンセーショナルな
タイトルではあるが、なんとなーく感じていたメディアとの
接触の行動様式をつづった、という以上の何ものでもない。
ナショナルワイドで、しかも大掛かりなプロモーションに
おいてテレビCMだけが独占していた時代が終わった、という
ことなのだが、ラジオ側からいわせてもらえば、そんなのは
ハナから承知のこと。全国規模のスポンサーであっても、
ローカルでの展開を中心に、イベントやキャンペーンなどと
複合的なプランを出していくのが、ラジオの生き残りだったし、
ローカルクライアントと共生する、というのも大きな課題。
だからラジオに全く広告を打たない、興味もない、という
クライアントは沢山あるし、それが当然だと考えてきた。
それはラジオが「マス」のメディアでなくなってから久しい
からで、テレビが「マス」であるという幻想に惑わされると
この本の主張するところにおびえなければならないだろう。
メディア論というよりも、消費者論という観点で、アメリカの
マーケティングを学習するには非常によいが、何かのヒントが
ここにあるかどうかは、メディアの営業部門や、広告会社の
スタッフ、クライアントの宣伝担当の意識次第。これを読んで
びっくりしているようでは、お話にならない。
ちょっと中味が読めるなんていう試みは面白い。

【肝硬変への道】

十九 特別純米生(長野)

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