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ソフト産業の興亡

【ラジオデイズ】

放送批評懇談会の年内最後の理事会と忘年会。選奨部門から
今年の上期の応募作品に関して、その数が去年よりも少ない
という報告がある。芸術祭の参加番組も減ったという背景も
あるので、一概にギャラクシー賞への信頼云々という話では
なさそうだが、ラジオ番組を「作品」として成立させようと
いう放送局側の動きが減っている、とすれば残念だ。
もちろんラジオ放送は通常の生ワイド番組が圧倒的な比率を
占めていて、まずそれらが評価されるべき、という信念は
変わらない。だが「作品」を制作するという、ある種「余力」
を要求される行為がなくなるは、底力を失うことでもある。
個人が情報を発信するという現在で、このままでは、ラジオが
消滅するのでは、という辛口の意見を持つ選奨委員と、政府の
ソフトに関する審議会の裏話について、あれこれ話を聞く。
タウンミーティングではないが、あらかじめ落とし所を設定し
それに合わせてメンツを集めるという愚行。官僚のソフトに
関する勉強不足が露呈されるばかりの討議。いやはや
「美しい国」への道のりは遠い。

【肝硬変への道】
 
越の景虎 純米吟醸(新潟)

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