« January 2007 | Main | March 2007 »

February 2007

パンクな日々

久々に自転車がパンクした。1年以上たつけれども、
パンク修理にもなれて、サッサとチューブを直して空気を
詰めてスタートしたところ、行き先でまた空気が少ない状態。
いろいろと探してもわからないので、「なるしまフレンド」で
見てもらうと、どうやらホチキスが微妙に刺さっているのが
原因と判明する。ちゃんとタイヤ側を触ってみたけれど、
わからなかったくらい微妙な刺さり方で、丸二日この騒ぎに
翻弄される。あたり前だが空気が抜けるには必ず原因がある。
チューブの内側ならリムサイドに、外側ならタイヤを貫通する
突起物を見逃さない事。これしか解決法はない。

【エセアスリートの日課】
バイク 10km

| | Comments (0) | TrackBack (0)

中央アジアはエスニックか!?

念願の東中野「パオ」。
昼ばかり6回訪れて、ランチにありついたのは2度だけ。
つまり臨時休業などに運悪くぶちあたっていたわけである。
先月行ってみたら「ランチは和食になる予定です」という
貼り紙がしてあり、カバブにありつくためには、夜こないと
いけない事が発覚し再来。でカラヒィやらも食す。中近東には
行った事がないので、現地の味とは全く比較できないが、
本格的な匂いがするこの店。カウンターもあってふらりと
立ち寄れる雰囲気で、近くにあったら入り浸るだろうなと
思わせる風情だ。塩梅とはよく言ったもので、クセのある
酒にもぴったりな塩加減の焼き物と、鉄鍋料理の数々。
香菜なんかも効いていて、どれも独特の仕立てである。
決して色味がきれいではないし、きっと子供の頃は食べられ
なかったようなものばかりだが、禁断症状の出るような
この店にはまた訪れる事になるだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

着外ものかわ

【零細馬主で馬券下手】

オベリスクライトのレース観戦のためさくっと大井競馬場。
追い切りが工事の影響で予定通りできなかったことも
あって軽めだったし、先行馬の外枠ということでどんな
レースをするか見学程度だったのだが、果たして12着。
馬場改修がなされ、スパイラルカーブになったとはいえ、
1400mの外枠不利が解消されるわけでもなく、むしろ砂が
深くなった事で、稍重にも関わらず時計がかかる馬場という
印象である。はく離骨折の後も足もとに問題はなく、また
骨もしっかり固まってきたし、競走後もケロリとして、
脚に熱を持ったり、もやもやすることがない、という風に
聞いたのは何より。負荷をかけた調教を本格的にやって
いこうという話になり、惨敗だったけれど、砂を被った
レースを経験する時もまた必要という事だろう。
ゆくゆくは長い距離でも大丈夫という調教師の言葉を
信じて、暖い競馬場を後にする。

【肝硬変への道】
 Sancerre Andre Vantan'04
Coteaux du Languedoc'04
醸し人久平次(愛知)
下高井戸の「おふろ」で閉店まで。おしゃれに飲んだが
やっぱりガッツリ飲みたい気分だったのでウチに帰って
Swanson Merlot'99(ナパ)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

アザブへGO

【ラジオデイズ】

西麻布の「レッドシューズ」のモンちゃんこと、門野さんの
インタビュー。バブル絶頂期に入った彼と、霞町の今昔の
話で盛り上がる。「オリーブ」創刊の82年、その編集部で
仕事をしていたボクは、少し彼よりも古くから足を運んで
いるのだが、お客の側から見たお店と、カウンターの中から
見た世界という正反対の立場で話をして、とても面白かった。
霞町に通うようになったきっかけは、歌舞伎町女子中学生
殺人事件の余波で、六本木のディスコの入場や営業がやたらと
厳しくなって、遊び人達が「カフェバー」「クラブ」へと
逃げていったまさに82年の夏の事である。門野さんはまさに
「バブルへGO」の時代だが、ボクはまさに映画作りにも参加
させてもらった「波の数だけ抱きしめて」の時代の話。
スティービー・ワンダーのバックバンドがやって来ますよ
と誘われたが、大変残念な事にもろもろで行けず。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

あるラジオ番組で

【ラジオデイズ】

曽野綾子さんがゲストに出演している番組をたまたま聴く。
発展途上国では、公務員に対してちゃんと給料が支払われず、
それが国家としてのモラル低下を生む、という趣旨の発言に
なるほどと思いながら聴きすすめていく。しかし日本で
今問題になっている「ワーキング・プア」は、アフリカの
実態とはあまりにかけ離れていて、日本人はプアでも何でも
ない、という趣旨の発言も飛び出て首をひねった。たしかに
一人当たりの国民総生産のケタが違うので、プアという言葉を
どう定義するかで、そうした比喩を使う事は可能だ。しかし
問題は「富の分配の不公平」であって、根源は同じはずである。
子供の頃「どんどん頭が良くなる本(?)」という、早い話が
とんちの本に「ここにある棒に全くさわらないで短くするには
どうすればいいでしょう」という設問があった。その答えは
「この棒よりも長い棒を持ってくる」とされ、注釈で「大人に
なるとこういう考え方は大事です」とあったのだが、まさに
それを読んだ時の気分だった。もちろん作家として話されて
いるぶんには聞き流せるのだが、社団法人内外情勢調査会
の理事であるわけで、その立場からの発言をうなずきながら
スルーしていた聞き手にはちょっとがっかりした。

【エセアスリートの日課】
バイク 10km

【肝硬変への道】
 
Ch. TALBOT‘01(ボルドー)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

安勝バッカス

【零細馬主で馬券下手】

今年最初のG1のフェブラリーS。
東京競馬場は予想よりも降雨量が多くて雨が止んでも不良。
競馬関係者にはよく会うものの、スタンドは気持ち少なめだ。
当日のダートは逃げ残りの決着が多く、ひょっとしたら
メイショウボーラーの不良馬場での逃げ切り以来のことが
起きるかもと思いつつも、騎手の心理まで考えると全く
予想不能なので、一応前日の予想通りに馬券を買うことに。
事前の考え通りアジュディミツオーは行き脚がつかず、
シーキングザベストは揉まれない形で好位にとりつくも
直線で一杯。本質的にマイルは長いようだ。とはいえ
ブルーコンコルドも直線よれながらの2着。勝つかと
思うほどのパドックの気合い乗りだったのだが、やはり
東京競馬場が苦手としか言いようがない。サンライズ
バッカスはなんともアテにならないが、嵌まったとしか
言いようがない。とはいえ次走信頼に足るかどうかは
疑問である。シーキングザダイヤはよく見えなかったし、
メイショウトウコンはまだまだという感じ。とにかく
ドバイとの関連性が感じられる結果とは思えなかった。
それにしても安勝の勢いは凄い。中央移籍以来の
G1での 単勝回収率は170%を超えるという。

今週は大井のワールドエミネンスが火曜日のゴールデン
ステッキ賞に挑戦。大井1800mの持ち時計はメンバー中
1位でもあるので、内枠を活かしてうまく先行して自分の
形に持っていければ好戦は可能だ。
木曜日のオベリスクライトは3Rか4Rで、1400mか、初の
マイルかになるのだが、相手次第だけれども、息を入れて
差す競馬をしっかり覚えて欲しい気もする。

【肝硬変への道】
 
〆張鶴 大吟醸 金ラベル(新潟)

| | Comments (4) | TrackBack (2)

フェブラリーS大予想

【零細馬主で馬券下手】

今年最初のG1のフェブラリーS。
東京競馬場のダートのマイルは、コース適性がモノを言う。
しかも雨が降って、馬場が締ったことになるだろうから、
ここではスピードがあって、なおかつ東京ダートと重馬場
に実績があり、時計の裏付けがあることを重視したい。
本命はシーキングザベスト。昨秋の武蔵野Sの時計と
勝ち方は優秀で、信頼度ではこの馬が一番と考える。
相手は勝ちきれなくてもシーキングザダイヤ、サンライズ
バッカス、メイショウトウコンまで。今年浮いている分を
これらの馬連に勝負する。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

なぜかジム・クロウチ

先週末に飲んだワインのRELOYからの連想で、すっかりマイ
ブームになった「ジム・クロウチ」。73年に飛行機事故で
亡くなってから、過去の人となっていたのだが、急に彼の
名前を冠した「Croce’s」というレストランがサンディエゴ
に存在するという事をコメントで知り、未亡人がオーナー
として繁盛させているという事実をつきとめる。日本語で
検索しても、このテの話はなかなか発見できないが、やはり
英語で検索してみるとゾロゾロ出てくるのである。手軽に
検索してわかった気になってはいけない、と自らを戒めつつ、
この店のスペシャリテやライヴ・レストランとしての魅力を
発見して非常に面白かった。来客と話し込んでいて、最近は
郊外のレストランなどで、アコースティック・ライヴをやる
店が増えてきた、という話になり、それならウェディング系の
レストランでパーティが入らなくて遊んでいる平日とかに、
安いプリフィックスとライヴをやればよいのにと盛り上がる。
最低限のPAや照明があり、ゆったりと過ごせるのではと思う。
しかし最大のネックは、シェフにお金をかけるほど、音楽と
その目利きが出来るスタッフにはお金をかけないことだろう。
音楽を趣味のように思う人も多いが、ライヴ・ハウスは大変だ。
盛り上がった「日清パワーステーション」は、まさに時代を
先取りしていたと思うのだが、料理のメニューと音楽性は
かい離していたように思う。ちなみにジム・クロウチの
レストランは、お土産に彼のレア録音CDや息子のA.J.Croce
の音源などもあって、妻イングリッドの肝っ玉母さんぶりが
微笑ましい。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

呼び間違えと新聞報道

安倍首相が「宮本」巡査部長の殉職にあたって、その本人の
名前を「ミヤケ」と間違えたという。よりによってそこを
間違えるか、という論調のコラムを新聞で読んだ。たしかに
「都」はるみさんを「ミソラ」と紅白で呼び間違えて、結果
退職した生方アナみたいな例もあるし、失礼だといえば
失礼なのだが、居酒屋の会話ならともかく、新聞の1面の
コラムに載せるというのは、大人げないという気がする。
たまたま見た過去の「NHKアーカイヴ」で、1968年に
川端康成がノーベル賞を受賞した直後に収録した、
三島由紀夫と伊藤整との鼎談を見たのだが、あろうことか
進行役の伊藤整が、三島由紀夫を「三浦くん」と
呼び間違えていた。きっとそんなに問題にはならなかった
おおらかな時代を感じるのだが、言葉が商売である人々の
名前の呼び違い。悪意はないのに目くじらを立てる風潮は
ここのところひどくなってきたような気がする。
さんざん失言を繰り返しておきながら「もっと大事な事を
新聞は伝えるべき」と開き直ってきた、ベルギーの国家予算と
同じだけの予算を管理する首長に対しては、腰がひけていた
新聞は、支持率が落ちはじめてきた総理には総攻撃。
「もっと大事な事を新聞は伝えるべき」という言葉は、
このような時のためにあるのではないだろうか。

【肝硬変への道】

Ch. TALBOT‘01(ボルドー)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

単勝130円の馬券は買うべからず

オーシャンエイプスが凄いという噂でこの1週間もちきり。
「情報信ずべし、また信ずるべからず」を、座右の銘とする
からには、どちらか迷ったのだが、デビュー勝ちの後に重賞
勝ちというパターンが殆どないことや、単勝の1.3倍の
オッズを見て、信じないことにした。一応番組予想では、
データから「ナムラマースとアサクサキングス」を足して
おいたからよかったものの、大勝負をしていたら危うく
溶かしてしまうところだった。だいたい的中率が66.6%
であれば、単勝でも複勝でも150円以下の馬券は買っては
いけない。的中率50%なら200円以下は手出し無用。
計算すれば小学生でもわかることなのだが、なかなか我慢
できないのが馬券下手。この鉄則だけは自動的に守ることで
回収率は大幅に向上する。来たらゴメンナサイだし、向こうを
張って穴馬券をゲットしたら丸もうけ。しかし2番人気と
3番人気で馬連850円を1点で買えるほどの自信もなかった。
今年初のG1に向け今のところプラス決算だからよしとする。

【肝硬変への道】
 
Ch. De Micouleau‘05(ボルドー)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Time In A Bottle

阿佐ケ谷の「バードランド」。ここが再開店して2年あまり
銀座の本店には全く行かずに、もっぱらこっちばかりだが、
相変わらずワインが安いのにはびっくりさせられる。
今日は「ボンジリ」がないということで、その根元の「ペタ」
とか、モモの付け根の「ソリ」とかも頼んでみる。
「ソリ」はフランス語の「ソリレス」が由来とか。こういう
「肉」の部位の区切り方は、国によって微妙かつ大胆に違い
一度ちゃんと習得しようと思いつつも、馬体の細部の名前と
同じように、いつまでたっても覚えられない。そして
こういう希少な部位を頼むと、いかにも「通」っぽいが、
きっちりと下ごしらえされ、火の通しも絶妙だから、クセも
あまりなくてさすが。吉田牧場のカマンベールを炙りは、
とろけ具合を出す技を若い衆に教えているところを見て、
なるほどと学習。実際にやってみるのとは全く違うのは百も
承知だが、本当に焼き物は奥が深い。なんだかんだで、結局
親子丼までペロリと平らげる。昔みたいに「親子丼のみの方は
お断りします」という張り紙がなくなったところが、店が
成熟した証だ。

【肝硬変への道】
 
Bourgogne Rouge Leroy‘98
フランス語ではルロワで有名な夫人を指すのだが、初めて
英語読みしてみたらルロイとなることを発見。アタマの中で
Jim Croceのヒット「ルロイ・ブラウンは悪い奴」が延々
リフレインされる。全米No1に輝いてすぐに飛行機事故で
亡くなったのだっけ。あれから33年…。合掌。

| | Comments (5) | TrackBack (0)

プチ引っ越しほぼ完了

弊社ホームページのデザインをやっていただいている人が、
プロデュースしているテーブルがようやく事務所に到着。
去年の表参道ヒルズのオープンの時から、ここのテーブルを
入れたいなぁ、と思っていたのが、事務所の模様替えで
実現した。作業台としても使えるし、もちろんそのままでも
美しい、というものである。オフィスがなかなか片づかない
というのは、家具のデザインのせいもあるだろうと思う。
機能優先ということでは、結局モノが次々と占領してしまう
ワケだし、デザイン優先だと、とても使いにくかったりする。
とはいえこの業界の「おもちゃ箱をひっくり返したような」
ところが居心地のよさでもある自分にとって、一体いつまで
テーブルの上を整理したままにできるのか。疑問ではあるが。

【肝硬変への道】

Ch. TALBOT‘01(ボルドー)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

競馬に勝って勝負に負けた

【零細馬主で馬券下手】

久々に完ぺきな予想と自信満々だった共同通信杯。
ニュービギニングは前走のホープフルSの時計の平凡さと
上がり3ハロンの切れ味のなさから無印。フサイチホウオー
の現時点での完成度が上位。相手はフライングアップルか
東京替わりが怖いダイレクトキャッチと予想。府中の芝には
お金が埋まっている、とまで断言していたにも関わらず、
フタを開けてみれば、フライングアップルとの馬連は意外と
オッズがつかない。馬券的に押えにまわせないと方向転換、
より堅いところでフライングアップルとの一点勝負に。
結果はご存知の通りで、見事1着3着。まあ先日は
間違って買った馬券が当たったから、コレでチャラです。

【肝硬変への道】

Ch. Talbot‘01(ボルドー)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

イキな節分

太巻き寿司の「恵方巻」が世の中を席巻している。
方位磁石とセットで売っているコンビニもあって、商魂逞しい
限りだが、この起源が「大阪」という事には、どうも納得
しがたいのだ。大阪市内で生まれて、寿司には非常に近い
環境で過ごしたにも関わらず、「恵方巻」は知らなかった。
しかも「船場」が発祥という説もあるようだが、少なくとも
そうした風習は、「船場」筋の知人から聞いた事がない。
大昔にやっていて、最近リバイバルしたなどという怪しげな
解説まであって、それってどうよ、と思うことばかり。
帰宅途中のデパ地下では、半額セールをやっていたが、
叩き売られている「縁起物」というのは気が進まなかった。
非常に狭い大阪の旦那衆の花街でのお遊びが、家族揃って
などという「風習」に化けてしまったのが真相のようだ。
イワシの頭も信心だけれども、流行だからといって、子供が
「都々逸」を唄ったり「カッポレ」を踊ったりというのは
「無粋」なワケで、この国から「粋」がまた一つ消えていく
ような気がする。「昔のお大尽がこっそり料亭で芸者さんと
やっていた門外不出のおまじない」というストーリーだったら
喜んで飛びついただろうけれど。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

« January 2007 | Main | March 2007 »