Time In A Bottle
阿佐ケ谷の「バードランド」。ここが再開店して2年あまり
銀座の本店には全く行かずに、もっぱらこっちばかりだが、
相変わらずワインが安いのにはびっくりさせられる。
今日は「ボンジリ」がないということで、その根元の「ペタ」
とか、モモの付け根の「ソリ」とかも頼んでみる。
「ソリ」はフランス語の「ソリレス」が由来とか。こういう
「肉」の部位の区切り方は、国によって微妙かつ大胆に違い
一度ちゃんと習得しようと思いつつも、馬体の細部の名前と
同じように、いつまでたっても覚えられない。そして
こういう希少な部位を頼むと、いかにも「通」っぽいが、
きっちりと下ごしらえされ、火の通しも絶妙だから、クセも
あまりなくてさすが。吉田牧場のカマンベールを炙りは、
とろけ具合を出す技を若い衆に教えているところを見て、
なるほどと学習。実際にやってみるのとは全く違うのは百も
承知だが、本当に焼き物は奥が深い。なんだかんだで、結局
親子丼までペロリと平らげる。昔みたいに「親子丼のみの方は
お断りします」という張り紙がなくなったところが、店が
成熟した証だ。
【肝硬変への道】
Bourgogne Rouge Leroy‘98
フランス語ではルロワで有名な夫人を指すのだが、初めて
英語読みしてみたらルロイとなることを発見。アタマの中で
Jim Croceのヒット「ルロイ・ブラウンは悪い奴」が延々
リフレインされる。全米No1に輝いてすぐに飛行機事故で
亡くなったのだっけ。あれから33年…。合掌。
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Comments
ジムクロウチ、結構好きでしたね。4年位前、サンディエゴに
出張で行ったときに「ジムクロウチの店」(正式の店名は忘れましたが)と呼ばれるレストランに行ったことを思い出しました。店内は彼の写真や、愛用の楽器とか飾ってあって、感慨深いものがありました。
Posted by: R_A | February 13, 2007 10:51 AM
R_Aさん
リッキー・マーチンの店は行きましたけど、ジムクロウチの店ですか。
奥さんのイングリッドがオーナー・シェフのCroce'sですね。
www.croces.comで見られますが、ワインスペクテイターでも
取りあげられたからには、繁盛していそうです。サンディエゴは
あまり用がないのですが、機会があったら行ってみて、Leroyが
あったら、Bad,Bad Leroy Brownを、と頼んでみます。
違うけど銀座のエルカーサリバーの店はまだあるのでしょうか。
入ったことないんですけど。
Posted by: 入江たのし | February 14, 2007 06:10 PM
ホームページ見ました。そうそう、この店です。サンディエゴ
のダウンタウンにあって、結構繁盛していましたね。
「Bad,Bad Leroy Brown」はメニューにはなかったと思いますが、「Croce's Salad」とかあって、頼んだ気がします。
もし、サンディエゴに行かれる時には是非。
「エルカーサリバー」の店とは?寡聞にして知らないのですが
あの93年の「金杯」「日経新春杯」をあけ4歳で連勝した
名牝の「店」ですか?ついでに今調べてみたら、彼女はまだ、これといった活躍馬を生んでいないのですね。
Posted by: R_A | February 15, 2007 11:57 AM
「エルカーサリバーの店」ですが、スナック風でいかにも「名牝」が
いそうな雰囲気で、ちょっと入るのに二の足を踏んでいました。場所は
コリドー街なので、無茶なことはないと思いますが、一人ではちょっと。
Posted by: 入江たのし | February 15, 2007 10:05 PM
「得るか去りバー」の店、大井ナイターの帰りにでもいって見ますか?
Posted by: R_A | February 16, 2007 01:12 PM