母さん、まっ青
モッブスの代表曲といえば、吉田拓郎の「たどり着いたら
いつも雨降り」となっているが、その曲はフォーク界の
鬼才16人の提供する曲を唄う『モップスと16人の仲間』
というアルバムに入っている。しかしボクにとっての
代表曲はそれではなく、後に何度となくご自宅にお邪魔した
猪野佳久さん(奥さんは結城美栄子さん)作詞の「いつか」
でもなく、「母さんまっ青」という曲だ。
これは当時世界的にヒットしていた、ポップ・トップスの
「マミー・ブルー」をロックンロールさせた内容で、不出来な
息子を持つ母親がその行状に真っ青になるという歌詞の内容。
先日ついつい鼻歌で唄っていると、家人に「何、その歌」
と突っ込まれ、ググッて探してみたところCDが再発されて
いたようだ。さすがに廃盤となっていたので、それ以上は
探さなかったのだが、鈴木ヒロミツさんの訃報に接し、
何か呼ばれていたのかと思ってしまった。もちろん一緒に
仕事をしたこともないし、ファンだったのでもないが、
日本のロックといえば、ボクには「はっぴいえんど」よりも
「モップス」であり鈴木ミツヒロさんなのだ。合掌。
【エセアスリートの日課】
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スイム 1500m
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Comments
オーマミ、オーマミブルー
懐かしい。確か中学の時のヒット曲だなあ。
Posted by: あな | March 15, 2007 12:37 AM
うーん、鈴木ヒロミツって、60歳だったのですね。
モップスの追っかけをやっていたユーミンも当年53歳。
まあ、自分の年齢を考えると、当然なのだろうけど、やっぱり
とても不思議な感覚にとらわれるのです。「たどりついたら
いつも雨降り」を今聞いても、きっと「10代」の感覚で聞け
てしまう自分にとって、「ちょっとだけ」大人な人たちが
老いて、死んでいってしまうことに関して。
Posted by: R_A | March 15, 2007 03:57 PM
あなさん
タイトルは覚えてましたが、アーティスト名を忘れてて、
検索しちゃいました。ポールモーリアまでカバーしてましたね。
R_Aさん
企業トップにインタビューすると、死生観を持った人が
多いことに気がつきました。漫然と生きていてはダメ、
ということなんでしょうね。これからイヤでもそんな事を
考える機会がふえるのでしょう。
Posted by: 入江たのし | March 17, 2007 08:16 PM