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May 2007

ギャラクシー賞贈賞式に思う

ギャラクシー賞の贈賞式。今年は審査委員長という重責から
逃れ、音響スタッフとして参加。44回を迎え、来年は45回
という節目の年に向け、さまざまな改良点を洗おうというのが
目的である。CM、ラジオ、報道活動、テレビという部門別で
考えると、最もわかりやすいのが、15秒でインパクトのある
CM部門で最も地味なのがラジオ部門となってしまう。
無用なショーアップはもちろん避けたいが、このアンバランス
を解消すべく、デジタルコンテンツ制作のノウハウを持つ
各局の知恵を借りていかねばと思った次第。テレビ部門の
個人賞は篠原涼子さんだったが、最近は女優としての評価が
高い彼女も、もともとは東京パフォーマンスドール出身の
アイドル。天然ボケのラジオ番組トークが、最近聞けない
ところがちょっぴり残念だが、壇上における質疑応答も
すっかり堂に入っていて、まばゆいばかりだ。とはいえ
個人的に話せば、過去を封印するではなく、全くの自然体。
いい形で齢を重ねているのが伝わってくる。

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川餓鬼とトレイルラン

木村東吉さんのインタビュー。久々に会うが、相変わらず
アウトドア・アスリートで精悍な印象。川下りをしつつ、
途中に川で泳ぐとか、キャンプをするという話。そういえば
最近川で泳ぐという行為自体がめっきり少なくなった。
一応都会っ子なのだが、水泳だけは好きだったので、海や
川で泳いでいた子ども時代を思い出しつつ、いろんな話。
川で泳ぐという事は、水の流れや渦などにも対応できる
ということを遊びながら体得できる。同じように山道を走る
トレイルランも最近流行の兆しを見せている。日本には
高低差があまりない、高原や山道というのが少ないが、
整地されていないところを走る事で、足首の柔軟性や
動体視力が身に付くとのこと。このブログに書いている
「エセアスリートの日課」のカテゴリーは、アスファルトを
ロードレーサーやクッションの効いたシューズで走り、
プールで泳ぐものだから「エセ」なのだが、こういう話を
聞くと「エセ」と言っていること自体、自慢気に思える。
身体を動かす事の奥深さは果てしない。その他薪ストーブや
富士登山の話でも盛り上がる。

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社会保険事務所に行こう

社会保険庁のデータ記録のずさんな管理が問題になっている。
その数5件でも、5000件でも、5万件でもなく、5000万件。
日本の人口の約半分。もちろん転職もあるし、亡くなった人の
過去の分もあるにせよ、これを検証するとなると気の遠くなる
ような膨大な作業になる事は、想像に難くない。民営化して、
組織をスリムにという改革と同時に進められるのか。この分を
保障するために「救済法案」とセットで、ということにして、
何とか法案を押し通そう、ということだが、急遽思いついた
法案だけに「善意による自己申告」なんてことまで出ている。
サラリーマンはもちろん、中小企業の役員だって、年金に
関しては、給与から黙って差し引かれて、会社は個人と同額を
負担する事になっている。そのシステムに対して、信用なんて
できないという、不払い論者も勢いづくだろう。今までに
広報などで、適正に運用され政府が保証するシステムだから
みんなでそれを支えましょう、としてきた根拠が根本的に
くつがえる大事件である。そのうえ仕事の杜撰さを棚に上げ、
真っ当に支払った人間に「お詫び」ではなく、「救済」する
なんて、そんな感覚が本当に信じられない。監督官庁として
出席するべきダービーを欠席した農水相の自殺などよりも、
明日の我が身に重大な影響を与える問題だけに、永田町の
論理でごまかされてはいけない。自分でかけた掛け金は、
自分で調べないと、誰も教えてくれない。

【エセアスリートの日課】
スイム 1000m

【肝硬変への道】
 
鳳凰美田大吟醸 芳(栃木)

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競走馬の休息

【零細馬主で馬券下手】
千葉の沼田ファームにオベリスクライトが放牧された。
前回放牧は骨折だったが、今回はまさに骨休めが目的。
以前やった骨膜炎の状態も気になるところ。もやもやと
しはじめる前にリフレッシュさせるのが目的である。
成田空港に近い施設には、育成時のタップダンスシチーが
いたそうだ。飼葉桶に頭を突っ込んでいるタイミングでの
訪問だったけれども、ここではゆったりと、水とカイバを
交互に摂取している。競走が終わったばかりの厩舎では、
わき目もふらず、水も飲まずに、一心不乱に草を食む。
やはり競馬場というのは相当なプレッシャーのようで、
ほんの数日だけれど、血走った目がすっかり優しくなった。
目の前の姿とのギャップを見て、ちゃんと競走馬として
一人前になっていたんだ、と妙に感動した。

オベリスクライトの下の牡馬で、父スターオブコジーンは
中央の関西湯窪厩舎に入厩。ダイナミックスターという
名前がついた。今年は生産者として表彰式に出る夢が
スタートする。

【エセアスリートの日課】
バイク 25km

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夏は牝馬

【零細馬主で馬券下手】
真夏のような日差しの中山競馬場で「ファミリーデー」の
イベント。昨日も今日もデジタル系のトラブルが発生で、
バタバタと対応に追われるものの、基本的にイベント自体は
つつがなく終わる。早々に馬券を買おうとするが、
マークカードをうまく読まず、マークミスではないのにと
思ったりしながら「こういう時に当たったためしがない」と
思っているうちに輪乗りの状態。フサイチホウオーが、
ものすごい勢いで入れ込んでいる。やばっ。ゲートが開く。
逃げるはずのヴィクトリーが後方にいて、向こう正面では
ホウオーともども抑えられない勢い。波乱はここで決定だ。
もう一度やれば着順が入れ替わるかも知れないが、
勝つのはウオッカと思わせるような、鮮かな差しきり勝ち。
皇室が来ると牝馬が勝つとか、総理大臣が来ると谷水氏だ
とか言われていたが、一番面白かったのが、イベント途中に
やってきたおじさん。「皇太子は浩宮だから『ヒ』ラボク
『ロ』イヤルが勝つんだよ」とひと言。「『安』部首相がくる
から『安』勝じゃないですか」と応酬しておいた。
結論は「安倍晋『三』の3番枠の馬と、アッキーの『ア』
サクサ『キ』ングス」だと気がついたのは、当然ながら
反省会になってからである。

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日本ダービー大予想

【零細馬主で馬券下手】

皐月賞で一番強い競馬をしたのは、内枠から一旦下げて
外に持ち出しての不利があっても3着にはいった
フサイチホウオーで間違いない。だからというわけではない。
2歳の時のラジオNIKKEI賞の勝ち方も含めて、この世代では
群を抜いて強いと考えていいだろう。
しかし相手は、一筋縄にはいかない。皐月賞勢ではなく、
別路線から来たフレッシュな馬達を上位に考えたい。
フサイチホウオーと同じジャングルポケット産駒である
タスカータソルテ。左回りでは激変するし、京都新聞杯を
勝ったという事実は、実力が増していると考えたい。
同じ東京の2400mというコースを唯一勝っているのが、
ヒラボクロイヤル。まとめて交わす可能性があるなら、
ゴールデンダリア。穴をあけるとするなら、これだ。
皐月賞組では東京を得意にしていて、自分のペースで
走れれば決して見劣りしないサンツェッペリン。人気薄な
だけにあわやのシーンがあるかも知れない。

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バレエと競馬

世界的なバレリーナの吉田都さんのインタビュー。
イギリスに20年以上住み、コヴェントガーデンのロイヤル
バレエ団でプリンシパルとして活躍。世界的に通用する
日本の財産という趣旨である。その経歴をなぞっていては
「よく聞かれる質問と答え」ばかりですよねぇ、などと
話していて、ふと海外留学のきっかけとなったローザンヌ
国際バレエコンクールにおける「テレビ中継での辛口の
コメンテーター」の話をしたところで、つかみはOK。
1時間があっという間の楽しいお話を聞かせていただいた。
バーミンガムのサドラーズウェルズ・ロイヤルバレエ団に
在籍した当時の話の合間に、サドラーズウェルズ(劇場の
名前にちなんだ欧州の大種牡馬)など偉大な競走馬には、
バレエ関連の名前が多いんですよ、と説明。悲劇の天才
ダンサーと、英三冠馬のニジンスキーの数奇な縁、など、
本で読んだ知識の受け売りだが、面白がっていただいて
よかった。ちなみに晩年ヴァーツラフ・ニジンスキーは
「生まれ変わったら馬になりたい」と言っていたそうだ。

【零細馬主で馬券下手】
ニジンスキーの孫に当たる、オベリスクライトは適距離
の1200mではなく1500mに水曜日出走。2歳馬の
ディアオードリーは大井の高橋三郎厩舎で6月8日に
能力試験を受ける予定。

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教育界の経営感覚

「BIG」のブレイクで、周辺にもTOTOを買ったという人が
ちらほら。個人的には、自分で買い目も決められず、控除率
が高い=期待値が低い、この種のギャンブルには興味がないが、
伊吹文科相が、発売中止トラブルについて「経営感覚が不足」
と苦言を呈していた、というのには笑ってしまった。
左肩下がりのギャンブルで、賭け金の売り上げ予想について、
慎重な見積もりをしていたからこそのシステムトラブルで、
不必要な高度なシステムを入れる事こそ「経営感覚の不足」
のである。どだい独自でシステムを構築する事こそムダで、
「経営感覚がある」ならば、農水省と掛け合って馬券の購入
システムと共通のプラットフォームにのせて、香港のように
場外馬券売り場でもTOTOを発売すべきではないだろうか。
根底には「スポーツ振興の教育的効果があるから、他省庁が
主宰する公営競技などのギャンブルとは違い、コンビニや
ガソリンスタンド等で広く発売」、という優越感が見える。
これは高校野球の特待生問題でも同様。「教育的見地から」
という大義名分をふりかざしながら、ウラではこっそり金儲け、
というダブルスタンダード。無理やり「ここは大人の事情で」
と丸め込んでいるからこそ、こうした発言がトップから
出てくるのだろう。思わず本音がポロリというところだ。

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ポトマック川の桜、すでに散りぬ

【零細馬主で馬券下手】

日本でも三冠ロードまっただ中だが、その中で、
シンガポールにも背を向けての、プリークネスS。
ボルチモアのピムリコ競馬場にやってくるのは、
フサイチペガサスの出走以来である。内馬場は、
ケンタッキーダービー並の、騒ぎたい人々が沢山
だけれども、グランドスタンドに決して安くはない
$25という入場料を払って入る人たち。特に女性
のグループなどが前回よりも多いのは、アメリカで
着実に女性競馬ファンが増えている証拠だろう。
もうひとつに、アメリカ版テンポイントである、
バルバロの存在も大きい。ギャンブルの駒から、
ストーリーを持った一頭のアスリートへと身をもって
生き様をさらしたのが、アメリカ人のハートを
つかんだに違いない。レースで負傷したりした馬の
基金となる青いリストバンドを購入し、バルバロの
冥福を祈ってレースに集中。
雨の予報を覆し五月晴れだったのに、メイン直前で
一転俄にかき曇り驟雨。日本人ならバルバロの涙雨と
表現するだろうが、パドックに馬が入ると雨は止む。
前回来たときには全く気がつかなかったのだが、
ピムリコのパドックは屋内で、グランドスタンドと
クラブハウスの繋ぎ目のところにあり、収容人数は
100名程度。日本のような人だかりもそれほどでも
なく、係員が「フラッシュをたかないで下さい」と
いうぐらいののんびりさ加減である。その近距離の
せいか本命のストリートセンスは装鞍後すぐに本馬場
に出て行き、周回はない。これを集中していると
読んだのが間違いだった。それまでのIRS(税務署
窓口)に申告しなくてもいい程度の、$200ほどの
儲けを本命馬から投入。ダービー一番人気のカーリン
へを本線にしたところ、見事に裏を喰う。日本なら
馬単は人気薄から買い、人気馬から買うときは絶対に
馬連にするが、そこはキネラがないアメリカだけに、
ついつい油断してしまった。

日本のオークスも見事に1着抜けの2,3,4着。
三連単で100万つかなきゃ、当たっても意味がない
と強がってみる。相変わらずいい線いってるんだが…。

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オークス大予想

【零細馬主で馬券下手】

今週こそ堅いと思っていたら、ダイワスカーレットが回避。
主役不在で、一転混戦模様となったオークス。今日の東京は
馬連万馬券ゼロで、単勝は全て3ケタ。まさにマグマが
たまっている気がする。桜花賞組の参加が少ないという
こともあるけれど、いかにも押し出された人気というのが
ベッラレイアとザレマの印象だ。ザレマは2000mで2勝
というのと武豊人気だとすれば、ちょっと地味だが
トウカイオスカーに注目したい。ゆりかもめ賞という
2400mの芝で勝ち鞍があるトウカイアローの全妹。
父トウカイテイオーと母父リアルシャダイという和風な
血統が一発を予感させる。相手にはカタマチボタンを本線。
ベッラレイアとザレマはその下の押えとして考える。
穴はミンティエアーとラブカーナ。

天気がイマイチのワシントンDC。
ミーティング後に、さっさとホテルに戻り、昨日門前払いを
食ったステーキハウスへ雪辱戦。このあたりはクラブケーキ
(カニの一口カツ)が名物なのだが、それは明日にとっておく
として24オンスのTボーンをとにもかくにもオーダー。
夜に日本に送る原稿書きがあるので、ワインはグラスで
おすすめのカベルネ・ソーヴィニオンを頼む事にした。
機内で出た醤油を持参したものの、やはり熟成された肉は
塩コショウだけで充分。ここは焼き方がちょっと甘いが、
つけあわせのヴィネガー漬けのオニオンと焼いたバジルが
変わっていて、ワインに良くあう。知らないブランド
だったので聞いてみたら、サンフランシスコの南にある、
カルトな家族経営のワインだった。
グラスワインが$10とは決して安くはないが、アメリカは
だいたいが4杯どりとタップリサイズなのでまあそんなもの。

【肝硬変への道】

McManis Cabernet Sauvignon‘05(カリフォルニア)

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トントントン ワシントン

ワシントンDCになんとか乗り継ぎが間に合って定刻到着。
とはいえレンタカーがクライスラーのクルマで地図を見たり
する用の室内灯がない、とんでもないクルマのため
恐る恐るのホテルへのドライヴ。到着して荷物の整理など
している間に、ホテルお奨めのステーキハウスはラスト・
オーダーをすぎていた。とはいえやむなく食べたホテルの
レストランのバッファロー・ウィングが揚げたてで、
これでもかのタバスコ風味が、アメリカンで満喫。
多分日本では食べられない乾燥した土地ならではの料理。
明けて打ち合せ後に、昨日のステーキハウスに雪辱戦。

【零細馬主で馬券下手】
日本ではオークス。シンガポールの国際競走に日本馬も出る。
しかしプリークネスステークスの本命はストリートセンス。
去年のルイヴィルで行なわれたブリーダーズカップの
ジュヴナイル(早い話が2歳王者決定戦)を勝って、一冠目
であるケンタッキーダービー馬のタイトルを手中にした。
今までのジンクスを覆す馬だけに29年ぶりの三冠馬が
今度こそ登場するのだろうか。

【肝硬変への道】

Stone Cellars Merlot ‘04(ナパ)
Beringerの廉価版ワイン。1本$8なら全然問題なし。

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串揚げの東京進出盛ん

最近都心のデパートはリニューアルが盛んだが、渋谷西武も
様相が変わった。B2ではなく、B1の食料品街はかなり変わり
ちょっと面白い店が並んでいる。中でも大阪の地下街にある
串揚げの「活」の売店が恐らく東京に初上陸。立ち食いで
ソースの二度漬け禁止という大衆派ではなく、かといって
「五味八珍」のような高級どころでもなく、中庸な感じの
カテゴリーだったように記憶する。ソースもコテコテと、
サッパリの2種類あるのがウリ。そこですでに揚がった
串が焼き鳥のように整然と並べて売られているのだ。
そこまでして大阪の味が食べたいのか、新橋のガード下や
丸の内のTOKIAまで行くのが面倒なのか。高くはないが、
安くもない、完成品の串たちは閉店間際の投げ売り対象
となるのだろうか。また覗いて調査してみようと思う。

【零細馬主で馬券下手】
ワールドエミネンスは火曜日に、オベリスクライトは水曜日に
登録があるようだが、ワールドエミネンスの方は社台の公式
発表によると、今開催はスキップすることになっている。

【肝硬変への道】

吉乃川 極上(新潟)
おなじみ成田空港の「京辰」で出国前に一杯。
アメリカ行きの飛行機が遅れるが4時間遅れにならないと
ミールクーポンが出ないので、100%ジバラン。

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大人の「はしか」は深刻だ

【ラジオデイズ】

今朝のJFN系の番組のコメンテーターとしての発言内容。
はしかが大流行している。1988年から93年の5年間、
MMRと呼ばれる、麻疹、風疹、おたふく風邪の生ワクチンを
一緒にした新三種混合ワクチンが、想定外の数の副作用が
出た事が問題になり、世のお母さんが接種を敬遠したのが
原因なのではないか。それまでは別々に接種していて何かと
面倒だったが、ここ10年以上は二種混合があるものの、
個別接種ということになっているらしい。ピンポイントで
大学生を中心とした罹患というのはうなずけるのだが、
自分の事は覚えていない。これらは保健所から郵便が来て、
非常に長い期間の間のうちのどこかで接種して下さいという
ことになっているらしく、強制力がないため、学校でやった
ツベルクリン反応とは違い、うやむやになるらしい。
先進国では予防接種が徹底しているため、特にアメリカでは
年間20人くらいしか発症せず、研究用のウィルスすら
事欠くという。それは日本におけるマラリアの発症よりも、
人口比率では少ないのである。極端なキレイ好きで抵抗力が
衰えているのも問題ではあるが、空気感染し感染力の強い麻疹
の菌を絶滅させることに、本腰を入れて考えるべきだろう。
ちなみに大人になってからの予防接種も有効だそうだ。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km
スイム 1200m

【肝硬変への道】
 
Bourgogne Benoit Ente‘04(ブルゴーニュ)
Bourgogne Domaine Caillot ‘01(ブルゴーニュ)
ブルゴーニュ2本だが、後者はムルソーの赤。
煮込みやなりたで、鴨のポワレのマンゴーのせ、
フォアグラ詰めの茄子の付け合わせとともにがっつり。

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証券と馬券

大学時代の友人が代表を務める投資ファンドのパーティ。
コンラッドの宴会場に集う歴々の中で、新興市場に上場
している会社の同級生社長達で、自然に会話の話が出来る。
連続して最高益を叩き出しているのに株価が下がるとか、
出来高が少なくて、投資対象の魅力が低いのではという
愚痴やら。それぞれ堅実な会社なのだが、評価されないのは
今のマーケットが浮かれているからに過ぎない。というか
みんなお買い得な株なのに、と思うけれど、新興市場という
だけで怪しいとされる今の風潮に勝てないだけだろう。
実態のない会社を上場させた責任は問われず、正直者が
バカを見るような話なのだが、馬券と考えれば、激走する
はずの馬が不当に人気薄なだけ。彼らの会社の三連単なら
BOX買いと行きたいところだ。配当利回りもいいので、
普通預金代わりに買うのも悪くない。それにしても乾杯の
発声をした、オリックスの宮内義彦会長は高校の先輩でも
あるが、二回り年上とは思えないほど若く見えた。

【エセアスリートの日課】
バイク 45km
ラン 5km

最近どうも甲州街道が自転車で走り辛い。というのも
車線の左端が毎晩工事のうえ、しっかり舗装のやり直しを
するわけではないので、アスファルトが波打っている。
初台周辺だけかと思ったら、幡ヶ谷近辺までその工事が
続いていて、来年までの工事になりそうという表示が
出ているのだった。高速道路だけでなく、一般道も工事。
そういえばこのあたりの舗装は去年あたりに整備された
ばかりだったと思う。車線半分の凸凹を避けて通ると、
乗用車やトラックの幅寄せにあうし、掘り返したなら
キレイに平らに戻してほしいと思う。自転車道の整備が
先日の朝日新聞の一面に出ていたが、それ以前の問題だ。

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究極の景気刺激策は戦争だ

「国民投票法案」が成立した。だまされてはいけない。
改憲のための手続きの法案なのだが、いかにもその主たる
目的ではなく、重要事項について国民が直接意見参加できる
というスタンスの名称が、まず怪しい。
改憲といっても、主たる目的は9条である。1条から
すべてを再考しようという動きはあまり聞かない。
再チャレンジや格差是正というが、国策として中小企業の
雇用や景気対策を推進するのは難しい。軍備によって雇用を
確保するのが一番手っ取り早い。アメリカでは失業対策の
ふりをした軍のリクルートが、貧困地区などで盛んに
行なわれている。これと同じ現象はすでに日本にも徐々に
飛び火しているのだが、自衛隊の行動規範の解釈が拡がれば
ますます大々的に行なわれるだろう。基本的にアメリカの
現状の好景気は戦争によって下支えされているにすぎず、
軍備を縮小すれば、不況に陥るはず。日本の戦後復興も
朝鮮戦争が大きな部分を占めているのはいうまでもない。
好景気だといわれるのに、恩恵にあずかれない人々が多い
不満を解消するために、戦争がないと景気が悪くなるような
まやかしの構造を、この国に導入しようという詭弁には
十分注意しなければならない。政治が要求されているのは
富を再分配する方法や、ケンカを売られない方法であって、
ケンカに割って入って、おこぼれにあずかる事ではない。

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リーチはしても大当たりに遠し

またぞろ三連単で200万馬券である。
というのも、前日予想通り、カワカミは落ち着きがなくて
マイナス体重。スイープは覇気がない。自信を持って2頭を
消して、やっぱり安勝とばかりジョリーダンスの単複。
そしてコイウタとキストゥヘヴン、逃げ残りが怖いので、
アサヒライジングの4頭BOXの三連単を購入する。
結果はご承知の通り。またぞろ1着2着4着5着である。
馬連BOXなら6点で3万馬券。馬単BOXなら12点で
7万馬券。三連単がそろそろ当たると思ったのに…。
パチンコに嵌る人は、この状態を楽しんでいるのだろう。
ゴールしてからの馬上から握手を求めた藤田騎手は、
松岡騎手のことを、骨のある奴と気に入っているようだ。
でも勝利騎手インタビューで「いつもテキトーに乗って
いますから」とか、コイウタの今後の可能性についても
照れ隠しなのか、同じ質問ばかりされるからなのか、
それこそテキトーに応えていたのは、いい印象はなかった。
技量のある好きなジョッキーだけに残念だ。検量室で確定後
インタビューがあって、表彰式の後にもインタビューが
あるというのは、今まであたり前だと思ってきたが、他の
スポーツの現場を考えると、あまり例のないスタイル。
確定しないうちに、という問題点がある事を充分承知で、
ウイニングランでの馬上インタビューで、会場を沸かし、
検量室前ではぶら下がり取材、というのが一番しっくり
くるような気がするし、松岡騎手ももっと違ったコメントを
してくれたかも知れない。

【肝硬変への道】
 
鳳凰美田 芳「かんばし」(栃木)
小林専務はいろんなラインナップに挑戦しているので、
全く気が抜けない。よくできた生酒という域を超えている。

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ヴィクトリアマイル大予想

【零細馬主の馬券下手】

どうやら人気は2頭に集中しているようだ。しかしどうしても
カワカミプリンセスには、全幅の信頼が置けないのである。
牡馬とのレース経験なし、マイルの経験なし。休み明けで
ガレて帰厩してきた。スパッと切れない末脚 etc。
そしてスイープトウショウもまたマイルでは1勝。
勝つのは第三勢力だと考えたい。とはいえ最近いくら馬券が
荒れるからといっても、大穴探しは徒労に終るだろう。
とりあげるのはコイウタとジョリーダンス。共に東京の
マイルが願ってもない条件である。馬場も荒れそうになく、
馬群がばらけそうなので、外側の馬場のいいところを通り、
伸びてくるだろう。逆転の可能性はキストゥヘヴン。
ここから上記2頭をパドックで消すなら消し、入れても
せいぜい2着づけぐらいで勝負する。

【エセアスリートの日課】
スイム 1000m
バイク 40km

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肉食獣の雑食ナイター

同じナイター観戦でも趣向を変えて、事務所近くの神宮球場。
馬券もなかなか当たらないが、阪神も最近なかなか勝てない。
今季初のタイガース観戦で、しかも相性がいいとは言えない
神宮での試合。とはいえ、中盤の林とアニキの連続HRで
優勢に立ち、小刻みな継投で押しきる勝ちパターン。とはいえ
全体に守備には不安がまだまだあり、狩野や林をはじめて
見るが、ここらと先発投手の成長が課題だろう。東京狂虎会
所属以来自分で行く時はレフトスタンドだが、応援団の盛り
上がりはライトスタンドや一塁側を遥かに凌駕する。
最下位同士の戦いだというのに、贔屓の引き倒しみたいだ。
同じ時期に東京狂虎会の会員だった、馬主で俳優の小林薫氏
のジョリーダンスがヴィクトリアマイルに出走するなあ。
その後原宿方面に歩いて、急に草が食べたくなり、毎度の
ラルテミスで「月明かりセット」。例によってレストランの
シェフやソムリエについての井戸端会議に花が咲く。

【肝硬変への道】
 
Ch. Doun-Cours‘04(ボルドー)
メルロー主体でリーズナブルな値段なのに、あんまり安い
味がしなくて、飲み飽きしない。

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自然にトリフジに足が向く

筋トレでギュウギュウやられて、翌日どころか即日ヘロヘロ。
競馬仲間のリリアン原山嬢に教わった、プランタン銀座の
ねこ展を見に行く。今回の目当てはペーパークラフトの猫。
名刺大のカードを両耳にはさんで、平たくして封筒に格納。
尻尾を引っ張って封筒から出すと、猫がすくっと立ち上がり、
カードをプレゼンしてくれるというもの。なかなかによく
出来ているが、サイトでは全く出ていないものである。

【零細馬主で馬券下手】
大井のメインは汐留で、と思ったが間に合わずワンセグで
観戦。買った三連単4頭BOXの全頭が掲示板に載るが、
1着2着4着5着というありさま。相変わらずと思うか
当たりが近づいてきたと思うべきか。いまだに通う3軒の
ワインバーのひとつで、ほっと一息つく。昨日の2杯より
今日の3杯。より安く美味しかったので、店選びはますます
保守的になってしまうのだ。

【肝硬変への道】
 
Ch. Creman De Bourgone(ブルゴーニュ)
ブランドブランのスパークリング。暑い日にはぴったりで
ついついお代わりしてしまう。
CAFARO Cabernet Sauvignion ‘89(ナパ)
バニラっぽさが消え、カベルネとは思わなかった。
さすが針井さん。

P5150001
取り出す前

P5150004
取り出し後

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フレンチな競馬

【零細馬主で馬券下手】
オベリスクライトは出走をパス。そしてディスパーロも、
イマイチ乗り味に不安あり、ということで放牧に出るそうだ。
という事で、純粋に鉄火場仕様で大井の羽田盃に突撃する。
戦前の狙いはアンパサンド。フランスの国民的歌手である、
Jean-Jacques GOLDMANのアルバムに「EN PASSANT」と
いうのがある。その中にはBONNE IDEEという曲があり、
その歌詞が1月初めから競馬で儲けて…、などというもので
お気に入りの一曲なのだが、そのアルバムの「アンパサン」
(通りがかり)かもとか、ひょっとして「抜かせない」なんて
意味があるのかも、とか勝手に考えて盛り上がっていたら、
「&」の記号の読み方で、ラテン語が語源とか。パドックでは
うるさいところを見せているが、前走のパドックを知らないし
発汗もなかったので、この馬からの枠単流し。結果は見事に
ゴール前で差し返されてウラを食らう。フリオーソは一応
押えたけれど、あまり良くは見えなかった。ダーレーの馬は
ちょっと出世すると、大事にしすぎるような気がする。
最終レースでも10番人気と1番人気を縦横無尽に押えるも、
3連単BOXを買ったため1着、2着、5着。サブタイトルの
馬券下手をいかんなく発揮する。現場で会った人々を無理やり
レース終了後、後大井町駅近くのLa Cantinettaに連行。
前から行きたかったところだったのだが、マスターが一人で
千客万来の対応をしていたため、大人しく軽く飲む。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km

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黒猫とイタ車

イタリア的恋愛マニュアル」の試写。
映画の内容は、4つのオムニバスが軽妙につながっていく、
大人のラブストーリー。「王子様と結婚してその後、幸せに
暮らしましたとさ」というハッピーエンドの映画には、
あまり興味のないボクにとっては、この映画の存在そのものが
ツボにはまるのだが、出だしの展開の中で、ウチの猫と同じ
雑種の黒猫と、ウチのクルマと同じ色のランチア・イプシロン
(Y11)が出てきて「つかみはOK」状態。堪能した。
このイプシロン、デビュー当時輸入元に見に行って見積もり
を取ったにもかかわらず、あまりの高さに買うのを断念。
6年経って5分の1の値段で購入して3年乗っている代物だ。
もともと欲しいと思うクルマはあまりないのだが、久々に
欲しいと思うクルマが現れた。
新型チンクエチェントがそれである。
9月15日にイタリアで発売、きっと年内にはこのクルマが
日本でも走る事になりそうだが、馬鹿高い値段の旧型の
レストアした大古車よりも新車は安いかも。

【エセアスリートの日課】
ラン8km

500

トッポリーノと呼ばれる500は猫の仇

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日曜競馬の反省会

【零細馬主で馬券下手】
900万馬券はケントク買いなら十分に取れた。
カメオはイギリスの女王にゆかりのある逸品。そして
キングヘイロー産駒。とはいえ真面目な買い目では、
牝馬代表のイクスキューズが馬体減で、重巧者とはいえ
買えないという判断。替わりに考えたピンクカメオは
一応押えていたとはいえ、当然本線ではなく、何よりも、
ムラマサノヨートーだけはどう考えても買えなかった。
内田博幸が中央のG1制覇を果たしたというのは関係なく
大井は粛々と開催が行なわれ、ワールドエミネンスは
そのせいで内田から的場文男に乗り替わりメインに出走。
強引にハナを主張して逃げ切り体勢に入るも、ゴール
前で接戦を制しきれずに悔しい2着。しかし自分で
レースを作って、しぶとく差し返したり。2着は価値が
あるといえよう。Bクラスの2着は最下級の優勝と同じ。
その賞金をかけたオベリスクライトは,相手関係やら、
トゥインクル開催における過密スケジュールでの休み所
などの兼ね合いから、水曜日はパス。次開催に向けて、
万全の体勢で調整をすることに…。
ディスパーロは日曜日の12Rに登録。

【肝硬変への道】
Ch. D’Armailhac ‘98(Pauillac)

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NHKマイルカップ大予想

【零細馬主で馬券下手】
ケンタッキーダービーに女王陛下が、お出ましになる予定。
やっぱり競馬はFeel Liveなのだ。81歳で渡米しての観戦。
そうでなくても大盛り上がりのチャーチルダウンズ競馬場。
いったいどんなことになるのか。競馬そっちのけで内馬場に
アルコールを持ち込み、ミントジュレップの酔いも手伝い、
女のコがTシャツを脱いでは、周辺の男どもが騒いでいる。
そんな光景に、女王の双眼鏡が向かないように祈るばかり。
NHKマイルカップはとにかく1枠が要注意。2000年以降
連絡みをしなかったのは2005年のみである。さすがに
1チャンネルだけある。その1枠1番にアサクサキングス
がしっかりと入って、しかも1番人気じゃない。
新馬からの3連勝馬が2頭いるけれども、片や5ヶ月の
骨折休み明け。片やダート街道で、初の芝マイルが6着。
安勝、岩田が両方消えるとは考えづらいけれど、本命は
女王ならぬキングスでよかろう。相手は人気薄を果敢に
マイネルフォーグ、マイネルシーガル、イクスキューズ
ダイレクトキャッチ、ハイソサエティー。東京競馬場の
マイルによさそうな馬でイキのいいのを上位に取る。
ハイソサエティーの母は、何といってもクイーンモード。
そんならキングヘイロー産駒とか、キングスデライトも
ということになるが、ケントク買いじゃないので…。

【エセアスリートの日課】
スイム 1300m

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山中湖の薪ストーブ

久々に山中湖の山小屋に行く。前の自宅がとても古い木造家屋
だったので、同じタイプのそこに行かなかったのだけれど、
その間、ずいぶんと周辺環境が変わっていた。まずは山中湖村
情報創造館という名の図書館。NPO法人として、この地で
頑張っているのだが、CDはブルーノートのジャズ。DVDは
プロジェクトXやチャップリン時代の古い映画などなど。
もちろん富士山に関する蔵書もそろえてあり、無線LANが
完備されていて、オンとオフの両方でとても使える場所だ。
栄枯盛衰はいろいろあって、バブルな施設のスポーツクラブは
「わんわん倶楽部」という名前の場所になって、25mの公認
プールがなんと、犬専用のプール調教場と化していたのには
がっかり。大洞山へのトレッキングや、山道の坂路調教を交え、
夏の富士登山への布石となるトレーニングをする。
夜は新しく導入された薪ストープ。その構造の奥深さと、
燃やせる薪や可燃物、そして燃焼効率と適温などを勉強。
サーマルリサイクルという観点でも、なかなか面白いものだ。
しかし蚊が多くて(どうやらやぶ蚊)ちょっと閉口。

【エセアスリートの日課】
トレイルラン6km

【肝硬変への道】
 
Ch. Darmailhac‘98(ボルドー)

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汗馬休題

【零細馬主で馬券下手】
先だってウチに届いたセゾンカードの月報を見ていると、
全面が馬だらけ。どうやらセゾンでも会員制一口馬主を
はじめることになったらしい。競馬専門誌を読めばこのテの
愛馬会はいっぱい出ているが、違ったアプローチで、新たな
競馬ファンを獲得することができるだろうか。いずれにせよ
大したリターンが見込める訳ではないが、馬主気分で競馬に
興味を持ってくれる人々が増えるのはいいことだと思う。
ディスパーロは美浦に帰厩。ワールドエミネンスは日曜日、
オベリスクライトは水曜日に登録がある。2歳では大井の
フサイチエメロードの05が高橋三郎厩舎に入厩。そして
中央のダイバーシティが馬産地検査を受けて、夏の北海道で
デビューすることになりそう。

【肝硬変への道】
Cepparello ‘98(トスカーナ)

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