ポトマック川の桜、すでに散りぬ
【零細馬主で馬券下手】
日本でも三冠ロードまっただ中だが、その中で、
シンガポールにも背を向けての、プリークネスS。
ボルチモアのピムリコ競馬場にやってくるのは、
フサイチペガサスの出走以来である。内馬場は、
ケンタッキーダービー並の、騒ぎたい人々が沢山
だけれども、グランドスタンドに決して安くはない
$25という入場料を払って入る人たち。特に女性
のグループなどが前回よりも多いのは、アメリカで
着実に女性競馬ファンが増えている証拠だろう。
もうひとつに、アメリカ版テンポイントである、
バルバロの存在も大きい。ギャンブルの駒から、
ストーリーを持った一頭のアスリートへと身をもって
生き様をさらしたのが、アメリカ人のハートを
つかんだに違いない。レースで負傷したりした馬の
基金となる青いリストバンドを購入し、バルバロの
冥福を祈ってレースに集中。
雨の予報を覆し五月晴れだったのに、メイン直前で
一転俄にかき曇り驟雨。日本人ならバルバロの涙雨と
表現するだろうが、パドックに馬が入ると雨は止む。
前回来たときには全く気がつかなかったのだが、
ピムリコのパドックは屋内で、グランドスタンドと
クラブハウスの繋ぎ目のところにあり、収容人数は
100名程度。日本のような人だかりもそれほどでも
なく、係員が「フラッシュをたかないで下さい」と
いうぐらいののんびりさ加減である。その近距離の
せいか本命のストリートセンスは装鞍後すぐに本馬場
に出て行き、周回はない。これを集中していると
読んだのが間違いだった。それまでのIRS(税務署
窓口)に申告しなくてもいい程度の、$200ほどの
儲けを本命馬から投入。ダービー一番人気のカーリン
へを本線にしたところ、見事に裏を喰う。日本なら
馬単は人気薄から買い、人気馬から買うときは絶対に
馬連にするが、そこはキネラがないアメリカだけに、
ついつい油断してしまった。
日本のオークスも見事に1着抜けの2,3,4着。
三連単で100万つかなきゃ、当たっても意味がない
と強がってみる。相変わらずいい線いってるんだが…。
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