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June 2007

丸の内の大家さんに聴く

【ラジオデイズ】

新丸ビルについてのインタビュー。
ゴールデンウィークはとにかく人が多くて、結局まだ
中にはいれていない新丸ビルと、その周辺について聴く。
有楽町にペニンシュラができる秋口まで、ニッポン放送の
近くの「丸の内仲通」がリニューアルされる工事が続く。
その昔は銀行の旗艦店が軒を連ね、午後3時にはシャッター
が閉まって、夜と土日は人気がない、いかにもオフィス街。
丸ビルのリニューアルから、土日にも人が集まるようになり
銀行の業界再編などでテナントも替わり、すっかり夜にも
賑やかになりつつある。東京駅といえば、始発駅なのだが、
その割に地味だった丸の内側、さらに進化し続けるのだそうだ。
個人的には「クオミスト」に早く行かなければ、との想いが
さらに強まったのだが、普段遣いの男の雑貨や洋服がある街
というのは、実はなかなかあるようなないような。結局は
磁場としてあの界隈に引き寄せられているのかも知れない。
しかし前にも書いたがTOKIAだって、攻めきれていないのに
丸ビル落城までは、まだまだ時間がかかりそうだ。

【零細馬主で馬券下手】

ワールドエミネンスは強い調教を課したにもかかわらず
5キロ増。しかしパドックでは重めではなく、覇気が
感じられなかったような気もした。パドックで社台の
スタッフと話していると、3.1倍のオッズが突如1.5倍の
1番人気に躍り出る。「大量購入ですねえ」と言いつつ
馬券的妙味がなくなったことで、馬券は記念馬券のみに。
結果的にはそれが幸いした。痛恨の出遅れで最後方からの
競馬となり、直線追い込んでくるも4着。まあ今日の
ところは出遅れが全てだが、的場ジョッキーは忸怩たる
思いで次走なんとかしたいとコメント。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km

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猫の喫茶店

所要で立ち寄った吉祥寺。公園口を丸井方面に出たところで
変な看板を発見。猫とくつろげるお店「きゃりこ」という
ところで、これは行って見るしかないと、雑居ビルの4Fに
上がってみる。中は30坪ほどのスペースで、子猫が10匹
じゃれあいながら走り回っている。ソファが20脚ぐらい
あって、夜遅い時間だけに6〜7人くらいだったが、女性が
中心で、猫じゃらしを持って猫を追いかけている。つまり
メイド喫茶ならぬ、猫喫茶。ご主人様を待ち受ける(実際は
猫らしく人間には構わず、逃げもしなければすり寄っても
来ないのだが)猫ちゃんに、癒されつつドリンクを飲み時間を
過ごすスペースということだ。店長と思しき人に聞くと、
この業態は日本で今13店舗あって、チェーン化されては
いないらしい。アイデア商法の常で、発祥は関西だとか。
関東では町田に2年ほどの老舗があるらしい。夜になると
活動は活発になるものの、昼間は寝てばかりいる事が多い
らしい。平日は空いているが、土日は混雑しているらしく、
最低料金も平日30分500円に対して、土日1時間1000円
となるそうだ。血統書付きの子猫とじかに触れ合えて、
トイレなどの世話もしなくてもよい、お手軽なサービス。
猫がある程度大きくなったらどうするのか、という疑問は
あるが、深夜に営業しているペットショップ同様、本音を
お金にかえるというのがいかにも関西商法らしい。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km

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「シカクいアタマをマルくする」

【ラジオデイズ】

日能研理事長の小嶋勇氏のインタビュー。
タイトルにあるキャッチコピーで、電車広告でおなじみの、
あの塾である。企業トップにお会いする事も、ラジオ業界に
いるからこその役得。いわゆる叩き上げだけあって、本当に
熱い人である。ちょっと穿った質問事項を考えても、まるで
それを見透かしたかのように、先回りして答えてくれる
忌憚のなさ。活字にすると危なっかしい言葉遣いだけれど、
面と向かって話を聞くと、裏表のない本音トークが心地よい。
何のために勉強するのか、なぜ中学受験なのか、学校の勉強に
ついていけない「落ちこぼれ」と授業内容が簡単になり過ぎて
やってられない「吹きこぼれ」、「モンスター・ペアレント」
などなど、教育の「知育」「体育」「徳育」の3つのうち1つ
である「知育」だけをやる塾だからこその視点は痛快だった。
やみくもに急成長をあおり、それがいびつな形で露呈する
昨今の企業の不祥事について、サービス業とは何なのかという
原点についても考えさせられる、充実したインタビューだった。

【エセアスリートの日課】
バイク 25km

【肝硬変への道】
 
Mas Las Cabes ‘05(ラングドック)

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旅打ち成功

【零細馬主で馬券下手】

朝は降りしきる雨音とともに起床。これはいくら何でも
馬場が荒れるだろうなぁ、と阪神競馬場に向かうと、
雨は霧雨で、馬場も稍重。宝塚記念に向けて馬券はじっと
我慢して馬場状態を見てみると、ダートは水の浮いた状態
にもかかわらず、芝は高速決着で、内も残れば外も差す。
これは良馬場予想でもいいか知れず、矢野アナウンサーと
パドックを見ながら「見れば見るほどわからなくなりそう」
と雑談。ダイワメジャーの-16kgは落ち着いてはいたが、
さすがに腹が巻き上がって見えた。いずれにしても馬券は
消していた馬なので、昨日の予想からブレないことにして
三連単BOXで馬券購入。レースは思った通りの結果で、
強い馬が残ったという感じ。検量室前でアドマイヤフジの
福永ジョッキーが、「よっしゃー、これで大万馬券だ、
と思ったのに、前のポップロックには及ばずで、やっぱり
上位は強いわ」といっていたのには納得した。それから
カワカミプリンセスは一瞬見せ場を作ってくれたが、
牡馬相手でも勝負になる馬だということがわかった。
ウオッカの四位騎手は、競馬ブックのコメント欄の通り。
「道悪があまりよくないのかも知れないけど、今日のところは
とにかく残り200でもう手応えがなかった」という事で
この厳しいレースを糧にして、ロンシャンに挑んで欲しい。
もっと配当がつくかと思ったのに、みなさん馬券がお上手だ。
さすがに世界中の競馬場で会う面々が、集っている。
しかしその中で元RFラジオ日本の、仙田和吉アナに毎日放送の
放送席で久々に再会してご挨拶。「勝利に向けての積み重ねか、
負けて罪を重ねるのか、一番人気を裏切りましたツミカサネ」
という個人的なツボにはまった、92年の葉牡丹賞の名実況。
「ゲートがひらいて○○がまた出遅れた!」という未勝利馬への
目配りなど、マニアックな競馬ファンをうならせる実況で、
好きなアナウンサーの一人だった。5〜6年は彼の実況が聴けず、
さびしい思いをしていたのだが、転職した毎日放送でも野球に
競馬に活躍しているようで喜ばしい限りである。
NIFTYの競馬関連の人々と行動を共にして、西宮北口の
おしゃれな串カツ屋で打ち上げるが、飛行機の時間もあり
早々に退席したのが残念。でも空港に着いたのが15分前。
ギリギリでビビる。
大井のディアオードリーは、一旦先頭に出るも調教の本数が
多い仕上がった馬に差されて2着。しかしあの内容なら先々
楽しめそうだ。ここで短期放牧に出るようだ。

【肝硬変への道】
 
さつま寿 芋焼酎(鹿児島)

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宝塚記念大予想

【零細馬主で馬券下手】

馬場予想は難しいものの、どうやら良馬場でやれそうだ。
そうなると果たしてどれくらいのペースとなるのかだが、
結論からいうとウオッカの勝利だけはない。
あきらかに3歳戦とは違うペースである。いくら7キロの
アドバンテージがあるからといって、そこまで甘くはない。
世界的に見てこの斤量差は、全く水準並みのもの。
ハンデ戦ではなく定量戦なのだから、ウオッカに対して
いいレースに持ち込んでもらおう、という意図はない。
むしろこれくらい斤量差がないとどうにもならないのだ。
おまけに去年の10月デビューからほぼ毎月の7戦。
馬の状態のピークは長くても半年というからには、
よくて3着。掲示板に載るのがせいぜいだろう。
ということで本命は自信を持ってメイショウサムソン。
今年になってさらにパワーアップしたと考えられるし、
天皇賞でのパフォーマンスは強いのひと言。相手は
従来のステップとは違う裏街道の、アドマイヤムーン。
去年の天皇賞秋に3歳馬で3着したが、その時の勝馬
のダイワメジャーに、今年はUAEで同斤量の57キロで
決定的な5馬身差をつけている。距離も伸びるなら
ダイワメジャーの出番はない。有馬で3着という考えは
中山の2500mはマイラーにもチャンスがある(オグリが
いい例だが)器用な馬向けのコースだからここでは無用。
あとはトップハンデで目黒記念を勝ったポップロック、
充分休養を取って、ひと叩きされ女傑の意地を見せるか
というカワカミプリンセスまで。数年ぶりに母校の高校の
様子を覗いてから、阪神競馬場に突撃しようと思う。

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スポーツマンシップとは

【零細馬主で馬券下手】

ウオッカの宝塚記念挑戦で、ディープインパクトの時とは
また違う盛り上がりを見せている。特に女性から声がかかる
場合が多い。彼女達はダービーでも馬券を買ったり、買わず
とも応援していたりしていたようだが、男社会の中に敢然と
切り込んでいく姿に自分を投影できる、という人までいる。
寺山修司が言う「競馬ファンは、馬券を買わない。財布を
はたいて自分を買っている」という言葉を思い出す。彼の
トウメイの時代では、まだ考えられなかった現象だろう。
ディープは次元が違う走りをする、小さくて可愛い馬。
しかしウオッカは自分の夢を叶えてくれる可能性がある。
「凱旋門を考えるなら、ダービーはともかく、宝塚記念は
余計だ」という声もある。斤量の差があっても、使い詰め。
目に見えない疲れもあるだろうし、それが秋以降に大きな
負担になるという心配ももっともだ。しかし不可能に挑む
からこそ歴史は塗り替えられ、サラブレッドは進化する。
3歳牝馬路線を王道で歩み、そのあと牡馬を蹴散らすという
従来のパターンを逸脱するタマなのかどうか。角居師がそう
判断したなら、挑戦にはスポーツマンシップを感じる。

なんと宝塚記念の15分後に、大井競馬で2歳馬の
ディアオードリーがデビュー。例年よりちょっと早く
楽しみがやってくることになった。阪神競馬場にいるため、
残念ながらレースは見られない。そしてダイナミックスター
も着々と時計を出しているが、目の前でのデビューは
かなわなかった。フォーカルポイント、ディスパーロは
乗り運動に復帰する。ワールドエミネンスは木曜日に出走予定。

【肝硬変への道】


Trescone Lamborghini‘04(ウンブリア)

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口紅と眉

【ラジオデイズ】

資生堂の商品開発・マーケティング担当者のインタビュー。
妙齢の美人とはいえ、いわゆる美容部員とはまた少し違う
キレイな人。口紅の色の変化は「リップグロス」登場の
10年前から。海外ファッションのトレンドから、口紅の質感
を読み解いていく話などは、さすがに説得力がある。何より
日本において「若くてカワイイ」至上主義が、変わりつつ
あって、大人の色香のようなものへ移りつつあるのだとか。
それと同時に、男性の化粧についても一般的になりつつあり
スキンケアはもちろん、まゆ毛に気を遣う人が多いとか。
「一番顔の印象が変わるんですよ」と面と向かって、笑顔で
サラリと言われると、何にも手入れしていない自分としては
ちょっと冷や汗が出るのである。マガジンハウス時代の先輩が
PLAZAと一緒に新丸ビルに出店した「クオミスト」には、
以前番組ゲストにも来てくれた松下美智子さんの「トゥー
ソレイユ」ではじめての男性専門サロンが入っているのだが、
行こうと思いつつそのままになっているが…。

【エセアスリートの日課】
バイク 50km

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LFなのにQR

【ラジオデイズ】

今日から3日間、文化放送の録音番組が生放送になる。
20分弱というあっという間の放送なので、そのために
「ナマ」というのも、効率的ではないようだが、実際に
ワイド番組の一部であるという事などを、全員が再確認。
放送時間をリスナー共有するということはラジオの基本
なのだが、1年過ぎてようやく実現したというところ。
またニッポン放送の先輩が文化放送の要職に着任したので
そのインタビュー。浜松町への移転、吉田照美さんの改編。
それを受け「文化放送は変化放送」という言葉が印象的
だったが、一昔前欧米の放送局でしか考えられなかった
ライバル局への移籍。人材の流動化はもう日常茶飯事だ。

【エセアスリートの日課】
バイク 40km

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"20an deja"でロオジエ

表題はクロード・ルルーシュの映画「男と女」の続編で、
20年後の同窓会みたいな、世紀の駄作だが、「既に20年」
というタイトルだけはなかなか秀逸。結婚記念日は必ずココに
するとはりきっていた山室さんに影響されて、でもないが、
銀座の「ロオジエ」。ここもオープンからすでに20年である。
そうそう来る機会があるワケでもないし、新しいシェフの、
ブルーノ・メナール氏おまかせのコースにする。

まず席についてアペリティフと共に出てくる芝エビ。
アミューズ、の胡瓜をはじめとする各種の野菜やハーブを
細かく刻んで、タルタル帆立の上に添えたもの。あさりを
中心としたソースがかかっている。
マグロの片面を直火で焼いた前菜。つけあわせはパッション
フルーツで、細—いアサツキが効いている。
フォワグラの軽いソテーを中心として、ソースに濃厚な
赤ワインソースをあわせたもの。マッシュポテトを真珠大に
して揚げた串刺しがおしゃれで可愛い。
房総の大きなアワビを一度ソテーして、切ってから焼き色を
つけたものは、ガツンとくる緑のソースが鼻孔をくすぐる。
フィレ肉のステーキに、インカ芋を裏ごしして固めたものや、
とうもろこしと野生アスパラのフリットのつけあわせ。
これにチョコレートのケーキやら、チーズやら(当たり前
とはいえエポワスをはじめ全ての熟成度合いが完ぺき)、
おそるべき種類のワゴンのプティフールまで何とか完食。
細かく書けばキリがないが、とにかくザラリと舌に触れて
そこから溶ける塩の振り方、食材への火の通し方、そして
単品にもなりうる凝った付け合わせ、フランス料理の神髄
ともいえるソース。非の打ち所がない。もちろんサービスも
ほどほどな丁寧さだし、ワインのセレクションはわかりやすい
ものばかりだが、決して無茶な値段ではない。

ご接待が多い雰囲気だったが、記念日だと予約時に伝えると
ちゃんとデザートに「BON ANNIVERSAIRE」と入った
焼き菓子のプレートをつけてくれた。アラカルトで組み立てる
というテもあるが、結論から言えば、2種類の他のコースに
比べて「おまかせ」はドキドキ感が違った。

【肝硬変への道】

Vosne Romanee Les Sochots ‘99(ブルゴーニュ)
行った事のあるロベール・アルヌーにする。

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ちょい塩のイタリアン

青山の「カ・アンジェリ」。
ちょっと路地を入ったところだが、六本木の「ヂーノ」の
佐竹シェフがいる店として有名だが、名古屋の老舗の時計屋
さんが経営母体である事は、わりと最近知る。「出藍の誉れ」
ではないが、弟子の原田シェフの方が有名になってしまった。
入り口からは想像できない、広くてゆったりとした店内。
ランチだったのだが、グラスワインが赤白2種類ずつ値段の
差がついていて、そのうちのひとつがマストロヤンニの、
大好きな「サンピオ」ときた。むむっ。なかなか出来る。
アンティパストミストと鴨肉の焼リゾットとデザートと
コーヒーのコースを注文する。がっつり食べて、さっさと
帰る打ち合せタイプには向かないけれど、おしゃべりして
ゆったりと過ごすには、これで1800円はお値打ち。
よく野菜がおいしいとか言われるが、主張し過ぎない
あっさりした繊細な味で、濃い味を期待してはいけない。
ご近所ワインバーのキクエさんのように、塩を持参しないと
いけなかったかも知れない。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km
スイム 1000m
50mブレストは45秒を切れず。
100mブレストは47秒で折り返し、アラアラ一杯の
1分37秒。タイムを取ってかなり疲れた。

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立会川のリヴゴーシュ

大井競馬場に行くには、大井町からの送迎バスという方法と
モノレールで浜松町から行くというパターン、そして品川
から京急で立会川まで行き歩くという3種類がある。
行きはその時の状況によってまちまちだが、帰りは勝った
負けた、その後の仕事の状況などなどによるものの、
何となく立会川まで歩くのはかったるい。だからというワケ
でもないし、祝勝会をする機会がなかったからでもあるが、
ずいぶん昔に知人から教わった「CANVAS」に行く機会が
なかなかなかった。競馬場から立会川の駅を過ぎて大井町
方面に川沿いに北上。夜には絵を描くキャンバス地が
建物にまとわりついて照明に照らされ、住宅街の一角だが
確実にわかる店構え。白を基調としたインテリアと天井の
高い小体な空間で、パリのCherie FMを聞きながらの食事。
かなりガッツリ系のコースは、3700円と5000円の2種。
鴨の胸肉のサラダ仕立てを前菜に、牛肉のワイン煮込を
メインとして、デザートがついてくる。オーセンティックな
おいしさは、大井競馬帰りという理由がなければ、わざわざ
訪ねていく価値があるかどうかは別として、近くに欲しい
店であることは確か。ランチならきっと食堂にするだろう。
それにしてもこういったフレンチ・レストランが頑張って
いるのは嬉しい。NRJのDJの一人でしばらく声を聞かない
人が、系列のCherie FMに出ているもちょっと幸せな気分。
ボクの世界中で一番好きな音楽フォーマットのラジオ局は
Cherie FMだが、それもネットラジオで聞けるようになって
全くいい時代になったものである。

【エセアスリートの日課】
バイク 30km

【肝硬変への道】

Ch. Marquis de Bois ‘04(ボルドー)
メルロー主体というオーソドックスなもの。

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アイランドブリーズ

【零細馬主で馬券下手】

タイトルはベルモントSの公式カクテルの名前である。
アメリカ競馬は年に2回。春のクラシック三冠のどれかと、
ブリーダーズカップを見にいくことが、ここ数年の習わしだ。
ここ6年はずっと、ベルモントステークスに行っていた。
78年のアファームド以来の、米三冠馬誕生の場に居合わせる
チャンスは何度かあったが、あと一歩のところでその夢は
ついえてきた。とにかく2004年のスマーティジョーンズが
一番惜しかった。ホントに勝ったかと思ったのだが…。
ということもあり、今年は本命のカーリンがケンタッキー
ダービーで負けたこともあって、気分を変えて仕事ついでの
プリークネスS観戦にしたのである。がしかし例年のように
ベルモントにすればよかった。102年ぶりで史上3頭目の
牝馬Rags to RichesがベルモントSを勝ったのである。
いわゆるお忍びのセレブにも遭遇する華やかな競馬デー
なのだが、去年バーナディーニを破ったジャジルの妹が
勝つというのはあってもおかしくないストーリーだが、
そのまた弟が2歳のカジノドライブが函館でデビューする
というのもちょっと注目である。いずれにせよBCは
フィリーズに行くのか、クラシックに行くのか楽しみだ。

【肝硬変への道】

Trescone Lamborghini‘04(ウンブリア)

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R&Bとソウルミュージック

【ラジオデイズ】

和田アキ子さんのインタビュー。なんだかんだで、数年間は
ご無沙汰しているが、ちゃんと覚えていて下さって恐縮。
ジャパニーズ・ディーバとしてのリスペクトは当然だが、
デビュー当時の彼女のキャッチフレーズが、「和製R&B」
というものだったということを聞いて、目からウロコ。
「和製ポップス」という言葉は、ピーナッツや中尾ミエさん
の時代にはあったけど、リズムアンドブルースという言葉が
かなり古い言葉であることを再確認した。最近ソウルという
言葉が時代遅れになりつつあり、リズムアンドブルースの
方を多用する傾向にあるが、狭義のR&Bが広義のソウルに
発展的解消をし、それをもっと広義のリズムアンドブルース
が飲み込んだということだろうか。1時間あまりの時間で
それはそれは実のある話のオンパレード。やっぱりラジオ
パーソナリティとしても、引き出しが多くて、それに何を
聞いても全く動じないそのスタンスには、今更ながらに
敬服をせざるを得ない。

【エセアスリートの日課】
スイム 1000m

【肝硬変への道】
 
Ch. Doun-Cours‘04(ボルドー)

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大井の不可解な敗走

【零細馬主で馬券下手】
ワールドエミネンスの東スポ賞は、大外枠の発走。
落ち着いているというより、少し気合いがないパドックの
映像の不安が的中し、一完歩めにつまずき加減で中団追走。
向こう正面では口を割って抑えるなど、ちぐはぐな感じと
なって直線では最内にはいるが、いいところなしの着外。
全くもって不完全燃焼なレースだった。
ダイナミックスターが栗東で時計を出しはじめている。
ディアオードリーは明日が大井の能力試験。

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年金が消えるのはアナログな台帳のせい

街頭演説というのは、あまり面白いと思うことがない。
ラジオ・パーソナリティと同じような、話芸でありながら、
結局は自分に投票してくれという宣伝だからなのだが、
今日は、はじめてといっていい演説上手な候補者に出会った。
噛んで含めるような言葉の使い方や、現政権の施策の矛盾を
メリハリの効いた抑揚で突くのだ。決して個人攻撃でなく、
なるほどと思わせる説得力に思わず立ち止まり、しばし耳を
傾けていた。そのきっかけとなった言葉は「消えた年金問題」。
5000万件の処理を1年ですませる、という空手形に対して、
その公約がいかに無謀なのかを、実例を交えて話すのだが、
曰く「事務所に支払ったはずの年金の記録を確認しにいった
ところ、古い手書きの台帳は、インクがかすれ、氏名はおろか
生年月日すら読み取れなかった」というもの。ボク自身
約20年前から住所録はPCでデータベース化しているが、
それまではルーズリーフやボロボロになったノートに、
書いては消ししていた。こうした旧式でアナログな
データベースは、大学の卒業生のデータを扱う部署で、
今もあると聞いた。姓が変わって卒業証明を取りに行って、
届けを出したにもかかわらず、結局上書きされていなかった
ことで目の当たりにしたそうだ。個人情報の取り扱いという
問題もあり、不確かなままデジタルベースへの変更もせず、
検索に非常に手間がかかるけれども、古いまま残っている
この種の台帳というのは、日本中のいたるところにあるはず。
不明になっていて、わからない、というのは、さもありなんだ。
依然社会保険庁の電話サービスはずっと話し中だし、
行列の出来る相談所は大変な事になっている。

【零細馬主で馬券下手】
大井競馬の東京ダービー。羽田杯ほど入れ込んでいなかった
アンパサンドは気になりつつも、トップサバトンから勝負する。
しかしゲートから出ず、2秒で今年の東京ダービーは終了。
中央の2歳馬のダイバーシティも小腸捻転で手術するなど
貧乏神がつきまとっているような気がする。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km

【肝硬変への道】
Cote du Rhone Les Vin de Vieme'03
Ch. Les-Trois-Croix Fronsac‘99(ボルドー)
「なりた」で軽く食事。店内のお客さんが全員女性で
びっくりする。まあ厄払いか。

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ハローハローハロー

青山三丁目、通称ベルコモンズの交差点で、以前すれ違った
高らかに歌を唄う男とまたすれ違う。ヘッドセットをして
革ジャンにサングラスというロケンロールないでたちの彼は
高らかにU2のVertigoを唄うのだが、ちょっと調子外れで
なかなか憎めない感じ。周辺も気づかない振りをしているが
正直なところ、ちょっとヤバイおっさんである。しかし
この話をたまたま事務所に来ていた人々にすると、一様に
あった事があるという。Stingなんかもレパートリーらしい。
中には毎週土曜日に原宿の駅周辺にいるという情報を
持っている奴もいて、ちょっとした有名人なのかもと思うが、
「なんちゃっておじさん」や「口裂け女」とは違って、
実在する都市伝説の主人公である。

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濃霧の中の富士登山

【エセアスリートの日課】

都心は夏日という陽気だが、山開き前の富士山にアタック。
とはいえ富士宮口の五合目まで車で上がって、宝永山に行く
のが今回の目的である。がしかし、下界とはうって変わって
2000mくらいから霧がすごい。2400mの五合目は濃霧で
真っ白である。気温7度は予想範囲だったのだが、視界の
悪さに新六合目から、宝永火口の入り口を通って元の五合目
まで1時間弱で戻ってくることにする。上からスキーを
担いで来たひととすれ違うが、あの霧の中か、その上なのか
山の楽しみ方は様々だ。真っ昼間だけれど、殆ど登山客が
いない時期だけに、濃霧で遭難しては大変。しかし高地
トレーニングとしてはあと一周くらいしないと意味がない
のかも知れないが。いずれにせよ、手軽に行ける宝永山は
またアタックしたいものだ。

ラン5km

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斎藤佑樹より青山寛史

一般的には早慶戦と言われるが、慶応の塾生や塾員(卒業生)は
慶早戦と呼んでいる。斎藤投手が優勝のかかった試合で登板。
勝ち投手となり胴上げされた。しかし個人的な注目は、
関西学院高等部出身の期待のルーキー青山寛史選手である。
デビュー初打席初本塁打で頭角を現し、「ハンカチ王子」との
ルーキー対決までこぎつけた。結果は残念ながら2三振だが、
規定打席にも達して、クリーンアップになくてはならない
存在になりつつある。最近は野球部の出身高校を見ると内部
進学組も、塾高、志木高だけでなく、湘南藤沢、NY学院と様々、
環境情報学部や総合政策学部などSFCの学生もまた所属も
あたりまえだが多彩だ。もちろん外部の進学校からの選手も
多いのだが、関学高等部からというのは聴いた事がない。
殆どが関西学院大学に進学するからだが、そんなちょっと
変わった直系の後輩。長い目で見て応援したいと思った。
月曜日も試合があるが、その春季リーグが終わると、すぐに
新人戦がはじまる。

【零細馬主で馬券下手】
午前中から行った行ったの競馬が続き、当たる予感がしない
と思っていたら、案の定の結果。サンデーサイレンス産駒の
不振、差し馬有利、例年大荒れ、というジンクスを見事に
覆したが、馬場が硬かったことも香港勢には厳しかった。
当日の散水など、情報が発表されない馬場状態に関しては
やはり競馬場でじっくりと確認すべきだと猛省。とはいえ
わかったところで馬券が取れるとは限らないが…。

【肝硬変への道】

Trescone Lamborghini‘04(ウンブリア)
あのランボルギーニのワインである。牛のマークもまた
入っている。値段はクルマと違って大変庶民的。

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優秀作品を聴く会

【ラジオデイズ】
ギャラクシー賞受賞作品を聴く会。
毎日放送の生の報道ドキュメンタリー番組と、山梨放送の
「沈黙のラジオ」。作品自体の作り方に関しては番組を聴けば
わかるのだが、その企画意図や動機が想像していたものとは
違ったりする。これは制作者を招いてのイベントならでは。
毎日放送の報道部では、ラジオではじっくり取材し、事件に
関する事情通の人脈を開拓し、テレビでは突発的な出来事に
対応するクルーがいて、お互いに連携をとっているという。
ラテ兼営局においての人事のやりくり、というのは単営局に
いた自分には想像はつかないものなのだが、当たり前の事を
当たり前に分担している事が、MBS報道の制作力の強さ
といえるだろう。山梨放送の作品は「コロンブスの卵」
というべき番組だが、着想やその構成を吟味していく過程の
話が非常に面白く、こんな若い制作者がいること自体が
やはり強さである、と思った。

【肝硬変への道】

Le Volte ’05(トスカーナ)

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安田記念大予想

【零細馬主で馬券下手】
安田記念におけるここのところの香港馬の勢いは侮れない。
香港競馬はだいたい毎年見ているが、スプリント路線に
関しては、香港馬の実力は日本馬よりも上である。
正直なところ経済原理で、いい馬を買っているし、賞金も
どんどん高くなっているし、ある意味安田記念は香港馬の
草刈り馬になっているかも知れない。
そしていままで香港から遠征してくる馬で活躍する馬は、
なぜかベテラン。安田記念自体も6歳馬以上が有利だが
一般的に馬は年を取ると、短距離専門でも、マイルくらい
までは融通がきくようになるのは、サクラバクシンオーの
例を見ても明らかである。
ということで狙い澄まして遠征してきた香港勢の中で、
特に去年3着のジョイフルウィナーに注目したい。
そして8歳でも若々しいザデューク、前走は1番人気の
上がり馬のグッドババの3頭が圏内である。
日本勢では武豊騎手とのコンビで2つめのG1を目指す
スズカフェニックスと、東京が得意なG1馬、復調気配
なのにとても人気がない、オレハマッテルゼ。
以上5頭の馬連馬券と、三連単BOXで勝負。
ダイワメジャーですか。マイルが短いような気がします。

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