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July 2007

結果はすべてなのだけど

自民党が大敗した。議席数で見ると歴史的な大敗である。
民主党が議席を獲得した1人区は、もともと自民優勢の
地盤がほとんど。しかし確定得票数で見ると、得票差は
思ったほどでもない。それが大敗に繋がるという結果は、
小選挙区制度を推し進めてきた自民党が、しっぺ返しを
制度から受けたとも考えられる。また得票数に関しては、
半減したわけではないと読んでいたからこそ、開票当初の
執行部の強気な発言や、首相続投の判断に繋がったと
考えられるのではなかろうか。
小選挙区制のメリットは二大政党ができやすい、という
議論があって、ようやくそれが実現したという人もいる。
ただし民主党の古参議員は、旧社会党出身ではなく、
あくまで自民党出身であることは忘れてはならない。
それは地方議会において、国政では絶対に相乗りしない
にもかかわらず、同じ候補を推薦することでも見てとれる。
多くの候補を擁立した共産党は、キャスティングボードを
握れるわけでもなく、独自の道を歩むのだが、今の方式
では比例区以外で当選者を出すのは非常に困難であろう。
総合的に考えると、少数意見を尊重する民主主義からは
どんどん離れて、非常に危ういバランスの上に、この国の
多数決の民主主義が成立していることは変らず、英雄を
待ち望む怪しい空気が蔓延している気がしてならない。

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売却馬掲示板に載る

【零細馬主で馬券下手】

ダイナミックスターが2戦目の2歳未勝利戦に出走した。
前走とは違って鞍上の川田騎手がゲートをうまく出して、
好位にすっとつける。小倉に舞台を移したから、という
わけでもなかろうが、短い直線を意識しないワケには
いかない。しかし4角からは一杯になり、0.8差の
5着でギリギリ掲示板は確保した。脚が残っていなかった
ともいえるし、諦めずに走ったともいえるし、微妙では
あるけれども、前走より内容は前進しているのは確かだ。
これからの、さらなる上積みを期待したい。
肝心のウチの馬達は、全馬短期放牧中や復帰途上の調教中
ということで、ひと足早い夏休み、といったところ。
メインの小倉記念はサンレイジャスパーを番組で強力に
推奨したワリには、BOX馬券に逃げてヒモを押えず。

【肝硬変への道】
Les Fiefs de Lagrange‘ 01(ボルドー)

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基礎水泳指導員になれるかも

ここのところ、雨も少なく、自転車での通勤が日課となって
いるのだが、湿気と暑さで吹き出す汗の量もハンパではない。
そういう時には、水温が低い東京体育館のプールでひと泳ぎ、
で、一風呂浴びて出勤したいのだが、残念なことに今週中は、
貸し切りで個人利用ができないハメになっている。もちろん
ジムはあいているし、風呂だけの利用でも銭湯とたいして
変らない料金だが、いかにエセアスリートとはいえ、風呂
だけの利用で、東京体育館を利用するのははばかられる。
たまたま見つけた基礎水泳指導員の養成講習会のパンフを
見て、いろいろと調べると、100m個人メドレーで1分
40秒以内だと条件を満たすことが判明。新宿厚生年金会館
近くの東京都水泳協会に要項を取りに行く。残念ながら、
講習の日程は改編期にひっかかるし、検定はJC当日。
でも身体が資本のこの資格は、いつの日か取得しようかな。

【エセアスリートの日課】

バイク 30km
スイム 1200m
個人メドレー 100m
後半バテバテで1分39秒

【肝硬変への道】

白岳仙 吟生 五百万石(福井)

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名店のイートイン

ひっきりなしにお客がやって来る甘味屋がある。その昔
ダイブルで取り上げられ、家も近いこともあり何年もの間
贔屓にしていた店だ。海の日の連休からスタートという
「かき氷」を目当てに、永福町のそば屋「黒森庵」開拓後、
訪れることになった。相変わらずテイクアウトの客は
ひきもきらない。元同僚に偶然出くわしたりなどもする。
しかし宇治金時の白玉が切れ、画竜点睛を欠くらしい。
テイクアウトの大量注文を捌くことが優先で、10数分も
白玉製造にかかるという。それなら「白玉抜き」でいいと
いうと、やたらと小豆が多くて甘い宇治金時の登場。
氷小豆の抹茶トッピングで小豆多めにされていたらしい。
注文を取ったのが、アルバイトのお姉さんだったからと、
古参の店員に事情を尋ねると、詫びもなく開き直られる。
宇治金時は600円。氷小豆は450円。トッピングの抹茶は
50円で、白玉1個は10円。小豆を多くしましたから、
と600円を取られた。数年前には9月の初頭、氷が残って
いるにもかかわらず「もう終わりです」と言われたのを
思い出した。驕れる平家は久しからず、かも知れないな。
いやはや10円単位でセコイ事を、というなかれ。
いずれにせよ、イートインで「かき氷」を食べるのであれば、
もっといい店が東京にはいっぱい存在する。麻布十番の
「浪速屋」なんて、氷を足してくれたりもするし、赤坂の
「とらや」は高いけど、抹茶が針葉樹の様にかけられた
宇治金時は芸術的である。ベテランの職人が辞めた
らしく、男子アルバイトの貼り紙もあったが、こうした
ところから、「名店」がおかしくなってくのは忍びない。

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声が高い人、低い人

【ラジオデイズ】

参議院選を見ていて、党首の声に興味を持った。
片方は声が高く、早口で張りあい、汚名返上に躍起である。
もう一方は、声が低くて泰然自若で、ゆっくりと受ける。
まるで横綱と小結の相撲を見ているようだ。そういえば、
以前サントリーのラジオCMで、秀逸な作品があった。
もし乱気流に巻き込まれた時の機長のアナウンスの声の
トーンが高かったら、乗客は不安になる、というものだ。
まさに日本という国が乱気流に巻き込まれている昨今、
かじ取りをする人の声が高くて早口だと、信用がおけない
という気がするのだが、振り返って自分の事としていえば
4回目の年男にもなるのだから、ラジオで喋るときくらい
もう少しゆっくりと、低めの声で話そうと思うのであった。
そういえば誰かがボクが英語を喋る時は「声が低く別人」
と言っていたような気がした。

【エセアスリートの日課】
バイク 30km
スイム 1200m

【肝硬変への道】

白岳仙 吟生 五百万石(福井)

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ビリーよりも長続きする筋トレ

10年のつきあいになるトレーナーがいる。もちろん女性。
初めて出会った時は20歳そこそこだったらしい。疚しい
感情は一切持たないまま、筋肉の構造やら、弱い部分やら
歩き方とか、呼吸法とか、最新のスイマーの筋肉の使い方
まで、いろいろと教えてくれる人だ。基本的にスイミング
のための筋トレだけれども、ゴルフにも応用できるような
軸と肩と臀部の使い方が中心のトレーニング。1時間で
汗びっしょりになり、内容によっては当日から筋肉痛に
なるようなハード・メニュー(見た目は楽だが)である。
彼女のメニューによって、身体の筋肉で今まであまり意識
しなかったところを意識するようになった。考えてみれば
彼女のおかげで、アイアンは2番手飛ぶようになったし、
肩凝りからも開放されている。それでもスコアはあまり
進歩がないし、スイムのタイムも短縮されないのは一体
どうしてだろう。年を取ったからという言い訳はできない。

【エセアスリートの日課】

バイク 30km
スイム 1000m

【肝硬変への道】

Le Volte ‘05(トスカーナ)

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レンタカー走行300km

【零細馬主で馬券下手】

北海道といえば、最近はもっぱら馬絡みと決まっている。
今回はウチの繁殖がいる平取町貫気別という、門別から30km
あまり山にはいった牧場を訪ねる。2003年のセレクトセール
以来の再会だが、さすがに12歳になり、肝っ玉母さんという
風情で、かなり落ち着いてきた。オベリスクライト同様に
食欲は旺盛。気難しいところも見せるというが、きっとボクの
ことは判別しているのだろうか、大人しく撫でられている。
苫小牧東から、日高富川へと抜ける日高自動車道が去年の春に
出来たのだが、これはかなり便利だ。しかし舗装がイマイチで
結構波打っているところも多く、改修工事のために夜間はよく
通行止めになるらしい。かといって235号線の馬運車渋滞が
完全に解消されたわけでもなく、この道路は登別に行く方より
重要な路線のような気がする。夜は札幌に戻り久々のススキノ。
ザ・ボウ・バー」というバーに出撃。
レアなシングルモルトやカルバドスにも感服したが、圧巻は
ロマーノ・レヴィ氏のグラッパのコレクションだった。
絶対もう一度行こうと思わせるマスターとの語らいは、俗な
お店の百倍楽しく、いろいろと勉強になった。シガーつながり
でここに連れていってくれた、T調教助手に感謝である。

【肝硬変への道】
アイラ島のシングルモルト、ラフロイグの1989年モノや、
スペイサイドのシングルトン、そしてブラーのカルバドスの
1960年代の瓶詰めなどをちびちびと。

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リゾート結婚式でのグランドピアノ

弊社女子社員の結婚式で北海道キロロリゾート。
台風で飛行機が飛ぶかどうか不安だったが、ほぼ全員集合。
ハートウォーミングな披露宴で、新しい夫婦の門出を祝う。
どうやら北海道では、披露宴のシメに万歳三唱をするのが
習わしになっているらしく、二人の大学時代の先輩が音頭を
とった。そしてそれが、なかなかいいスピーチだった。
2次会でカラオケやゲーム、そして3次会でスイートルーム
に押しかけての宴会なのだが、さすがにヤマハリゾートで
ホテル・ピアノというだけに、グランドピアノの別室があり
ついつい酔いにまかせて弾いてしまう。二人が長いつきあい
だった事は知っていたのだが、新郎に会う機会が今までなく、
学生時代の友人などともいろいろ話して、その人柄を知る。
肩の荷が降りたような気がするのは、娘みたいなものだから。
それにしてもこの一週間、全く身体が動かせず、たらふく
食べてばかりで困ったものだ。やばし。

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岡山にて

【ラジオデイズ】

昨日から民間放送連盟賞の地区審査会で岡山にいる。
学生時代にOLIVE4号の「イタメシ好きに悪女はいない」
という特集取材以来の岡山市。気合いの入ったラジオ番組が
めじろ押しの中、ラジオを生業にしていながらも、
教えられる事、発見をする事も多い。各局の制作者と会って
有意義な時間を過ごしている。会えば「特に若年層における
ラジオ離れを食い止めるのには、どうすればよいか」という
話になるのだが、ひとつ気がついたのは、今の子供たちは、
言葉を覚える物心つく時期から「ゆっくりと話してくれる
語り」に接していないのではないかということ。核家族化で
老人のゆっくりとしたペースが、家庭を支配する事もなく、
子守歌や、読み聞かせで、想像力を養う事もなく育った若者。
メールの早打ちが得意でも、実は沈黙の間が苦手だ。
テレビは早いテンポの会話にはテロップを入れてくれるし、
みのもんたは、じっくりと溜めて、溜めて話してくれる。
しかしラジオはイントロに納めるため、早口で情報を入れ
聴覚による情報咀嚼能力が高いラジオ世代が、同じ価値観の
人たち向けにコミュニティを形成している。若者に想像力が
なくなったのではなく、スロー・コミュニケーションを
世の中全体が排除しだしたのだ。アメリカのFMラジオの
テンポが好きだったボクは19cm/minのオープンリールを
38cm/minで編集できるほどになったが、そのことを
次世代に押しつけてしまってはいなかったのか。
その反動としてワンフレーズ・ポリティクスの手助けを
してはいなかっただろうか。メディアの役割としての
ラジオは変容している。とっくにわかっていたことだが
何か目からウロコが落ちる思いがした。

【肝硬変への道】

酒一筋 純米吟醸 雄町(岡山)
歓の泉 大吟醸(岡山)
赤磐雄町は雄町の原酒で岡山の狭い地域で作られるそうだ。
やっぱり地元に来るとそんな蘊蓄もリアリティをおびる。

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社会保険庁歴代幹部が国庫に寄付へ

年金記録漏れ問題で、政府が歴代の厚生・厚生労働次官と
社会保険庁長官OBらに今夏の賞与(ボーナス)相当額の
国庫への寄付を求めている。また9割を超える一般職員も
賞与の自主返納をする予定。社保庁長官OB全員が寄付に
応じ、次官OBは14人中6人が拒否しているという。
幹部には国に対して寄付をしろという。しかし退職金を
沢山もらって、別の組織に天下りしている人にとっては、
ボーナス相当額を寄付したところで、そんなにフトコロは
痛まないだろう。しかも国庫への寄付は所得から損金と
して控除されるので、最高50%は税金の還付対象になる。
つまりは額面の半額しか寄付していないことになる。一方
自主返納する一般職員には税務上のメリットはない。
まさに社保庁上げての「みそぎ」を、政府が強要した形
なのだが、給料を返す事と年金照合をちゃんと行なう
という事は別次元の問題だろう。しかも国庫に納付だから
どう使われるかは特定されない。
我々は馬券を買うと、その分の10%は国庫に自動的に
支払う形になっているが、損金として扱われることはない。
有意義に国庫に納めるつもりなら、ボーナス分の10倍の
額を地方競馬の馬券購入にあてていただきたい。そこで
儲かるか、損するかは、一般庶民との勝負である。
年金照合漏れステークス。ぜひ受けて立ちましょうとも。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km
晴れ間をついての通勤プラスα

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星に願いはかなわず

【零細馬主で馬券下手】

阪神のダイナミックスターの2歳新馬戦をリプレイで見る。
スタートのよさは、この一族ならではだが、そこからは
二の足がつかなかったのか、控えたのか。とはいえ中団前の
競馬で位置どりは悪くない。事実勝馬と同じところにいたが、
そこからの伸び脚が全く違い、結果11着同着。時計の差は
ほぼ上がり3ハロンの差であった。一度使っての上積みが
あるのかどうか、いずれにせよ緒戦としては可もあり不可も
ありで、レースビデオだけではとても判断できない。
メインの七夕賞で勝負。アドマイヤモナーク、ユメノシルシ、
サンバレンティン、ニホンピロキース4頭の馬単BOX。
結果は全頭掲示板に載り、それなら3連単BOXでよかった
じゃんとほぞを噛むが、何といっても今年のローカル開催は
今のところプラス決算。それまでのプラスを持ち崩さず、
(去年はホントにひどかった)ということで上出来だ。
一応の区切りの打ち上げで、吉祥寺のビール屋で祝杯をあげ、
デザートにさしかかったところで、大井の中村調教師から
オベリスクライトが早々に帰厩したとの報告を受ける。
もちろん短期放牧なのだが、早ければ来月からレース出走も
ありうるということ。歩様や骨膜に関しては問題なくて、
悪いところもない、ということなので、ここはリフレッシュ
効果を期待したいものである。ワールドエミネンスは12日の
アルタイル賞にダービージョッキーで出走予定。
ディアオードリーは、市原のセグチレーシングステーブルに
笹針放牧され、8月中旬の帰厩予定。
中央の方では、フォーカルポイントがそろそろ騎乗運動に
入れそうとか、ディスパーロが騎乗運動を開始したとか。
1歳馬はインコグニートの06(父サクラバクシンオー)が
当選した。もちろん馬で選んだのだが、関西入厩馬がまたまた
抽選でハズレてしまう。

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直々に損失補てん

ようやく8月発売のコンピレーションCDの選曲を終了。
って間に合うのか…。なかなかいい感じに仕上がってはいるが
本当に入れたい曲の許諾がどうしても取れないのが、2枚の
それぞれにあって残念。それを祝ってというワケではないが、
競馬関係者との懇親会。人づてに呼ばれ西麻布のカラオケに
繰り出す事になる。「日曜日の夜ならジョッキーが居そう
だよね」と言っていたら、本当に某G1ジョッキーが居あわせ
びっくり。今日のメインで本線に据え惨敗した文句を、彼に
ぶつけようかと思ったが、まるで見透かされたかのように
「ここはボクが持ちますよ」という先制攻撃に二度びっくり。
まぁ、もともとジョッキーへの恨み言はブログには書かない
けれども、ますます悪口が言えなくなってしまうのである。

【肝硬変への道】

Cepparello ’00 ‘01(トスカーナ)
Sodaccio’97(トスカーナ)
Ch. Psilhas ‘05(ボルドー)
蒸すだけに、さっぱりしたものを中心に。

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