行き着くところは京野菜
代官山カノビアーノの植竹隆政シェフのインタビュー。
パーティやイベントであいさつする事は時々あっても、
じっくりとお話をするのは久々である。聴く内容といえば
やはり京野菜への傾倒ぶり、これに尽きるだろう。
もともと野菜に対する情熱は並々ならぬものがあったが、
結局は値段が高くて鮮度が低い、輸入モノのイタリア野菜と、
地産地消の日本の野菜を比べた場合どちらが、ということで
後者を選択し、他の地方にはないみずみずしさと特徴のある
京野菜にたどり着いたという。もはやイタリア料理という
カテゴリーではないかも、というカノビアーノ京都は北区の
鷹峯の樋口農園の野菜を使っている。5年前に植竹氏が
食べた蕪に衝撃を受け、支店まで持つようになったという。
(カノビアーノ東京などそれ以外の店舗はあくまで系列店)
とうもろこしはお湯を沸かしはじめてから収穫しに行き、
白菜の花や間引いた野菜など、絶対に通常の流通では入手
できないものを皿に添える。オリーブオイルをかければ
イタリアンですよ、と本人は謙遜するが、マンマの味より
おいしいリストランテには自家栽培の野菜があるという
本場のイタリアンに肉薄するためには欠かせないことかも
知れない。最近話題のブランド野菜も聞いてみたが「泥が
ついているだけでたいしておいしくない」と手厳しい。
ミッドタウン出店のおかげで、なかなか予約が取れない
本店が、もともとの常連のたまり場として混雑緩和が
はかられたとのこと。テレビ的なコメントをするシェフ
ではないけれど、必ずガラス張りの厨房にいる植竹氏に
また会いに行かなければなるまい。
【エセアスリートの日課】
バイク 25km
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