アイシャルリターンアイラ
一日に四季があるというわれるスコットランド。中でも
アイラ島の天候は猫の目だ。ついた初日こそ好天だったが、
翌日はあいにくの曇天。時折激しく雨が降る。そして出発の
朝になって霧が立ちこめ、我々の乗るはずだった飛行機は
キャンセルとなった。急遽フェリーでグラスゴーをめざす。
飛行機なら1時間かからないが、5時間以上の旅である。
とはいえ最も確実で安くアイラ島に入るのがこの経路。
おかげで個人旅行のときのシミュレーションになった。
こうしたトラブルはしょっちゅうだが、それだからこそ
経験値が上がって、問題解決のためのあきらめない姿勢が
養われるから、若いうちに旅はしておかなければならない。
グラスゴーではムール貝専門店でディナー。ここには
ブルターニュでよく見るバケツ入りの1キロのムール貝が
5種類の味付けで用意されている。その昔ブルターニュの
サンマロで食べた、カレー味に似た「モロッコ風」を食し、
オイスターバーの次はムール貝か、と勝手に日本上陸を熱望
する。しかしバケツ一杯のムール貝を食べたいと思う
日本人がたくさんいるほど味の経験値は上がっていないと
思われ、mixiの世界のレストランのコミュニティなどで
盛り上がるのがせいぜい、というレベルかもしれない。
【エセアスリートの日課】
ラン 4km(お通じのため)
雲が低いと蒸留所のスモーキーな
においが充満する。ヨード臭と
イースト臭の混じった複雑な煙は
ラフロイグ蒸留所のパゴダ風の
煙突からもくもくと出る。
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