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先進国とは思えない自転車文化

自転車雑誌「ファンライド」の取材。
自転車通勤そのものをもう一度見直すきっかけとなるが、
気がつけば10年近くも自転車通勤をしていたのだった。
エセアスリートという言葉が言い表すように、無理に記録や
目標を設定せずにだらだらやってきたからこそ続いた10年
なのだが、とにかくここ数年で環境は変わった。99年の夏
映画「メッセンジャー」の公開で、一気にブームがくるかと
思えばそんなことはなく(バイク便は自転車に変ったが)、
「自転車ツーキニスト」の疋田智氏が出始めた頃になった
ここ2〜3年で急に通勤自転車が増えたような気がする。
自転車の数が増える事で、マナーの悪いサイクリストも増え
車道を逆行する自転車も倍増している。だいたい道交法の
自転車の定義があいまいなままで、実情を知らない官僚が
「自転車は車道から締め出し歩道に」という短絡的な思想を
持っている事も危険である。ママチャリという非常に特殊な
乗り物が大半を占める日本。世界水準である20km/h
もしくはそれ以上のスピードが出る自転車を同時に捌くのは
無理な話だし、都市部に自転車専用道を設置するのはまた
至難の業である。欧米では歩道通行絶対禁止で、一方通行の
逆行も認められない。現状のオールマイティに走れる日本の
自転車通行規制も考えないといけないだろうが、それよりも
自転車事故を起こしてしまった場合の厳しい罰則(クルマと
同じ)などを含めて、しっかりと法規やマナーを教育する
べきであろう。これは一般人だけではなく特に警官に対しても
いえる事だ。いちいちは書かないが「車道は危険」しかアタマ
になく、事故を誘発するより危険な状況への指導をする愚を
繰り返すくらいなら、車道を逆行する自転車を無視しないで
もらいたいものだ。

【エセアスリートの日課】

バイク 25km

【肝硬変への道】

Le Volte '05(トスカーナ)

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