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幡ヶ谷の隠れ家

幡ヶ谷は京王新線が地下駅のためか、目立った建物が駅前に
ないせいか、非常に地味な印象がある。通勤途中や帰宅途中
にでも、ちょっと寄っていこうかと思うような店は少ない。
せいぜいタイ料理の「セラドン」くらいなものだろうか。
(それも笹塚との中間辺りにあるので決して駅前ではない)
北口側は六号通り商店街という、賑やかな商店街があるが、
あまりに地元密着なため、出勤途中にわざわざ訪れる感じ
でもないのだ。そんなところに以前初台交差点近くに
あった「セヴレ39」が移転したという。しかし検索した
地図がうろ覚えだったせいか、閉店後見つけられず撃沈。
駅の北側出口すぐの、内モンゴル料理「青空」という
ちょっと面白いカウンターだけの居酒屋を偶然見つけ、
ラム肉を肴にビールをつまむんで仕切り直しとなった。
今回は携帯に地図を送って、絶対フレンチがなさそうな
路地を入って、ようやくそこに辿り着いたのだった。
向かい側は大衆食堂「スタンドレストランはたがや」。
カレーライス400円という貼り紙が「セヴレ39」からも
丸見えである。しかしその昔の中途半端に広い喫茶店を
改装したのとは違って15席ほどの小体で小綺麗な空間だ。
肝心の料理は、オーソドックスな料理を、真っ当に作った
という以前の印象は全く変わらない。値上げした時期があり、
その間の料理を食べていないので比較はできないけれども、
パリのビストロでもこの値段でマトモなものは食べられない
かもしれない昨今、東京に住んでいて良かったと思わせる
ものである。注文を取る伝票が昔のままで、その下に仏語で
店名の「本当に!?」を盛り込んだ会話文が書いてある。
「もし料理に驚きがあったばなら、セブレ」正直なところ
びっくりするようなヒラメキの皿はない。しかし日常会話で
使う言葉のように、普段遣いができる近隣向けである。
出勤途中のランチに寄るのも悪くないが、11時30分から
だから、かなりの社長出勤じゃないと無理だろう。もう少し
夜遅くまでやってくれると良いのだが、この微妙な立地で
なかなか難しいかも知れないと感じた。

【エセアスリートの日課】
スイム 1000m(6割がパタフライ)
バイク 30km

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