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醤油の日の集い

今日は「醤油の日」。毎年恒例の醤油協会のイベントに出席。
元NHK解説委員の中村靖彦氏の講演では、フードマイレージ
などに話がおよび、広義での地産地消の必要性が論じられた。
このフードマイレージとは「食料の輸送距離」という意味で、
生産者と消費地がものすごく離れ、自給率が40%を切った、
日本の食糧事情の特異性を説明する言葉でもある。つまりは
各国料理を毎食気の向くままに食べつくし、もともとの日本の
主要な食物ではなかった肉類を消費するようになった、ボクの
ような食生活の日本人が、食料輸送のためのCO2排出を増長
させている、といえるのである。その差たるや農業大国の
フランスの10倍近くで、家畜向けの飼料やパン用の穀物の
輸入が大きなウェイトを占めている。牧草や小麦を日本で
大量に生産したりするのは不可能だし、コスト問題を考えると
画期的な解決法はなく、「毎食地野菜か地魚」になってしまう。
現実的に持続可能性のあるところでは、先日訪れた京野菜を
イタリアンにという試みぐらいだが、結局は日本人には粗食が
お似合いだ、ということなのかも。そこでの醤油の役割は
とても大きく、元来の醤油好きに磨きがかかった感じがした。
しかし醤油名匠に選ばれた人々の創意工夫(醤油をスモーク
したり、火のついた炭を醤油に入れたり、葛で粘り気をつけ
白い皿にソースのようにかけたり)には脱帽するばかりだ。

【肝硬変への道】

Ravenswood Chardonnay '05(ナパ)
ウチで白を空けるのも今年は最後かも。

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