丸ノ内仲通り
フォーブルサントノレに近づいてきた
西麻布「ビストロ・ド・ラ・シテ」で、カルバドス醸造元の
クール・ド・リオン社クリスチャン・ドルーアン氏を囲む会。
カルバドスになる前段階、樽での熟成前の「ブランシュ・ド・
ノルマンディー」など、初めてトライするものもあって、
興味深くディナーは進む。透明なのでカクテルには使い勝手
がよくて、バーには重宝されるとか。リンゴのスピリッツ
全体ではここ数年、ロシアが消費国として上位入りしている
とか。さもありなん。ボトルの中に、リンゴの果実が丸ごと
入ったカルバドスで有名な、同社のラインナップと共に、
1963年のヴィンテージを去年ボトル詰めしたものを飲む。
不思議な事にとても若々しくて、言われなければわからない
くらいなのだが、時間が経つにつれまろやかさが増して、
この酒の奥深さを思い知る。来年のゴールデンウイークには、
ドーヴィルで、全世界のカルバドス協会の会員が集まる会合
があるのだそうで、そういった集いに出席してみたいものだ。
しかし取材するには、日本の食後酒の文化は冷え込んでいる
アペリティフにはちょっとした仕掛けがあったけれども、
ブランデーを石原裕次郎さんが飲んでいた時代からすれば、
退化しているので逆に、揺り戻しが来るかも知れない。
【エセアスリートの日課】
バイク 20km
【零細馬主で馬券下手】
トゥインクル開催が終わると、パドックの真剣味が違う。
同条件で前走勝ったオーイノヒノマルがガチガチの1番
人気に推される中、我がオベリスクライトは20倍以上。
最終的には10倍台だったが、それでも2〜3番人気と
いうからには、厳しいファンの見立てが、伺われる。
例によって好スタート。しかし内枠から人気馬がハナを
主張すると無理に競りかけず、2番手を追走。馬体を
合わせて直線に向き、一気にスパートという段になって
脚色は衰えるばかりか2頭のマッチレース。結果は3着を
6馬身ちぎっての、3/4馬身差という2着である。
これはほとんど実戦での併せ馬で、調教以上の価値が
あるレースであった。タイムも良馬場で自己ベストを
更新。まあ、今週は2つ重賞があるので、タイムが出る
馬場であろう。調教師との打ち合せも話が弾み、餅代
稼ぎの師走開催に向け、調子が上がったのは大きい。
明日は、ワールドエミネンスの叩き二戦目である。
プラス5キロだが気合い乗りは十分
【ラジオデイズ】
中山競馬場での番組公開イベント。フリーマーケットの会場
という、馬券を買いに来た人たちとは、ちょっと違う客層の中
DJの竹山まゆみさんと2人で、いわゆる公開放送のスタイル
でオンエアがないものを、イベントとして行なう。
サテライト・スタジオの功罪について、以前亀渕昭信さんと
話した事があるのだが、営業的なメリットはさておいたとして、
目の前に集まった人に、つい集中してしまいがちで、ラジオの
リスナーをおきざりにしてしまうのは、よくないという結論に
達した事がある。しかし今日のイベントでは、馬券中心という
競馬話よりも、むしろフリートークを中心にということになり
本当にBGM的な賑やかしとして、曲をかけつつ話をした。
曲間にときどきブースに来てくれる人はいるものの、言って
みればリアクションのない空間。しかし考えてみれば、これが
普通のラジオで、目の前の人に惑わされず、マイクに向かって
語りかけることの重要性を再認識させられた。気がついたのは、
3パートの最後のじゃんけん大会で、今までリアクション
のなかった人々が集まってきて、その多くが番組リスナー。
サイレントマジョリティを想像する事が大事だと、ラジオでは
特に教わったのだが、聴いてないようで聴いてくれている、
そんな人々の姿を、今日のイベントでは目の当たりにした。
目の前のリスナーとのやりとりは、オンエアでは最小限に、
そして番組終了後に手厚く。これは鉄則である。
【零細馬主で馬券下手】
JCダートは、まるでアメリカの競馬を見ているような展開の
テンが早くてサバイバル戦。強い馬が勝つことになった。
ヴァーミリアンの馬場適性不安を考えた事が恥ずかしい限り。
あまり偉そうにいえないが、今年のG1はある馬券をテーマ
として買い続けていた、それは武横典安勝の三連複である。
ある知人がG1で迷ったらこの馬券が炸裂すると去年語り、
とにかく1点はこれを買えばいつかは大きい馬券が来るはず。
しかし今日だけは忘れていた。すっかり忘れていた。だって
変則開催で土曜日のG1だったから…。気がついたのは、
ゴール前であきらめず猛然と差してきたサンライズバッカス
が3着に入った時。こういうのはわかった時にはもう遅く、
忘れた頃にやって来るものだ。実はオマケがあって、横典を
2着付けの三連単だと、2点でさらに高配当が臨めるという
ことであるが、果たしてそのような結果になったのだ。
ヨタ話はさておき、ジャパンカップの予想といこう。
ディラントーマスが出走しなくなった事で、アプレ凱旋門賞
@東京競馬場という構図が消えたのは残念。とはいえ元より
ディラントーマスは「鴨」だと思っていたので、馬券的には
配当が低くなりそうで残念だ。メイショウサムソンのナタの
強さは、成長力と共に増し、同じオペラハウス産駒である、
テイエムオペラオーの4歳時を彷彿とさせる。競馬は魔物だが
馬券の対象にならないとは考えにくい。ウオッカもまた53kg
で出走できるのはチャンスである。ファビラスラフィンと
同じ秋の秋華賞からJCというローテーションということで、
人気以上の劇走も考えられる。非常に外国馬はあるとすれば、
デインヒル産駒のアルティストロワイヤル。アメリカの西海岸
に移籍したのは、軽い芝の適性を見越しての事と思いたい。
インティライミの本格化、ポップロックの内枠で死んだふり
というのもないとはいえない。馬券的にはメイショウサムソン
1頭軸マルチでポップロック、アルティストロワイヤル、
インティライミ、ウオッカの3連単で勝負する。
【エセアスリートの日課】
スイム 2100m
ホントはJC分泳ごうと思ったが、JCダート分で息切れ。
ヴァーミリアンが前売り一番人気だ。兄がサカラート。
というより近親にダイワメジャーやダイワスカーレット、
つまり今最も旬な母系である。ダートの2100mを勝った
経験があるのは、この馬しかいない。しかし東京の
ダート適性から考えるに全幅の信頼を置くのは避けたい。
本命はカネヒキリ、アロンダイトに匹敵するダート適性を
見せるドラゴンファイヤー。とにかく今一番勢いがある。
とはいえアメリカの大将スチューデントカウンシルは
いかにも日本向けの血統だし、フサイチホウオーは未知の
魅力、フリオーソも侮れないのでBOXで勝負する。
2度あることは3度あるのか、いやそれはないだろう。
ダイナミックスターは中1週で、中京の4R。そろそろ
勝ってごほうびの休養をさせてやりたい。ディスパーロは
抽選で外れて除外となった。
懲りない日本人と、商売上手なフランス人。それは
東京人と京都人における「分けてください。売って
あげまひょ」の関係だと思う。なんとミシュランの
東京のレストランガイドが、近代稀に見る売れ行きだ
そうだ。拙ブログを読み、あちこちのおいしいもの
を食べてますね、という感想をよくいただくが、
(いちいち書かないけど)同じ店をぐるぐるしている。
エンゲル係数がもっと高い人や、ブログ取材を兼ねて
食べ歩いている人や、接待される人は世の中にゴマン
といる。と思ったら15万部が売れたというから、
その3倍以上は優にいる訳だ。結論から言うと、
夕刊フジ火曜日に載ったリストだけでボクは十分。
英語版で世界に日本の食文化を発信することには、
意義があるけれど、本来ミシュランは自動車旅行の
ためのガイドブックだ。ヨーロッパの車旅行には、
欠かせない本なので、ザガットのようなガイドと
同じように語られるのは、違和感がある。まさに
ブランドの威光の前に、ひれ伏する日本人の構図。
パリのフォーブルサントノレのエルメス本店で、
スカーフをあれこれひろげては、迷いに迷って
店員に高飛車にあしらわれていた人々や、サッカー
W杯でチケットを詐欺に近い形で分けてもらって
いた人々を思い返すと、全く情けなくなるのだ。
ミシュランが日本国内旅行の自動車ドライブ案内を
外国語で出すことはないだろう。でも観光客を誘致
するには、東京都知事が東京の食文化が紹介されたと
喜んでいるのはご愛嬌として「YOKOSO JAPAN」
のキャンペーンよりそっちの方が大事だ。そして
「わざわざ食べにいくだけのために旅行する価値」
がある店は地方にあるはずだ。だいたいスペインの
エルブリは、決して都会にあるワケではない。
タイトルはMurray Headの80年代のディスコヒット。
その怪しげな歌詞(ユルブリンナーやサマセットモームも
登場)と曲の雰囲気に違わぬ独特の街である。深夜到着で
繁華街の安ホテルに投宿。オッサンは日本人だけではなく、
ダメダメな白人も数多くたむろしていて、猥雑な雰囲気。
屋台でも一生懸命覚えたタイ語は、全て英語で返事をされ
仕方がないので、独特の文字を勉強する。とりあえず44の
子音のうち10コくらいと、あいうえおの基本的な母音は
何とか覚え、あちこちに書いてある「出口」とか、好きな
象さんビールのチャーンとかは読めるようになってきた。
海外に行くといっても、レンタカーを借りて、地図を見ずに
運転するところばかり。緊張感がないので、マイレージの
都合で選んだが、文字も読めず、土地勘がなく、緊張しなきゃ
いけない場所に身を置く事にした次第。元番組スタッフで、
現在はバンコクに住んで会社を興している日本人に案内され
優雅なランチや川べりのカフェ、アキバ系ビルや学生街を
探索。代官山にも支店ができたマンゴー専門デザート店で
アタマがキーンとする甘さのジュースを飲み、屋台村では
涙と共に鼻水が出るほど辛いヤムヌアを食し、弾丸ツアーは
あっという間に終了した。
金ピカの王宮は、想像したよりド派手じゃなかった。
比内地鶏についての偽装があれこれ言われている。
もともと比内鶏というのは、天然記念物だそうで、
それを食する機会がある人はごくごく限られている
のだが、それをかけあわせたものだから、血統書つき
というだけで、飼育方法なども含めて管理された、
松坂牛とは似て非なるもののようだ。鶏肉は正直な
ところ、大量生産のブロイラーと、手をかけた地鶏
(例えばブロイラーでも手をかけたものはうまい)
以外は、名古屋コーチンぐらいしか思い入れがない。
名古屋で食べた名古屋コーチンは本当に旨かった。
とにかくボクには、別に牛肉以外には、ブランドを
求めないので、偽装はけしからんと怒る気もしないし、
同じ肉でも飼育方法、エイジング、調理方法の方が
大事だと思う。この種のだましは、踊らされる消費者
がいてこそ成立されるのだから、何がおいしいのか
という絶対的な価値観を持つに限る。高いお金を出し
食材をあさるのではなく、旬のおいしいものは安く
大量に出ている、ということの方が大事なのでは
ないだろうか。肉には旬があまりないので、肉食へと
日本が移行していることへの警鐘だと考えたい。
【肝硬変への道】
まんさくの花 キヨニシキ100%純吟生(秋田)
【ラジオデイズ】
洋楽のコンサートはひととおり見たと思っていたが
今回のパイロットの川崎クラブチッタは初来日である。
まだまだ見たことのない往年のアーティストはいるものだ。
オープニングのインストで何とか滑り込み、
ステージ上のメンバーがスーツ姿のにはまずびっくり。
もちろんドラムスのスチュアート・トッシュは(10cc
で来日経験あり)例外だが、新ツアーメンバーの2人
とデビッド・ペイトンは、まるで藤岡藤巻のような
サラリーマン・オヤジ・バンドの出立ち。とはいえ
声が出るかのボクらの心配をよそに、もともと高音が
シャウト気味のヴォーカルは健在。彼らの特徴である
ハンドクラップも、会場を埋めた、いい歳の取り方を
したオーディエンスにより、しっかりとサポート。
クラブチッタ全体が同窓会という雰囲気だった。現に
ヤンパラのテーマソングを作ってもらった松尾清憲氏
をはじめとする、久々に会う面々とあちこちで遭遇。
お誘いを受けたR氏と「なつかしー」を繰り返しつつ
生きていてこのライヴが見られるとは思わなかったと
感涙の2時間あまりを過ごした。その余韻を「なりた」
で味わいつつ、そこでも常連たちと至福の時を共有。
持つべきものは10代の記憶と40代の新しい仲間だ。
【零細馬主で馬券下手】
予想のアップがうまくいかなかったが、結局はダイワ
メジャーの横綱相撲。先週と同じような十分に考え
られうる展開だが、そこもふくめてアンカツマジック。
上がり34秒5で1分32秒7では、外枠後方待機の
ベクラックスの出る幕はなかったということか。
というより上位5番人気までがすべて掲示板という
ところが、日本の競馬に熟知したファンの眼力だろう。
今週末は個人的には有馬より盛り上がるJCウィーク。
日曜日は中山競馬場のイベントだが、ディスパーロも
出走予定。2歳のダイバーシティはトレセンに入厩。
大井の2頭も臨戦態勢で、ひと足早いモチ代稼ぎと
いきたいものだ。
【肝硬変への道】
Freres bel air’04(ボルドー)
Ch.Rosaley’04(ボルドー)
Lalande de pomerol’04(ボルドー)
【零細馬主で馬券下手】
どの馬にもチャンスがあるメンバー構成だけに、
単勝10倍以下の馬が5頭と、人気は割れた。
このレースではマイル以上の距離適性がある馬が
中心勢力となり、マイルの鬼が連対したのは、
トロットサンダーぐらい。短距離路線からギリギリ
マイルという馬にはサクラバクシンオークラスで
ないと厳しいし勝ちきれない。復調なったとしても
スズカフェニックスは消える。ダイワメジャーに
往年の輝きがないとすると、伏兵のマイルの鬼に
注目せざるを得ない。
ジャパンカップで伏兵のアメリカ馬が連対した歴史が
繰り返す。硬い馬場に適性ありと陣営が判断する
ベクラックスは、狙いすまして勝ちにきた。
馬連を中心に思い切って高配当を狙ってみる。
【エセアスリートの日課】
バイク 15km
スイム 1600m(マイルCSにちなむ)
帝国ホテルでの谷川俊太郎氏のピーナッツ翻訳40周年
記念記者会見に出席。ボクがピーナッツに出会ったのは
忘れもしない1971年のクリスマスである。当時はドルの
変動相場制に移行する時期。ファミリアで発売されていた
スヌーピーのぬいぐるみが3600円で、ちょうど10ドル
換算だったのだ。で、1ドルが360円から切り下げられ、
ぬいぐるみが安くなると思いきや、日本製なので値段が
変わらなかった、というオチである。でも当時ニュースで
円相場が発表されるたびに、ドキドキしたものである。
それはさておき、同時に買ってもらった鶴コミックの本は
英語を習っていなくて、アメリカ文化にも触れた事がない
小学生には難しかったのだが、谷川俊太郎さんの訳で、
ずいぶんそのハードルをクリアされた部分があるのだ。
インタビューでは、内省的なシュルツ氏の独特で、理解
しづらい世界観は言葉遊びが難しく、ルーシーの屋外
精神カウンセラーなど、日米の時代と社会のギャップ
などに悩まされたという話を聞いて、ピーナッツに対する
理解が一段と深まった気がした。資本主義や競争社会
における「負け組」の生き方や心の持ちようといったもの
に関して、勝って官軍、ハッピーエンドなハリウッド作品
とは正反対なポジションにある。表題の「やれやれ」という
名訳は、まさに後世に残る、うつな世の中の処方せんだ。
チャーリーブラウンのシャツを着た谷川氏と生スヌ。
着ぐるみとの掛け合いも、丁々発止。
【エセアスリートの日課】
バイク 30km
【ラジオデイズ】
放送批評懇談会で会合があり、たまたま終了後にラジオ委員会
の打ち上げに合流。久々にラジオ委員と忌憚のない意見を交換
した。そのうち出たのは「若者向け番組」と「若いスタッフ」
つまりは将来のラジオを担っていく人たちへの、愚痴ではなく
不安である。果たして聴取率の高い番組にあぐらをかいて、
丁寧な演出のない番組でよいのか。またラジオを志す若者が
様変わりしている。という事だった。当然答えは出ない問題
だけれども、理想論や自分たちの経験と比較して、悲観的に
なってもはじまらない、というのがボクの持論である。高学歴
なエリートだとしても、不正を働くフトドキモノもいる訳だし、
どん底からはい上がって行った優秀なスタッフは、何人も
知っている。自嘲気味に「俺たちは潰しが利かない仕事だ」
と言っていた先輩もいたけれど、ラジオがメディアの主流で
あった時代は、すでにボクが大学を卒業した四半世紀前には
終焉を迎えていた。ひとつだけ言えるのは、ラジオの世界で
秀でながらも、それ以外の世界でも通用する共通言語を持つ
人材は強い。伝統工芸の伝承者ではないし、制作方法や録音
技術はどんどん進化していくのだから、いかに魅力的な若者が
入ってきてくれるのかは、いかに魅力的な先達でいられるか。
とどのつまりは、自分が頑張るしかないのである。尊敬する
ラジオの先輩はみな、自分と局や主張や芸風が違っていても、
人間的にこういう風になりたいと思わせる人だった。
【零細馬主で馬券下手】
エリザベス女王杯は、ウオッカの回避によって、レースが
鉄板になり、3連単狙いからダイワスカーレット軸の馬連に
作戦変更。本線的中することができた。収支だけを考えると
ウオッカが出走してきてこの結果ならもっとついたのに、
などと思うが、贅沢は言うまい。というのも資金稼ぎのため
買った平場のレースが、痛恨のPAT入力ミス。「よしっ」と
声を上げて、PATの現金が増えていないので確認すると
買い間違い、というのは何ともやるせないものである。
それにしてもウオッカの今後はどうなるのだろう。軽い炎症
とはいえ、古傷の再発だけにタチが悪い。年度代表馬か
との声も上がったのに、ダイワスカーレットに3勝されては
最優秀3歳牝馬のタイトルも難しいだろうし、無事是名馬。
ディスパーロは外をまわらされての先行争いで、さっぱり
終いの脚がない状況。競馬と言うのは、こうした展開に
泣かされる(逆に助けられる)ことも多いが、それは
圧倒的な力の差がないということでもある。この条件では
能力上位と思っていただけに、ちょっとがっかり。それでも
レースに出てくるから愚痴もこぼせる訳で無事是名馬也。
岩手競馬の「トレジャースマイル」は5着だった。
ハートの流星で、観客が4割り増しとか。
【零細馬主で馬券下手】
大きなレースではなんとなく、こんな事があったなぁ
と思うような歴史は繰り返すものだ。今回の3歳馬の
人気二頭。アドマイヤグルーヴとスティルインラブで
決まった2003年だ。好敵手がいてこそ磨かれる。
秋華賞でのダイワスカーレットは、テン良し、中良し、
終い良しの横綱相撲。ぶっつけで、負けてなお強しの
ウオッカ。この2頭に割って入るとすれば、先行馬の
アサヒライジングとフサイチパンドラしかいない。
自信を持って4頭の三連単BOX馬券で勝負する。
福島1レースのダイナミックスターは好位にとりつく
ものの直線で失速。流れが厳しいともいえるが、勝馬
は逃げた馬だけに、物足りない印象がなくもない。
それでも何とか掲示板に載っているので、そのうち
順番が回ってくるかもしれないだろう。
東京7Rにディスパーロが出走する。今回はかなり
人気になりそうだが、馬場が渋るのがプラスかも。
好走を期待したい。
新宿三丁目の「クレッソニエール」。雑居ビルの地下という
お世辞にもウマい店が入っていなさそうなロケーションだが
しっかりと食べられるフレンチのビストロ料理を、しかも
ひと手間かけてアレンジされて食べられる店である。
打ち合せの食事だったのだが、コースとアラカルトという
腹具合に応じたオーダーにも応えてくれ、クロワッサンを
焼いてみました、というサービスなどもあって満足。
ずいぶん前に行った時とは内装もリファインされていた。
「オー・ヴュ・パリ」がパーティもできるにぎやかなビストロ
だとすれば、ちょっと落ち着いた感じになっていて、新宿
三丁目フレンチの双璧として使い分けられる。何よりも
「ゆで卵のマヨネーズがけ」という、サンジェルマン・デ・プレ
のポリドールではじめて食べた小皿が、オーロラソース風
のマヨネーズになっていたのが面白かった。姉妹店である
渋谷のコンコンブルが、特にランチ時の大行列で、ちょっと
落ち着かないのとは対照的。雨に濡れずに地下道に接続
しているのだから、困った時の味方であるといえよう。
【エセアスリートの日課】
バイク 20km
【肝硬変への道】
Bourgogne Rouge’05
打ち合せに夢中で作り手をメモらず。
【ラジオデイズ】
アナウンサーが滑舌の練習をするための読本と言うのがある。
時に早口言葉として、子どもの頃にやった「生麦生米生卵」の
たぐいなのだが、本来は一つ一つしっかりと、ゆっくりと
発音する事によって、正しく聞きやすく発音するのが目的だ。
しかし文章がユニークで、カ行ナ行マ行や濁音などを集中的に
一つの文章に集めているので、初見では正しく読めないもので
遊び感覚でやったりもする。例えば「バスガス爆発」のあとに
続いて「ブスバスガイド」がくっついていたとは知らなかった。
「ゴルバチョフ書記長の子、子ゴルバチョフ書記長」「シャア
少佐そうしやしょう」「22通中20通」「僕ボブ」などなどは
新手のもので、演劇界などで新しい言い回しが生まれている
のかも知れない。そんな言葉は短くて、いわゆる着信音に
なるかもという話をしていたら、面白がってくれる人がいて
ここで配信されることになった。アナウンサーはこの種の
落ち着いたものがハマる実力派の、東海林克江さん。
普通のメールや電話の着信音も、ニュース調にしていたら、
いつの間にか、「タモリのオールナイトニッポン」のつぎはぎ
ニュースみたいになってきて、第2弾ができればいいのに、
と思う。
【エセアスリートの日課】
バイク 30km
スイム 1000m
きのう行徳のステーキ石井に行ったのだが、その時に話題に
出た「ルース・クリス・ステーキ・ハウス」が先月末日本に
初上陸した。台湾で3店舗、香港で2店舗あるので、
アジアでもそれなりの需要があるのだろうが、本家のホーム
ページを見ると、フランチャイズになるためには、金銭的に
1億2000万のキャッシュによる資本金、米国内での暖簾代が
一店舗あたり1800万円で海外はそれ以上。そして毎月の
ロイヤリティが売り上げの5%で、宣伝販促費が2%とある。
このあたり明記されているのがアメリカらしいのだけれど、
東京店のお値段は、そうしたこともあってなのか本国の倍以上。
昔このチェーンのモットーだった「We are serious about
Steak」という言葉にたがわぬ、クオリティ・コントロールが
徹底されているだろうけれど、二人で年2回食べたとしたら、
アメリカへの旅費が出る予算である。それならアメリカで、
隠れた名店を探すほうが、僕にとってはありがたい。日本の
ステーキはアメリカのそれとはやはり別文化の別物だ。
【エセアスリートの日課】
ラン 12km
一日経って、追い駆けっこばかりして走り回っていた
二匹の黒猫は、疲れ果てて文字通りバタンキュー。
しかし食事時になると、一緒にゴハンをくれという。
尿管結石持ちの先住猫は、特別処方のエサしか
食べられないし、子猫は子猫用を与えるのだが、
それぞれ教えれば自分のを食べるのだから偉い。
それにしても子供の頃に飼っていた猫は、ごはんに
かつお節だった。いまやその種類たるやすごい。
だいぶ仲良くなってきた。
【エセアスリートの日課】
バイク 20km
【肝硬変への道】
Jindalee Estate '06(オーストラリア)
行徳の「ステーキ石井」でシラーズに合わせる。
ご主人の競馬談義ではなく、栂池話で盛り上がる。
競馬が始まる前に、仔猫を受け取りに府中まで行く。以前から
よその猫を預かったりして、2匹で遊ぶ楽しそうな姿を見るに
つけ、もう1匹飼いたいねぇ、と話していたのが実現しそう。
「先住猫との折り合い」などを見るため、1週間のいわゆる
お試し期間ではあるが、よほどの事がない限り飼う事になる
だろう。生後2カ月のこの子は、まだピーピー鳴いていて、
6年ぶりくらいに見る赤ちゃんだ。6匹一度に生まれたらしく
猫の中で揉まれているようで、小さくても物怖じしないが、
先住猫の方はだらしない。威嚇しながら逃げるという体たらく、
飼い主に向かっても鳴き声を荒げて嫉妬心丸出し、など思わぬ
反応に苦笑する。父親がアメリカンカールということもあり、
BCクラシックを勝ったカーリンという名前にしようとしたが
猛反対を食らい、ハロウィーンの黒猫にちなんで、カボチャの
ポティロンからポチはどうかというと、コレまた却下。
番組のタイトルをつけるのはわりと得意なのに、人間や猫は
なかなか名付けるのが難しい。
【エセアスリートの日課】
バイク 20km
黒猫は写真を撮るのが難しい
【ラジオデイズ】
電車でばったり鴻上尚史さんに遭遇する。NHKの番組収録
へ向かっているところで、iPodに台本という、普通は声を
かけづらいシチュエーションながら、10数年ぶりの再会
なので、おもわず声をかける。レギュラーでの仕事を一緒に
したことはないが、オールナイトニッポンの特番やゲストで
たびたびキューを振った相手でもあり、デーモン小暮閣下、
サンプラザ中野さんという早稲田閥の中核(!?)に位置した
せいか、僕の番組との交流も深かった。そういえば2部の
収録ゲストで彼が来た時に、なんとか録音である事を、
バラそうとする鴻上さんと、生放送を装うディレクターの
僕がバトルをした。テープを止めずに収録していたので、
オンエアされる予定の、現在時間をカウントしたりした。
そんなやりとりがまかり通っていた深夜放送の時代である。
最近のニッポン放送の様子や、ラジオというメディアについて、
また彼にいろんな仕掛けをした尊敬する先輩ディレクター
のことなど、つかの間の再会で話がはずみ、ネットラジオも
含めて、音声媒体はラジオ制作者が自信をなくしているほど
捨てたもんじゃないという結論で、次回はゲストで再会という
約束をして渋谷駅で別れた。
Recent Comments