ディジェスティフの逆襲
西麻布「ビストロ・ド・ラ・シテ」で、カルバドス醸造元の
クール・ド・リオン社クリスチャン・ドルーアン氏を囲む会。
カルバドスになる前段階、樽での熟成前の「ブランシュ・ド・
ノルマンディー」など、初めてトライするものもあって、
興味深くディナーは進む。透明なのでカクテルには使い勝手
がよくて、バーには重宝されるとか。リンゴのスピリッツ
全体ではここ数年、ロシアが消費国として上位入りしている
とか。さもありなん。ボトルの中に、リンゴの果実が丸ごと
入ったカルバドスで有名な、同社のラインナップと共に、
1963年のヴィンテージを去年ボトル詰めしたものを飲む。
不思議な事にとても若々しくて、言われなければわからない
くらいなのだが、時間が経つにつれまろやかさが増して、
この酒の奥深さを思い知る。来年のゴールデンウイークには、
ドーヴィルで、全世界のカルバドス協会の会員が集まる会合
があるのだそうで、そういった集いに出席してみたいものだ。
しかし取材するには、日本の食後酒の文化は冷え込んでいる
アペリティフにはちょっとした仕掛けがあったけれども、
ブランデーを石原裕次郎さんが飲んでいた時代からすれば、
退化しているので逆に、揺り戻しが来るかも知れない。
【エセアスリートの日課】
バイク 20km
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