ラジオの公開放送の原点
【ラジオデイズ】
中山競馬場での番組公開イベント。フリーマーケットの会場
という、馬券を買いに来た人たちとは、ちょっと違う客層の中
DJの竹山まゆみさんと2人で、いわゆる公開放送のスタイル
でオンエアがないものを、イベントとして行なう。
サテライト・スタジオの功罪について、以前亀渕昭信さんと
話した事があるのだが、営業的なメリットはさておいたとして、
目の前に集まった人に、つい集中してしまいがちで、ラジオの
リスナーをおきざりにしてしまうのは、よくないという結論に
達した事がある。しかし今日のイベントでは、馬券中心という
競馬話よりも、むしろフリートークを中心にということになり
本当にBGM的な賑やかしとして、曲をかけつつ話をした。
曲間にときどきブースに来てくれる人はいるものの、言って
みればリアクションのない空間。しかし考えてみれば、これが
普通のラジオで、目の前の人に惑わされず、マイクに向かって
語りかけることの重要性を再認識させられた。気がついたのは、
3パートの最後のじゃんけん大会で、今までリアクション
のなかった人々が集まってきて、その多くが番組リスナー。
サイレントマジョリティを想像する事が大事だと、ラジオでは
特に教わったのだが、聴いてないようで聴いてくれている、
そんな人々の姿を、今日のイベントでは目の当たりにした。
目の前のリスナーとのやりとりは、オンエアでは最小限に、
そして番組終了後に手厚く。これは鉄則である。
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