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放送批評とメディア批評

【ラジオデイズ】

放送番組批評というのは、ジャンルとして確立はされていない。
言い換えれば、批評家は存在せず、基本的にそれを生業にして
いる人はいない。似て非なるのが、メディア批評。これは、
メディアを取り巻く環境や、技術、法制なども含まれるので、
混同されがちではあるが、大学で研究されていたりもする。
ボクは商学部だったが、「コミュニケーション」を専攻した。
「新聞研究所」という名称のゼミに所属し、放送メディアの
研究をしていたが、やはり番組の中味ではなかった。時代は
変わり、「新聞研究所」というタイトルが上智大学にしか
存在しなくなってしまったと、音教授から話を聞いてはいたが
メディア研究自体も、携帯やネットが中心で、もはや4大
メディアといわれる、新聞、雑誌、ラジオ、テレビの研究を
する大学生は殆どいないのだそうだ。たしかに社会に出てから
役に立つというか、ひと儲けできそうなのはそっちである。
まして「番組批評」なんてものは、ネットの書き込みなどで
十分であり、アカデミックに論じるものではないのだろう。
自分が制作者だからこそ、番組の制作者への助言や、苦労を
称賛できる立場にあるだけに、番組の顕彰をする場合には、
「学識経験者」のような審査員とは一線を画していると思う。
とんでもなく勘違いな評価を、自分の番組に対してされた
経験の「リベンジ」ではなく、誰もが納得するような評価を
することが求められていると思う。年末の「放送批評懇談会」
の会合で意識を新たにしたのである。


【エセアスリートの日課】
バイク 20km

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