男二人で中華三昧
香港国際競走の取材のため、去年から廃止になったUA便に
かわって、同じスターアライアンスのANAに搭乗。
ターミナルは一緒だし、ラウンジも使えるが、乗った感じが
狭いなぁ、と機内を見渡したところ、なんと大学のクラス
メートをシートに発見。香港の会社の取締役をしている彼は
会社登記の関係で短期出張だとか。ということで、金曜日の
夜は東京でたまたま行われているクラス会の、香港分科会を
二人で行なう事なった。1年あまり住んでいた彼の案内で、
ハッピーバレーの「誉満坊」の飲茶を皮切りに、セントラルの
エスカレーター近くの「蛇王芬」で咸魚鶏粒炒飯、ST.GOUGH
の「九記」で牛ナン麺と、三軒をハシゴして食べまくる。
咸魚というのは、干し魚で、アンチョビの位置づけとして
使うようで、独特の熟成香が漂うだけに、日本の中華料理では
ポピュラリティーに欠けるといえる。しかし病みつきになる
というか、舌が味を覚えてしまい、これから香港に来たら
必ずコレを食べないといられない予感がする。その後バーを
求めてウロウロすると、東京の中華料理屋のクラス会の面々
から携帯に「お前達一緒にいるだろう」という電話がかかって
きて、あまりに図星で大笑い。結局「蛇王芬」の隣の3階に
出来たばかりの「In-Vited Wine」という、立ち飲みが出来る
ワイン屋で地下鉄がなくなるまでボトル2本+αを痛飲。
ホテルまで30分ほど千鳥足になりながら徒歩で帰る。
【肝硬変への道】
Geoff Merrill Merlot‘03(オーストラリア)$180
Valle Andino Merlot‘05(チリ)$75
Yari syrah/merlot‘05
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Comments
はーい!ビックリ。よく食べ、よく飲みましたね。咸魚・・「ホンユー」です。今後も宜しくお願いします。また分科会をやりましょう。約束も忘れずに。
Posted by: シェフ | December 09, 2007 01:36 AM
シェフさん
咸魚は一生忘れません。タイ語と広東語の共通点をいろいろと見つけました。香港人は認めたがらないそうです。でも「鶏」を「ガイ」「カイ」(日本語は「ケイ」)と発音することや、魚醤の文化やら、あの炒飯に凝縮されたエッセンスは、今さらながらにノックアウトされました。
Posted by: 入江たのし | December 10, 2007 01:14 AM
それにしても、ワインの飲める店を探してぶらりと入ったのが「In-Vited Wine」とは……。香港ではかなりクセのあるワイン商の一つ。さすがいいところを見つけましたね。だけど、あそこから、あのホテルまで歩いて帰りません、香港のヒトは普通(笑)。
Posted by: 富柏村 | December 11, 2007 03:45 PM
富柏村さん
恐れ入ります。なんか、ハナが効いたもので。安くていいワインにめぐり合いました。マダムが今はなき日本の銀行の香港支店に勤めていたとかで、もともと銀行マンのシェフさんとも盛り上がりました。ワイン持ち込みの中華と、食べ物持ち込みのワイン商。これぞ香港、日本じゃ考えられないです。
Posted by: 入江たのし | December 11, 2007 06:41 PM