衝撃のマルゲリータ
東中野のピッツェリアGG(03-6426-0309)。
最近ウワサを聴き、月一の東中野詣でのついでに訪問。
店の奥の窯は、客席から薪が炎を上げている様子が
よく見える。注文を受けてから、生地を丸めて伸ばし
具を乗せ、オリーブオイルをかけ、焼くこと約90秒。
あつあつの「マルゲリータ」があっという間に完成だ。
とにかく生地の塩味がサイコーである。1枚はペロリ。
チーズ入りライスコロッケの前菜と共に食す。
イタリア料理自体を理解していなかった25年前、
雑誌「オリーブ」の地方取材で知ったその前菜。
「アランチー二」を、東京に帰って今も健在の名店
「ピエモンテ」で、メニューにないかと聞いたら、
「それはピッツェリアのもの」と言われたのだ。
後に多くのイタリア人と仕事をし、ピッツェリアは
日本におけるラーメン屋に匹敵。炭水化物摂取で
手っ取り早く腹を満たすファーストフード的存在と
教わった。ラーメン屋のつまみをリストランテで
出してくれと言われても、無理な相談なのである。
それも美味かったが、肝心のピザ生地の焦げ目や
モチモチ感、ソースのバランスと、バジルの香りは
完璧である。10年前の中目黒「SAVOY」以来の
衝撃と言っても過言ではない。もちろんおいしい
ナポリピザ屋は、東京で本当に増えた。しかし
有名店でも「勘違いしているんじゃ」と思わせる
リストランテより高い店も数多い。1枚750円。
遠くのラーメン屋に足を運ぶ文化は日本にはあるが
遠くのピッツェリアに足を運ぶかどうか…。でも
その価値は十分にある、久々のヒットだった。
【エセアスリートの日課】
バイク20km
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