暴れん坊省軍
ボクの知り合いに一人「暴れん坊」がいる。
人情味あふれるいいヤツなのだが、いい歳をして
喧嘩っ早い。先日も日本語がうまく通じない輩と、
駐車場で大立ち回りをしたそうだ。ヤではじまる
自由業ではないのだし、近頃の喧嘩は命がけだから
バカなことはやめなさい、と話すのだが、彼は
「スタンガン持ってたから大丈夫」、とワケの
わからない理屈をこねて、あきれてしまった。
まあケガはなかったからよかったし、その程度なら
可愛いもの。イージス艦の事故はシャレにならん。
「北朝鮮からミサイルが飛んできたらどうする」と
脅しをかけて、世界で5カ国しかもっていない、
最新鋭の武器を買い与えられ、おまけに「防衛省」
へ格上げされたのは承知の通り。喧嘩腰、そして
肩で風を切って歩いていて、身内にぶつかり…。
「暴れん坊」の話は、まだ笑い話にもなるけれど
国家が暴れ出したら手を付けられない。暴走を
止められなかったことで、国民が大きな打撃を
受けた経験をしたにもかかわらず、懲りないのか。
分不相応な武器を持っても、気持ちばかり大きく
なるだけで、ロクなことはない。軍事オタクの
責任者は即刻クビ、省からの降格というのが、
一般社会での常識ではないだろうか。
【肝硬変への道】
Le Volte ‘05(トスカーナ)
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