デジタルでのラジオ・サイマル放送開始
【ラジオデイズ】
とても地味ではあるが、在京AM3局のTQL
(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)が、
デジタルラジオでサイマル放送をスタートさせた。
最もコンテンツ制作に対してお金がかかっている、
「リッチ・コンテンツ」が現行のアナログ放送。
デジタルは新機軸とはいえ、遥かに予算が少ない、
「プア・コンテンツ」で「本家」を上回る顧客を
確保することは不可能だと、今まで事あるごとに
発言してきた。まずは一歩前進である。
ラジオのセットインユースの低下もさることながら、
首都圏における特にAMラジオの劣悪な聴取環境を
改善するために、現行放送のデジタル化は必須。
既成事実の積み重ねで、あとはもっと簡便で安価な
聴取方法が進んでいくことに期待したい。
今のデジタルラジオの番組が云々ではない。
結局アナログラジオ以外の独自のフォーマットは
衛星ラジオ、ネットラジオを通じ、ビジネスとして
何一つ「本家」を上回る成功を収めていない。
それどころか撤退したものは数多い。
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