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November 2008

11kmと2400m

【エセアスリートの日課】

河口湖マラソンのファンラン11kmの部に出走。
ホノルルマラソン完走以来9年ぶりのレースだ。
とはいえ往時のモチベーションもなく、練習も
週に1回から2回という体たらくなので、まずは
1km6分で楽に走ってみようというのが目標。
天気は晴れて気温も2.7度とそれほど寒くなくて
絶好のマラソン日和。霊峰富士を見ながらの
ランはとても気持ち良かった。5キロ通過が
30分で「よしよし」と思っていたら、よどみの
ある流れにだまされたのか、微妙に距離表示が
違うのか、痛恨のペースダウン。残り3km地点に
なってから、56分も要していると判明して、
そこからスパート。とはいえ3km14分はきつく
最後の1kmは殆どダッシュしたが1時間11分
27秒というタイムだった。ランナーズ・ハイで
気持ち良く走れた、と勘違いしたスローペース。
競馬ではこんな事がしょっちゅう起きている。

【零細馬主で馬券下手】

ジャパンカップはラン出場のため予想アップができず。
東京競馬場で観戦とはいえ53kgのハンデでようやく
G1挑戦という馬を馬券に絡めるほど穴は狙えなかった。
ウオッカはあれで3着に来てしまうのだから、やはり
強い馬である。マツリダゴッホも4着は立派である。
有馬記念はレベルが高い馬が集合し、非常に楽しみだ。
そしてシンガポールでは、馬主仲間の一人が所有する
エルドラドが見事に現地G1勝ち。パーティで結果を
知り、皆で大いに盛り上がりご馳走になる。高岡師も
シンガポールで初G1。ようやく大輪の花を咲かせる
まさに歴史的な一日であった。土曜日に出走した
ディスパーロは新聞にあまり印がついていないものの、
ルメール人気なのか、結局は3番人気と過分な評価。
しかしレースぶりはスパッとスタートを決めて、
逃げ馬をマーク。休み明けの分置いて行かれての2着、
とはいえこのクラスでも十分通用することを示した。
来年は6歳。とりあえずこのクラスでの勝ち負けを
続ける形で賞金を稼いでくれるとうれしい。

【肝硬変への道】


銀盤 米の芯 YK35 大吟醸(富山)
十四代 中取り純吟生(山形)

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本当に予約が取れないイタリアン

「フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ」
(03-3719-7715)
小林幸司シェフとの最初の出会いは10年以上前。広尾の
「マリーエ」に取材に行った時である。オリヴィエート
からさらに田舎の一軒家のレストラン「ヴィサー二」で
鬼才シェフ、ジャンフランコ・ヴィサー二氏と共に
自給自足の環境で作った、料理の数々。ヒラメキで
どんどん変わる大将に食らいついていった、という修業
の話はとにかく中身が濃くて、何度も話を聞きに伺った。
リストランテだから、コース料理しか出さない、という
オーナーの意向を受けて、それなら毎日違ったコースを
作ろう、という方針にしたのが今の店の原点かも。
銀座の「ラディーチェ」「チョップスティク」で腕を
奮うことになっても追いかけて、しばらくのブランクの
時期にも連絡を取っていたのだが、目黒にこの店を構え
なかなか予約が取れないうちに、すっかりご無沙汰。
たまたま当時のスタッフが先日席を用意してくれて、
久々に再会して、立て続けにもう一度来ることにした。
以前聞いていた時よりも、一度に受け付ける席は減って
4人まで。そりゃ予約が取れないわけである。
素材の選び方、来歴と形状、作り方、そしてワインや
パンとのマリアージュに関してのプレゼンテーション。
「背脂と一緒に煮こぼした」「ミキサーにかけ一煮立ち」
などという複雑な手間をかけることで、マイルドになる
どころか、実はハッキリと素材の主張が受け止められる。
雷鳥などのCacciagione(ジビエ)を、複雑なソースや
しっかりとした塩、厳選したオリーブオイル、そして
かくし味の蜂蜜などで、今回もまた堪能した。
そういえば、店が終わった後に従業員で栗をつまみに
よくスプマンテを飲んだ、というイタリア時代の話。
一度マネをしてみたいと思いつつ、まだやっていない。

【肝硬変への道】

Blanco Morgers ‘06
Costa Baltea‘05

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産駒の中央初勝利

ターンオフザライトの子、ファーストメジャーが
月曜福島1Rで4戦目にして勝ち上がった。これで
中央での産駒初勝利をおさめたことになる。
レースぶりはいかにも、という感じのマイペースで
逃げて、短距離でなんとかしのぐという、典型的な
母親系のもの。もちろん売却されているけれども、
繁殖として生産者賞などが入り、飼い葉代などの
足しになるだけに、ありがたい限りだ。
もちろん自分が所有している馬が勝つというのが
一番うれしいのだが、そうでなくても生産馬が、
中央で勝利というのは格別のものがある。まだ2歳。
良化の余地も残しているようだから、上のクラスでも
健闘してくれることを祈りたいものだ。
ディスパーロは2週連続で除外されたが、今週末の
東京では出走できそう。

【エセアスリートの日課】
バイク 25Km

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第25回マイルCS大予想

【零細馬主で馬券下手】
去年のダイワメジャーのような抜けた存在がいない。
スーパーホーネットはその中で去年2着。そして前走の
ウオッカに勝ったレースが評価された1番人気だろう。
まさに押し出された感が強い。単勝2.5倍???
ならばどの馬にもチャンスあり。マイルの鬼で
それ以上に距離にも対応した馬。サイレントプライドだ。
重賞2連勝。初G1とはいえこのメンバーなら問題なし。
相手は人気薄の北米馬に要注意でラーイズアトーニー。
Attorneyとは弁護士のことだが、イギリス英語では
SolicitorとかBarrister(エスプレッソを淹れる人でない)
という言葉がある、というのを先日はじめて知った。
たまたまサンフランシスコで、よくお世話になっている
弁護士がAttorney at lawという肩書きだったが、
いろいろと調べてもLawyerとの違いが、どうもピンと
こない。契約書を専門にしている人で、あまり裁判で
忙しい弁護士ではない、という認識なのだが…。いわゆる
企業などの顧問弁護士みたいな人のことなのだろう。
とにかく概念が違う世界の言葉は、概念をわからずして
理解は出来ないのだ。
それはともかく馬券はその2頭を中心に人気どころへ…。

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削減時代のCM

【ラジオデイズ】
今年からGALAXY賞では、CMの選考委員として
活動する事になった。民放連のCM審査に関しても、
何度か選考委員をやっているので、特に戸惑う事が
あるわけではない。しかし最近吹き荒れるテレビへの
スポット出稿減少は、CM制作にも少なからず影響を
与えるはずである。
ダン・オデイというアメリカの放送コンサルタントの
ラジオCM制作セミナーに参加して、世の東西を問わず
真理だと思ったのは、どんなにいいCMを作品として
作ったところで、広告主のメッセージや商品が視聴者に
伝わらなければ意味がない、ということである。
そんな当たり前の事、というなかれ。
意外と世の中にはクリエイティヴ優先で、印象には
残るけれども、何を伝えたいCMなのかわからない
というものも多くあるし、逆にメッセージが直裁すぎて
閉口してしまうものも多いのだ。
賞によってCMされた商品がガンガン売れるわけでは
ないけれども、メディアの力を証明するためにも
頑張らなければならないと思う。

【零細馬主で馬券下手】
晴れている京都競馬場を見て重馬場予想を返上。
ベッラレイアとカワカミプリンセスを2頭軸
マルチで勝負。ちゃんとリトルアマポーラを
押さえていたので、3連単万馬券を的中するが、
正直もっとつくかと思った。

【エセアスリートの日課】
ラン 6Km
河口湖マラソンの10kmの部に登録。
もうちょっとちゃんとやんないと…。

【肝硬変への道】


Ferrari Brut NV
Montevertine ‘98(トスカーナ)
Rosso di montalcino Altesino‘04(トスカーナ)

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第33回エリザベス女王杯大予想ほか

【零細馬主で馬券下手】
カワカミプリンセスが断然人気だが、秋華賞に賞金が
足りずに出走できなかったポルトフィーノが2番人気。
除外を食らったときに、ギリギリで出走表明をした
調教師のblogに批判の書き込みが集中したというが
ルールはルールだし、結局は順調に使えないという
「母譲り」の運命に左右されている気もする。
先々は別としても、ここではまだ古馬牝馬と互角の
戦いが出来るとは考えられないので、思い切って切る。
ベッラレイアとカワカミプリンセスを2頭軸で、
トレラピッドみたいな馬が3着に入ってくると見る。

9Rの晩秋特別に出走したダイバーシティの応援で
府中に赴く。パドックではいつになく落ち着いていた
けれども抑え切れない闘志と、身体の張りは断然。
スローな流れで馬群に入れつつ、中団の後ろに位置し
直線で大外にもち出してからは安心して見ていられる
競馬ぶりでまずは完勝。ここは通過点でしかない。
社台とJRAの関係者の知人達と共に口取りに向かう。
横山騎手が丁寧に「今日はいきたがって抑えるのに
苦労しました。オープン入りしてからも間違いなく
好走する馬ですから、すぐに重賞などと考えずに
一歩一歩段階を踏んで行くので、長い目で見てやって
下さい」とウイナーズサークルで写真に収まった
会員たちに説明をしてくれたのが印象的だった。
今週は月曜日にオベリスクライトの復帰戦で3着。
水曜日のディアオードリーこそ着外だったけれど
ようやく勝利の美酒にありつけることになった。

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裁判員制度と競馬観戦

【零細馬主で馬券下手】

アメリカ大統領選挙で思わぬ注目を浴びたアラスカ州。
アンカレッジ空港にその名が冠されている、地元の名士
テッド・スティーブンス上院議員が、自身の贈収賄事件で
裁判にかけられた。その陪審員の一人であるオバサンが、
先月父親が死んだので審理に出席できないと通達。
しかしそれはウソで、実はブリーダーズ・カップを
見るためにサンタアニタ競馬場に行っていた事がバレて、
メディアを賑わせている。最終的に評決は有罪。
同じ共和党のペイリン知事が、その地盤を引き継いで
国政に打って出るという報道がなされた事で、クローズ
アップされた、このBC観戦疑惑のニュース。
事実を裁判長からただされて、彼女はウソをついた事は
謝罪したものの、競走馬の生産からはじまって、
競馬やブリーダーズ・カップについて、審理の法廷で、
とうとうと語りはじめ、周囲をあきれさせたという。
それほどまでして行きたいレースだったというか、
それにしてもあまりに単純なウソというか…。
しかし日本でも来年から裁判員制度が導入される。
平日に重賞がある地方競馬の場合、裁判所への出頭で、
愛馬の観戦が欠席理由として認められるのか。
まったくの他人事ではないニュースでもある。

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至近距離で爆発炎上

事務所から外出しようとしたら、爆音が響き黒い炎が…。
飛び出した人々が、口々に「ガス爆発だ」「危ない」とか
「119番した」などと叫んでいる。遠くから消防車の
サイレンが聞こえて来た頃に、続けざまにボンボンと、
まるで花火のような爆発音。飲食店のガスボンベが
爆発しているのか、と思ったら火薬だったようで、
あたりは異様な臭気が…。
ウチは風上だったが、煙はベルコモンズの交差点まで漂い、
ちょうど仕事で六本木ヒルズに行った1時30分頃、
たなびく煙がさらに長くなっているのと、ヘリコプターが
出動しているのを見て、ただならぬ雰囲気を感じた。
ネットのニュースとかでは、閑静な住宅街とかかかれてて
ちょっと違和感があるのだが…。

【エセアスリートの日課】
バイク 30Km
スイム 2000m(ピラミッド含む)

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合衆国と合州国

バラク・オバマ氏の勝利宣言。
“Americans who sent a message to the world that we have never been just a collection of individuals or a collection of red states and blue states.
We are, and always will be, the United States of America.”

「アメリカ人は世界にメッセージを送りました。
我々は『烏合の衆』ではなくそして共和党の州でも
民主党の州でもない、今も、そしてこれからも
(団結した)アメリカ合衆国であるということです」

大学生の頃に読んだ、本多勝一の著作『アメリカ合州国』
ではないが、そう表記した方がよいのではないかと長年
何となく思っていた。合衆国というのはペリーの時代から
150年使われているという言葉だそうだが、この演説で
合衆国という表記に新しい意味を持ったかも知れない。

【エセアスリートの日課】
バイク 25Km
スイム 1800m(ディセンディング2種類)
ラン 5km(皇居まわり)

【肝硬変への道】

Trinity Oaks Zinfandel '03
アメリカで買ってきたバッファロー・ウイングのソース
で作った手羽先と共に飲むが、赤身の肉じゃないと…。

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問題発言は確信犯だった

防衛省の田母神元航空幕僚長が政府見解に反する
主張の論文で最優秀賞を受賞。更迭された。
この懸賞論文を募集していたのは「アパグループ」。
驚いたことに、あのAPAホテルなどのグループだ。
そのHPを見るとこわもてで、しっかりとトップに
「報道されない近現代史」という、あの帽子の
オバサン社長の夫の本と「真の現代史観」という
件の懸賞論文などのことが書かれている。APAの
耐震偽造問題で、安倍晋三内閣との関係が何かと
話題になったが、今回の騒動で一連の主義主張の
一貫性と、蜜月関係にある勢力も明らかになった。
「主張すべき事を主張できないなら北朝鮮と同じ」
と会見で主張する田母神氏。アパグループもまた
確信犯である。そんなところ相手にひょこひょこと
耐震偽造を摘発した、イーホームズの藤田東吾氏。
ちょっと前に彼の「月に響く笛」を読了したが、
これで見えない敵が一挙に白日の下にさらされた
といえるのではないか。本当の身の回りの危険は
「笑顔」で忍び寄ってくる。特に時代が時代だけに
気をつけないといけない。

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雌雌奮迅の2センチ差

【零細馬主で馬券下手】
メインの天皇賞は写真判定が長引いた。東京競馬場の
検量室で、記者たちといろいろと雑談しながら待つ。
「フジの中継のインタビューが番組内に入るかな」
「2頭残っているし、同着になればいいのに」「あの
2頭仲よさそうね」「G1で同着はかつてないものな」
「フラワーパークのスプリンターズSの時よりも
写真判定の時間が長いぞ」「3センチより短い事は、
間違いないな」「ホワイトボードは7から順番だけど」
そしてそのホワイトボードの1着と2着のところが
消されて、14番が書かれた瞬間「ウオッカだぁ」と
大騒ぎとなり一拍おいて背後の関係者が歓声をあげる。
そして地響きのようなスタンドからの声が届いた。
パドックで見るダイワスカーレットはマイラーのような
筋肉隆々の仕上がりで、気合い乗りがいいというよりも、
むしろ入れ込み気味。一方のウオッカはゆったりと
歩いていて、事前の予想とは異なる変わり身だった。
むしろ2頭が逆の姿でパドックに現われると思った。
返し馬でも全く同じことが言えた。
スタートして58秒7のペースで逃げてしかも絡まれる
展開で、万事休すかと思ったダイワスカーレット。逆に
速いペースにうまく脚をためるウオッカ。直線に向いて
し馬群に沈むアンカツが脳裏をかすめたのだが…。
結論からいえば、ダイワスカーレットは負けてなお強し。
生涯連対記録を伸ばした、希代の名馬である。
ウオッカもまたこの早い流れで2000に対応できた。
99年の有馬記念以来、目頭が熱くなった。

【エセアスリートの日課】
バイク 25Km

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第138回天皇賞(秋)大予想

【零細馬主で馬券下手】
 人気は三つ巴。こういう時には往々にして3頭で
決まりという場合が多いものだ。中でも不動の本命
とまで言われているのがウオッカ。それならば、
どうして単勝が3倍台なのだろうか。前走は逃げて
33秒8の脚を使って2着。ここに大いなる不安が
あると考えたい。ダービーは脚をためて勝ったもの。
時計勝負なら前に出なければと、脚質を変えたのは
マイル路線を考えた結果なのかも知れないが、今回
それが仇になる可能性が大きいとファンも読んでいる。
外枠で先行する天皇賞に武豊が騎乗する。それだけで
メジロマックイーンの悪夢がよみがえるのだ。
勝ったらゴメンナサイで、バッサリと消しにする。
 本命はダイワスカーレット。長期休み明けのうえ
初コース。不安となる要素はあるものの、2000mは
3戦3勝のうえ、左回り、鉄砲駆けにも問題はない。
相手は手広く。ディープスカイもいいが、穴っぽい
ところでアドマイヤモナーク、アドマイヤフジ、
タスカータソルテ、オースミグラスワン、ドリーム
ジャーニーまで、1頭軸マルチで3連単のヒモに
6頭で好配当を狙ってみる。

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