唐突な番組終了に思う
【ラジオデイズ】
競馬中継の裏ということもあって、一度も聴いた事が
ない番組だが、愛川欽也さんの文化放送の番組が突然
終了した。明日から聴取率調査週間。新聞のラテ欄に
告知もない突然の降板で、ネットのニュースでは、
不況でスポンサーがつかなかった事が理由とされる。
ラジオ業界で四半世紀以上禄を食んでいるのだけれど
一度もお仕事でご一緒した事がない方。しかしながら
こんな形での降板というのは、よほどの事があったと
思わざるを得ない。業界での番組終了告知は、通常は
終了の1カ月前というのがリミットとされている。
だから今回の事は微妙なタイミングとも思えるのだ。
番組終了は出演者にとって、「派遣切り」と同じだ。
「再就職」への時間的な余裕を鑑みて1カ月の猶予。
出演者はそれを覚悟で、そういった雇用形態(!?)を
受け容れている。しかし番組終了と聞いて出演者は
「怒る」か「泣く」かのどちらかである。その昔に
ある番組の最終回に、パーソナリティが局の姿勢に
対して未練がましく抗議をしていたのを聴いて、
ボクの中で出演者への評価が下がり、だから失礼な
対応になったのでは、と思ったものだ。
この時期になれば、広告代理店に対して新しい番組が
プレゼンされている。長年この業界に入れば、先に
パーソナリティにその情報が入ってくる事もある。
それを聞かない振りをするのもまた大人の対応。
やせ我慢しても笑って終了、というのが美しい。
最終回の選曲を番組サイトで見て、笑ったのだが、
「うつむいて歩こう」「死ね死ねブルース」という
タイトルの本人の楽曲が、選曲されている。
ラジオはパーソナリティのメッセージが直接伝わる
というところが面白くもあり、怖くもある。
【肝硬変への道】
開運 大吟醸 初瀬正吉(静岡)
【零細馬主で馬券下手】
オベリスクライトは抽選に外れて回避。
ダイバーシティは休み明け初戦を準オープンに登録。
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