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April 2009

覆水盆に帰らず

【零細馬主で馬券下手】
“It's no use crying over spilt milk.”
これは通っていた予備校「大道学園」の熟語集の
「MUSTS」に載っていた例文である。しかし
アメリカでは、このいいまわし以外にも、
“Close the barn door after horses has bolted.”
「馬房から馬が暴れて逃げ出してから扉を閉める」
があるようだ。このイディオムを引き合いにして
オバマ大統領が就任100日目の記者会見で、
新型インフルエンザ対策について、メキシコとの
国境を封鎖しないとコメントした。「暴れ馬」が
インフルエンザ・ウィルスで、国境封鎖が「扉」。
つまり「いまさら意味がない」という事。上手い!
就任直後からCNNは”First 100 days”として
「最初が肝心」とその動向を追っていたが、
まさに試練に次ぐ試練が待ちかまえている。
国内でもいよいよ陽性の疑いがある患者が発覚。
もうパンデミックはカウントダウンに入ったと
いえるかも知れないが、万が一感染しても十分に
耐性があるような体力を温存するしかないかも。
それにしても、選挙運動が出来ないから総選挙は
先送りなどと言っているどこかの国の政治家には
開いた口がふさがらない。

【エセアスリートの日課】
バイク 15km

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ロジ路頭に迷う

【エセアスリートの日課】
中山競馬場まで自転車で行ってみる。
毎年やってみようと思っていた夢だが、暑くても
寒くても大量の汗をかくのは必至で実現しなかった。
それに口取りの可能性がある時は、やはりスーツ。
で、皐月賞当日とはいえ着替えをカバンに忍ばせて
まずは銀座〜湾岸〜舞浜〜市川で原木インターから
中山競馬場前を通過するルートが往路43キロ。
舞浜大橋の勾配が意外ときつく、車道走行しにくい
立体道路などもあるし、何より景色に変化が乏しい。
とはいえ日曜日の午前中だけにトラックも少なく、
広い道路をツーリングするのはなかなか気持ち良い。
復路は14号線を延々西に向かい、蔵前橋通りから
錦糸町経由で靖国通りに合流してという42km。
こちらは市街地を通るので景色の変化も楽しめるし
アップダウンは九段下から靖国神社の坂以外は、
意外となだらかである。道幅に難があるため、
かなり慎重に運転しないといけないが楽だった。
直線距離では錦糸町前を通って一之江まで首都高の
7号線の高架下を走るのがいいのだが、そこから先
自転車で篠崎ランプ江戸川を渡れないのが問題。
往復で4時間あまりだったが意外と平気だった。
バイク 85km

【零細馬主で馬券下手】
ティーガーが福島の雪うさぎ賞で出足がつかずに
差して8着と思う間もなく、皐月賞では大本命の
ロジユニヴァースが完全に行方不明に…。
マイナス10kgがどうなんですか、と尋ねられて
G1に出すのに下手な仕上げはしないはずと答えた
のだけれど、ちょっと大人しくて痩せていたのか。
いずれにしてもあんな馬じゃないはずだ。
ここのところの勝利に冷水を浴びせられた感じ。

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第69回皐月賞大予想

【零細馬主で馬券下手】
問題はロジユニヴァースの取捨である。
久々の関東馬による無敗の三冠馬の期待。
今までの4勝はすべて完勝で、前走は能力の
違いで逃げる事になっただけ。それであんなに
強いレースをされては、その自在性に文句を
つけられない。しかし1強といわれていたのに、
いつのまにか3強になってしまっているのは
どうしたことか。大外に入ったリーチザクラウン
とアンライバルドがあとの残り2強なのだが、
リーチザクラウンには、馬体減りという魔物が
輸送と共についてくる。あの馬場で切れ味を
見せたアンライバルドの方が怖いといえば怖い。
しかし伏兵も多いので、人気薄にも流す事に。
ロジユニヴァースとアンライバルド2頭軸で
総流しに近いの3連単で勝負してみる。
オベリスクライトは次開催に出走予定。
ティーガーが福島の雪うさぎ賞の抽選を突破。
ダイバーシティは新潟大賞典に向かうようだ。

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恩師の訃報

高校の古文の先生で、大宅壮一ノンフィクション賞の
初回受賞者でもある、尾川正二先生が亡くなられた。
ニューギニアで九死に一生を得るという体験をされ、
不真面目でやんちゃな高校生相手にしても、超然たる
態度で淡々と授業を進めていたことが思い出される。
「中国には見るという漢字が何百もある。例えば目の上に
手を乗せて遠くを見るというから看板の看という」
「私はニューギニアの戦争体験で、見るべきものは見つ
という風に思っている」「生還の還という字はぐるりと
まわって帰ってくるという意味なんだ」などなど。
「試験の答案で手も足も出ないという意味で最初に
達磨を書いた奴は100点だ。真似した奴は0点だ」
言葉を一つ知る事は世界が一つ拡がる事だと言い続け
個人的にもドナルド・キーンをはじめ、いろいろな
本を勧めてくれたのも、尾川先生。そういえばバスに
乗って読んでいて、乗り過ごしてしまう程面白かった
といわれていた「梁塵秘抄」は未読のままである。
恐らく尾川先生に会わなければ、モノを書くことを
生業にできなかったのでは、とも思う。
「原稿の書き方」という30年前の新書をもう一度
読み直してみようと思う。

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ラジオとレコード会社の蜜月

【ラジオデイズ】
8月公開予定の映画「キャデラック・レコード」
マディ・ウォーターズ、チャック・ベリー、
エタ・ジェームスなどを輩出したシカゴのR&B
レーベルというより、ロックの基礎を築いた、
Chess Recordsの実話に基づくストーリーだ。
何といってもビヨンセがエタ・ジェームス役。
音楽はこの映画のために再レコーディングされ、
ミュージカルのような軽妙なテンポで話が進む。
なぜかブルース・バンドが多い大阪で育った
せいか、学生バンドのライブなどで聞く事が
多かった歌の数々。あるいはFENでそんな番組が
あったような気もする。人種差別が厳然として
存在したアメリカの時代の雰囲気が伝わるし、
ビジネス、不条理、アルコールや薬物などなどに
対峙する人々が描かれている。だからこそ
ブルースがブルースたる所以。そこからロック
へと移り変わって、白人拝金主義が加速して
いくわけなのだが、案外昨今の時代背景は
レイドバックしたブルースを求めている

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46+47=93で2位

【エセアスリートの日課】
今年の目標はちょっとゴルフを真剣にやる事。
といっても、基本的に「毎日クラブを握る」
「竹箒による素振り」「スクワット」なのだが。
月例会で久々にアンダーパーを出し、ハンデを
1つ縮める事が出来た。スイングだなんだと
言っても、結局は土台固めが重要ということ。
ホーム・コースでのバック・ティーのベスト・
スコアということになるのだが、感覚的には
まだまだ縮められそうな気がする。

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第69回桜花賞大予想

ブエナビスタには逆らえない。
しかしアタマ堅けりゃヒモ薄い、という格言があるだけに
馬券は一筋縄にはいかなさそうだ。レッドディザイアが
新馬重賞連勝ということで人気になっている。
キャリアのないこの馬が大外枠なら黙って消し。
とんでもない馬も突っ込んでくるはず、と読んだので
馬券的な妙味は十分だ。2着3着の候補としては
ツーデイズノーチス、アイアムカミノマゴ、ワンカラット、
サクラミモザ、カツヨトワイニング、ルージュバンブー、
アンプレショニスト。42点で回収できるはずだ。

ダイバーシティが好位で折り合って、直線内から伸び、
強い競馬で完勝。これくらいの能力はあるはず。
単勝の680円もさることながら複勝の300円はおいしい。
口取りに参加して、勝浦騎手にケガの具合を尋ねつつ、
声をかける。当然痛いのだろうけれど「とにかく強い
馬に乗せていただいたんで…」と謙虚に笑っていた。
ディスパーロは出負けしたのが敗因。小島太調教師も
検量室前で渋い顔。御神本ジョッキーは神妙な顔で、
「スミマセン」とひとこと。なかなか1日2勝という
ワケにはいかない。

【エセアスリートの日課】
スイム 1000m
ドリル中心だったが、なかなかうまくいかず。

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スポーツの春!?

【エセアスリートの日課】
ここのところの忙しさで、すっかりなまった身体に
ムチを入れるために久々にトライアスロン。
それにしても皇居周辺は深夜になってもランナーで
あふれているのにびっくり。我々がランの後に必ず
溜り場にしているファミレスの店員が「皇居ラン
ですか? すっかり暖かくなったんでボクもそろそろ
始動しようと思ってるんです」などとはじめて声を
かけてきた。もう1年近くメンバーは毎週同じ時間に
集合していても、何も言われなかったのになぁ。
水泳では前回のドリルで教わった水中姿勢について。
体全体で水を押さえるという動作で、腰が浮いて
抵抗がなくなるというものだが、思ったよりも頭が
深い位置にあるものだ。バタフライとブレストでは
たしかに1ストロークの伸びが大きくなるけれど、
タイムが速くなるかどうかはまた別問題。

スイム 2200m
バイク 35km
ラン  5km

【零細馬主で馬券下手】
オベリスクライトは今開催はお休み。
ダイバーシティは土曜日の湾岸Sに出走する。
横山典弘騎手が阪神牝馬Sに出るために、先週
落馬してアタマを3針縫ったという勝浦騎手に
乗り替わり。本物のアスリートはやはり違う。
ディスパーロも土曜日の最終レース。御神本
ジョッキーが3度目の正直となるのかどうか。
両方とも期待したい。

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吉祥寺のニューカマー

「吉祥寺カジュアルフレンチ Bistro epices」 (0422-47-7255)。

桜が満開ということで、夜桜見物も兼ねて吉祥寺に
繰り出し、井の頭公園と反対側にあるも普段あまり
行かない方面を攻略。以前ランチを食べた事がある
オープンキッチンのこの店は、タパスが500円。
いちばん高いアラカルトで2000円というお店。
とはいえキレイに作られ、しっかりとした味で
カジュアルだがパンチに欠けるという心配は無用。
パスタをボードにあるその日の食材を組み合わせて
オーダーメイドにしてくれるという試みも面白い。
こごみ、タラの芽、菜の花などの旬の素材でもよし
肉や魚にこだわってもよし。客がわがままを言う
というのは気が引けるものだが、こういうスタイル
ならば店との距離がぐっと近くなる気がする。
ワイルドライスを詰めたうずらのファルシなど、
なかなかのものだった。吉祥寺のフレンチの老舗と
いえばまずは「シャポールージュ」。フラッグシップ
として、この店を中心にいろいろと展開している
「麦」グループの色合いが濃い。また「ボナペティ」
「マリアージュ」「トークバック」というところも
悪くはないが、何よりも若く活気がある店の参入で
面白くなりそうだ。夜遅くでもひっきりなしに客が
訪れ、3回転はしているようで、凄いなぁと思う。

【肝硬変への道】

プロセッコのスプマンテ(イタリア)

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東西メイン的中

【零細馬主で馬券下手】
このところ年に2度ぐらいの恒例行事となっている
番組イベントの初心者競馬教室。新聞の読み方と、
マークカードの塗り方、馬券の買い方を解説するが、
当初とはかなりやり方を変え、コンパクトに収める。
全部説明してもアタマに入らないし、競馬の奥深さを
短時間で語り尽くすのは不可能である。自画自賛だが
何回かやって、ずいぶんこなれてきたのでは…。
参加者は殆どが競馬がはじめて。しかし全員が1度は
的中するという好成績。やはり競馬は当たらないと
楽しくない。珍しく東西のメイン予想の両方が的中。
大阪杯は1点で、ダービー卿CTはマイネルファルケを
軸に馬連5点でズバリ。その前の勝負レースの負けを
取り戻して、先週同様プラスとなった。

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ディスコ世代の大ヒット曲制作秘話

CHICのナイル・ロジャース氏が番組ゲスト。
Le FreakとGood Timesの曲が出来たきっかけを
本人が語った。Le Freakは伝説のNYのディスコ、
Studio 54でのグレース・ジョーンズのライヴに
ナイルが呼ばれたにもかかわらず、ドアマンに
「Fuck Out」と罵られて入れてもらえず。結局
憤まんやる方なく自分のアパートに戻り、怒りを
ぶちまけるように、例の「Ahhh Freak Out!」の
フレーズが思い浮かんだとか。Good Timesは
レコーディングに遅刻してきたバーナード・
エドワーズが、ナイルが長年温めていたギター・
フレーズをコピーして、突然完成したとか。
吉岡正晴氏の文献にも詳しいけれど、
本人から直接聴く話は本当に面白かった。
例によって豪華すぎる生ライヴ。鳥肌モノだった。

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