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May 2009

ダービーは1着が抜けて2〜6着

せっかくのダービーだが午前中の予想とはうらはらに、
午後から大雨で馬場はみるみる不良に変わっていく。
何でも不良のダービーは40年ぶりとかで、事件で
名前だけは印象にあるダイシンボルガード以来。
そう、厩務員がターフに乱入したというあの珍事だ。
結果は横山典弘騎手の、抜け出してから脇目もふらず
追い続けるという15回目のダービー挑戦への執念を
見たいいレースだった。正直なところ期待の馬で、
不本意に見えるレースをされた時、ぶら下がり取材で
深くは聞けない空気が流れる事に不可解な気分に
なることもあったが、ダイバーシティが勝った
晩秋特別の口取りで言葉を選びながら懸命に会員に
説明している姿を思い出し、伊達にリーディングを
張っていないのだなぁ、と再確認した。

「和食たか田」(042-366-4199)
恒例のダービー反省会。祝勝会ではないところが
残念だが、今年も3連単を小額的中したメンバーが
いてお酒はゴチになる。刺し身から、スタートし、
煮物、焼き物と続くオーソドックスな和食。そして
蕎麦と寿司で〆るのだが、日本酒とのハーモニーが
すばらしい。

【肝硬変への道】
大信州 純米大吟醸にごり生 +3(長野)
大信州 仕込み44号純米大吟醸生 +3(長野)
楯野川 出羽燦々の純吟 +8(山形)
仙禽 中取り無濾過生原酒 -4(栃木)
美丈夫 麗 吟醸中取り 松山三井 +4(高知)

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第76回日本ダービー大予想

【零細馬主で馬券下手】
堅いのか。ここ10年で1番人気の連対率は90%。
勝率は60%で全G1中トップだ。ウオッカの勝った
一昨年以外は必ず連にからんでいる。別にデータを
持ち出すわけではない。抜けた馬がしっかりと
馬券に絡むというのがこのレースで、ファンの
慧眼というべきであろう。アンライバルドは
そう言った意味で馬券の軸として適当と言えるが、
問題は相手である。三連単でなければ好配当は
狙えないが、十分に紛れがあるはずだ。皐月賞組の
ロジユニヴァースは中間の動きも含めて成長がなく
巻き返しは難しかろう。トライアンフマーチは
東京の長い坂でスタミナに不安がありそうで消し。
筆頭に取るのはナカヤマフェスタ。前走は久々が
すべてである。人気薄ならシェーンヴァルトが
面白そうだ。青葉賞組はアプレザンレーヴのみ。
叩き2戦目という意味ではブレイクランアウト。
来られてくやしい馬は一応押さえたと思う。
このあたりを2,3着で狙いたい。

【エセアスリートの日課】
スイム 2400m
長水路400mのアップから、3分サークルで、
100mを20本。やはり2000mを超えると、
がくっと疲れが全身にくるものだ。

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日本のドライエイジング、その1

「中勢以」(03-5755-5678)。
アメリカに行けば基本的に毎日ステーキを食す。
これは日本で食べられない、ドライエイジングで
熟成された赤身肉が食べたいからだ。もちろん関西を
中心とした、ちゃんとしたステーキ屋では、基本的に
肉を寝かせて供すと決まっているが、サシが多い肉を
好む日本人にはあまり評判が芳しくないせいか、
滅多にお目にかかることがないし、第一とても高い。
西麻布にあった「ポーターステーキハウス」も、
その値段のせいか、一度も店に行くことなく、昨年末で
閉店してしまい、次回の渡米を待つばかりだったが…。
ひょんなことから、レストランではなく肉を売る店が
あると聞きつけ、田園調布に足を伸ばすことになった。
はっきり言ってかなりお高い。しかし京都で2カ月も
熟成させたということで、水分が飛んでしまっていて
ぎゅっと旨みが凝縮されているのは見ただけでわかる。
おそらく質量的には2〜3割は減っているはずだ。
熟成方法にはさまざまなスタイルがあるのだが、
無風、高湿度、低温がここのやり方だそうで、それに
耐えうる、飼料から管理された但馬牛を仕入れるのが
ポイントなのだとか。相応の肉塊での作業になるので、
絶対に自分では不可能。餅は餅屋である。
ステーキ用に、このくらいの厚さでとオーダーカット。
ラムシン(羊ではなく牛ももの部位)を150gで、
5000円近く。こんな高い肉とは思うが、焼き肉屋で
散財したと思うしかない(つづく)。

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第70回オークス大予想

【零細馬主で馬券下手】
過去10年で万馬券が4回。1番人気の勝率は2割。
桜花賞の勝ち馬はチアズグレイスの2着が最高。
つまりブエナビスタを何とか蹴飛ばしたいものだ。
初距離、初コースなど不安要素はいくらでもある。
仮にウオッカがダービーでなく、オークスに出走
していたらどうだったのだろう。ブエナビスタは
そのウオッカを上回る逸材なのか。答えはYESだ。
ただし万が一の逆転を考えるならば現実に東京の
2400mで結果を出しているハシッテホシーノだ。
他にはジェルミナル、ブロードストリートだから
馬券的には枠連の4-7で勝負する。
レッドディザイアが来たらごめんなさい。

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深川の隠れ家イタリアン

「たまキャアノ」(03-3641-1542)」。
ずいぶん前に、2軒目の店として連れられて来た店。
ちゃんと料理が食べたいと、予約を入れてもうまく
タイミングが合わず、再訪が叶わなかった。しかし
身近に地元に住む常連女性達がいるとわかり、
無理やり頼み込んで予約を取ってもらって門仲へ。
カウンターのみの9席。イタリアンをベースにした
創作料理というべきか。ナイフ・フォークもあるが
お箸で食べるアットホームさでリラックスできる。
春野菜のテリーヌ、鱧のフリット、帆立のサラダ、
牛ほほ肉の煮込みなどなど、パスタ2種も含めて
ほどよい量のお皿を次々と平らげつつ、ワインが
すすむのである。といっても、酒と合わせる味の
濃さではなく、毎日食べられる自然体の料理。
前菜や気の利いた野菜のつけあわせなどを含めて、
がっつり肉食な雰囲気ではないが、身体が潤う
感じがする。たまたま知人にも遭遇したりして、
やっぱり来るべきして来た、という感慨に浸り、
終電までゆったりと過ごす事ができた。
料理に取り組む真摯な女将は、接客の元気さが
ウリだが、ボクはそういうギャップが好きだ。

【エセアスリートの日課】
バイク 45km

【肝硬変への道】

Terre Biance Algehro Torbato'05
フルーティなシシリアのブドウだが、
栽培にかなり手間がかかるらしい。
(サルディーニア)


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シンガポールの夜はふけて

【零細馬主で馬券下手】
久々にシンガポール競馬。クランジ競馬場には
高岡調教師がはじめて移籍した時以来の2回目の
訪問だが、ホントに綺麗な競馬場で素晴しい。
今回はSAIカップには日本馬のタスカータソルテ
以外にも、ステイゴールド産駒で高岡調教師の
エルドラドが出走ということもあり、日本からも
仲間内で応援ツアーが組まれオーナー席で観戦。
結果は日本勢にとっては残念な結果だったが、
まずは興味深いレースであった。特にスプリント。
7戦7勝のRocket Man(エルトン・ジョンの歌の
名前のようだが)が地元の期待を一身に集めて、
世界の強豪の胸を借りるというレース。馬券戦術
としてはこういう人気が被った馬は消し。香港馬
Sacred Kingdomのおいしい単勝で勝負。だけど
ギリギリの2着にRocket Manがきてハラハラ。
ホームの利があると言えどもかなり強いことは
確かだ。馬券はこれのみでイマイチな結果。
日本のヴィクトリアマイルの結果を見て、
どっちにいた方がよかったのか、微妙な気分だ。

競馬場からホテルに戻ってニュートン・サーカス
の長年通う牡蠣オムレツ屋台に向かう。今回
レシピを完成させようと、しっかりと調理法を
見てきたのだが、かなり「とん平焼き」に近い
作り方で、自分で作った方がウマかった。恐らく
幻想が入って、期待が先行したのかも知れない。
しかし台湾発祥ともいわれるこの食べ物には、
いろいろな食感があってなかなか面白いものだ。


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第4回ヴィクトリアマイル大予想

【零細馬主で馬券下手】
問題はウオッカの取捨だ。マイル戦は5勝2着2回。
馬場が思ったほど悪くもないし、東京競馬場はいわば
ホームグラウンドともいえる。しかしその臨戦課程に
どうも気になるものがある。ドバイでの敗戦は本来の
ウオッカらしさが見られないままだったし、調教が
いいということで、強気に推している新聞もあるが、
やはり今回ばかりは100%でないような気がする。
本命はリトルアマポーラ。前走は休み明けで牡馬相手。
叩いての良化が見込まれ、流れも向きそうである。
対抗にはウオッカの他に、ザレマ、ジョリーダンス、
ブラボーデイジーなど。カワカミにはマイルが短い
のではと思い、こちらは調子を上げているけれども
思いきって無印にする。

ファーストメジャーとティーガーが2頭だしの新潟。
こちらはクラス慣れという感じで入着程度だったが
ここでも勝負になりそうな感じがするので順番待ち。

【エセアスリートの日課】
スイム 800m
シンガポールのホテルのジムで汗を流しストレッチ。
股関節に効くマシンをやったらかなり疲れる。

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第14回NHKマイルカップ大予想

【零細馬主で馬券下手】
今年の3歳牝馬路線はブエナビスタ一色だが、
それにひきかえ牡馬は重賞の勝馬がバラバラだ。
オークスではかなわない、というよりマイルの
ここに適性ありと、出走してきた牝馬が2頭。
そのうちのワンカラットが本命である。
まずは桜花賞を振り返る。出遅れて勝負どころで
大きく外に持ち出す不利があっても、0.4秒差の
4着と健闘したほど。気性面の成長もあるし、
調子も抜群。ラインクラフトやピンクカメオに
匹敵する器と確信する。
相手は東京競馬場の実績でまずはレッドスパーダと
サンカルロを上位に取る。アイアンルック、
ブレイクランアウト、フィフスペトルは押さえまで。
人気薄の逃げ馬ゲットフルマークスも少しだけ。

ダイバーシティはパドックで輸送が堪えて元気なし。
マイナス8kgがそのまんま出た感じ。まだ体質が
弱いところがあるようで、11着もやむなしか。
秋の東京開催まで休養して馬に実が入れば、
準オープンからやりなおしができるだろう。
オベリスクライトは13日の火曜日に登録した。
こっちは何とかしてくれるだろう。

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F1でもM1でもなくR1

【ラジオデイズ】

NHK FM40周年ということもあるが、今日は朝から
ラジオ・デーという趣旨で、NHK AM第一放送が、
いつの間にかR1と名前を変時間ごとに企画を組む。
とはいえお目当てはやはり亀渕さんの番組の生放送だ。
隔週の「いくつになってもロケンロール」は如何せん
時間が短い感じで、リアルタイム感よりも選曲中心。
今日はたっぷりと生放送、と思っていたらNHKらしく
ニュースなどの情報モノがバッサリと流れを中断し
あれよあれよと言う間に出演パートが終了する。
浜松のレコード・ライブラリーからの生放送で、
その場所の臨場感などは伝わってきたけれども、
本当ならそこから1日放送するくらいでもよいはず。
東京のスタジオで、いろんな人が「ラジオの危機を、
どうすべきか」という対談やら、若者向け番組やら
その昔の「上柳昌彦のANN」で放送された、伝説の
「ライトを一斉につける企画」などなど、企画が
多すぎて、忙しいうちに番組全体が終了した。
自分でも長尺の特番で「企画書ヅラの芯はあるけど
聴いてエンディングが待ち遠しくない」ものを
作って「演出がない」と怒られたものだ…。
このあたりがテレビとの一番の差であろう。

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あるラッパーのお通夜

【ラジオデイズ】

彼がラッパーであり、ヒップホップをやっていた事は
実は今日まで知らなかった。まだ21歳。献花の前に
流れた彼の「宅録音源」は、几帳面にライムを踏んで、
生まれ故郷の大阪弁がスパイスになった緻密な作品だ。
彼が選曲したブレイク・ビーツのインスト・ミックスが
流れる中、ボクの子供世代の同級生達大勢に交じる。
亡くなる前にファンカデリックを聞いていたとか。
きっとブーツィーがそれを聞いたら、絶句するだろう。
遺影はまるで喪主の若い頃。というよりも、ボクがつい
この間、同級生として夜を徹し遊び、語りあった彼の父
そのものである。往時の仲間だが、今日は息子を失った
彼の母親は気丈に「全速力で駆け抜けた。こんな人生も
あるのかなと思います」と自分に言い聞かせるように
話してくれたが、その胸中は想像するに難くない。
「しんどいなぁ」
思わぬ形で久々に会う喪主に、口をついて出た言葉は、
忘れていたかも知れない、心の底からの関西弁だった。
聞けば子供の頃から、独り旅をし、大学に入ってすぐに
LA。そして最近はジャマイカにも足を延ばしたという。
ボクも25歳の時か。独りでモンテコベイに行ったぞ。
「今回はもう少し遠いところへ旅立ってしまいました」
そうかも知れんが、子に先立たれるのは正直しんどい。

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第139回 天皇賞(春)大予想

【零細馬主で馬券下手】

時代遅れの長距離巧者がいるわけではないメンツ。
ひょっとしたらダイバーシティがそこそこに人気に
なったかもしれないという天皇賞である。4歳馬が
毎年好成績を残しているのに今年は2頭のみ出走。
ダイバーシティをものさしにすると、負かしている
モンテクリスエスは母がケイウーマンじゃ買えない。
それならば未勝利から4連勝のヒカルカザブエ。
2走前に7着だった原因は、良でも荒れた馬場と
内枠からの競馬で2度にわたる不利が原因と見る。
大外をひいて、叩いて良化は間違いないところ。
5歳馬ではジャガーメイルが実力上位と見る。
香港ヴァーズで人気薄だから面白そうと思ったら、
JCよりもましなメンツで2番人気に支持された。
ドクタードィノとの叩きあいに敗れて3着だったが
キネーン騎手の「距離が伸びた方がいい」という
コメントは忘れられない。スクリーンヒーローを
買うなら、斤量を常に背負わされたこの馬の上昇度
に賭けるのが筋というものだ。たまたま2頭とも
ジャングルポケット産駒でダイバーシティと同じ
だけれども、どちらかといえば鉄砲でも実績がある
アンカツのジャガーメイルを上位にとりたい。
捨てきれないのがホクトスルタン。恐らくテイエム
プリキュアが大逃げを打ち、離れた2番手に着ける
ことになるだろうが、この展開で自分のペースで
走る事が出来れば、2005年2着のビッグゴールド
みたいに逃げ粘って馬券に絡む可能性は大いにある。
メジロティターンからの親子4代制覇も夢ではない。
印が薄いところでの6歳の伏兵はマイネルキッツ。
ゼンノグッドウッドも、ダートから芝の長距離への
路線変更で2連勝。カンカン泣きする馬体ではない。
両馬とも3000m以上の経験がないのが人気薄の理由。
未知の魅力と考えればかえって面白い。
来られるといやなアサクサキングスも押さえておく。

馬券は3連単で、3番1頭軸1着2着固定流し 
相手2番、9番、10番、17番、18番 各500円

【エセアスリートの日課】
スイム 1000m
フリーの200mでタイムをとって3分07秒。
50mのラップを50秒でと言われて、そのつもりで
泳いでいたら、意外と楽に泳げる。後半にペースを
上げてみたら、先頭に追いついてしまいこのタイム。
息も上がらずこれならば3分が切れるかも知れない。
ブレストでもそうだが、どうやらステイヤーのよう。

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