« ダービーは1着が抜けて2〜6着 | Main | TVCMの新しい試みに拍手 »

コラーゲン補充作戦

「喰切り 江ぐち」(03-5537-5141)。
その昔事務所の近くで、そこから銀座に移転する
はずが、西麻布に移転して「会員制」となった、
すっぽんの「喰切り 江ぐち」が、心機一転銀座に
店を構えて半年が過ぎた。場所は「失楽園」で
おなじみミシュランの星付きの「三亀」の向かい。
小体な寿司屋を居抜きで殆ど改装はせずだとか。
しかしもともとが高級感のある「銀座のお店」。
白木のカウンターのみの9席で切り盛りする
ご夫婦との会話が弾む。元々の神宮前の常連も
気軽に来れる、という事を意識してのリスタートだ。
「すっぽんの丸鍋」は、この店のスペシャリテだが
そこに至るまでの、すっぽんの唐揚げや肝などと、
鱧料理などの旬の小鉢などが、季節を感じさせる。
関西人にとって、このあたりの序曲が特に嬉しい。
店名の「喰切り」の意味をご主人に尋ねたところ、
広く関西の料理を指す言葉だとかで、江戸の
料理が大皿で、持ち帰りを前提に保存の意味も
あって味が濃いのに対して、その場で酒と共に
食べきってしまう、というのがその由来だとか。
関西では「喰切り」という言葉は使わないので、
道理で聞きなれない言葉だったワケだ。和食は
コースと同じ値段のワインを頼むなどという事が
ないぶんコースはそれなりに高いけれど、さらに
お酒の値段が高いと酒飲みには厳しいものだ。
だがここはとてもリーズナブルで持ち込みもOK。
コース以外にアラカルトもあるし、築地直送の
刺し身など鮮度勝負のメニューでなく、じっくり
料理の技を堪能する構成。普通は休みの日曜や
お昼にでも、事前の予約でお店を開けてくれる
という柔軟な対応も可能とか。以前日曜日の
昼にちゃんとした和食を食べたいと相談された
時に、ほとほとお店がないことに絶望した。
また日曜日のゴルフ帰りに19番ホールとして、
銀座の馴染みの店を特別に開けてもらう、
なんていうのも何にも変え難い贅沢な事だ。
そんな事も含めて「ご近所さん」が、そのまま
銀座でグレードアップしたのは、嬉しい限り。
高級クラブに縁があるより百倍いいものだ。

【肝硬変への道】
八海山 本醸造 +5.0(新潟)
酒は一種類。常温でやるのがいい気候だった。


|

« ダービーは1着が抜けて2〜6着 | Main | TVCMの新しい試みに拍手 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« ダービーは1着が抜けて2〜6着 | Main | TVCMの新しい試みに拍手 »