夏の甲子園で「空の翼」を唄えるのか
【ラジオデイズ】
長生きはするものである。
自分が生きている間には、絶対に起こりえない、
と考えていた関西学院高等部の夏の甲子園出場。
選抜(春の大会)では98年に一度だけ出場したが、
それが63年ぶりだった。選手権(夏の大会)に
至ってはノモンハン事件のあった1939年だから、
実に70年ぶりの兵庫県代表ということになる。
今年の県大会5回戦は、強豪報徳学園が相手。
甲子園に出たいというので、関学中学部から
宿敵報徳学園に進学した宮本投手。彼の追撃の
ホームランを振り切って、1点差の勝利から俄然
波に乗ってきたわけである。現関学高等部野球部の
広岡監督はもともと関学出身だが、以前報徳学園の
監督をやっていたことがあり、甲子園に出場の
実績もある名指導者。野球部長の芝川又美先生は、
礼拝の時間にギターを弾いてコールアンド
レスポンスをしたという、ユニークな先生だ。
桂三枝と唄った毎日放送のラジオヒットである
「夕陽のアンジェロ」というシングルもあるくらい。
だから調子に乗ると手が付けられないのだろう。
今日の決勝は9年前に県予選で11対0で大敗した、
育英が相手。勝負を決める2点適時打を打った
鳥内くんは、同世代で現関西学院大学アメリカン
フットボール部監督の鳥内秀晃氏の息子らしい。
4対1で優勝をきめ。すっかり目を細めてしまう
ということにあいなったが、馬が勝つのとはまた
ちがった感慨があるものだ。
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