ラジオはお上に頼るな
【ラジオデイズ】
民主党政権に交代して、色々な見直しが行われている。
長年の慣習という、たまった垢を洗い流す時期だが、
掃除にはやり方があって、それを間違えるとキレイに
なったという自己満足だけで、混乱が残ってしまう。
現状の放送行政に関する、いろいろなしがらみは、
まだまだ手がつけられていない。それもラジオに関して
一番後回しにされている、というか、何も方針が提示
されないし、どうするかのビジョンもないようだ。
2008年の日本の広告費総額が7兆円。ラジオのそれは
2%程度とはいえ約1500億で、決して小さくはない。
2年経たないうちに、テレビのデジタル化で空きバンド
が生じるし、開局当時からの送信施設を持ったAM局は
設備の耐用年数や、増大する都市での難聴という問題を
抱えていて、早急に解決されねばならない。
放送の電波は国民の財産をお預かりしているもの、
という放送局の考えは、それはそれで謙譲の美徳。
しかし主張すべきは主張しないと、媒体価値の低下に
手をこまねいて、座して死を待つ事にならないだろうか。
政権の政策担当者は大幅に若返った。IT業界の社長は
みんなとても若い。果たして放送局でそこに対峙する
人材はどうなのだろうか。CEATECという見本市が
スタートし、新しい動きも見られるので、番組評論
だけではなく、この分野にも書いていきたい。
【エセアスリートの日課】
スイム1600m
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