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キャロル・キングと「あまちゃん」と

【ラジオデイズ】
ボクがまだニッポン放送に入社したての有楽町。
旧糖業会館の中に入っていたニッポン放送の2階に、
会員制のラウンジがあった。店子の社員が入るのには
気後れする戦前の立派な建築で、天井が高いフロア。
当時総務の偉い人だった天井邦夫さんが、壁にかかる
大きなタペストリーを指さして「ここの天井が高い
のはあのタペストリーにあわせたからなんだよ」と
教えてくれた。制作の現場からすれば総務の偉い人は
あまり接点がない人だが、オールナイトニッポンの
パーソナリティだったということもあって気軽に
「つづれおりってやつですね」と相づちを打った。
「キャロル・キングにそういうのがあったねぇ」と
ひとしきり音楽話。今も変わらないが、本当にいい
会社に入ったと思った瞬間である。天井さんが
亡くなられたという話を今朝聞き、思い出したのは
この時の情景だ。アールデコの建築は取り壊され、
あのタペストリーはどうなったのか知らないが、
キャロル・キングはジェームス・テイラーと来年
来日する。会社の違う部署の上司と部下であっても
「君の友だち」になれたのはやはりラジオだから。
冥福をお祈りします。

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Comments

はじめまして、糖業会館のタペストリーについて気になって調べていたら入江様のブログにたどりつきました。ご縁で壊す前の会館で撮影させて頂きました。そのときの写真が気にいっていて弊社のHPの表紙にしています。大きなタペストリーはどこかに寄付すると糖業会館の方はおっしゃっていたのですが、もう一度みたいのですがどこにあるかは不明です。ビリヤード場もあり、ゴージャスな内装で当時のお砂糖景気のいい時代にお金をつぎ込んだ形跡がありました。2001年の夏に解体だったので、ぎりぎりに撮影したと思います。当時の輝かしいビルの中を知っている人はもういないかもしれませんね。

Posted by: ブランシュネージュ | August 15, 2016 at 04:15 PM

コメントありがとうございます。あの天井が高くて、静かな空間、そして床の音が聞こえてくるような写真、拝見しました。タペストリー、寄贈されていて、どこかで元気にしているといいんですがねぇ。

Posted by: 入江たのし | August 15, 2016 at 07:37 PM

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