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February 2010

ラジオとtwitter その2

【ラジオデイズ】
携わっている「Suntory Saturday Waiting Bar
AVANTI」の店員である、柳田あや子さんが、
今月から「つぶやき」はじめた。長寿番組だし、
最近はリアルタイムに聞かなくてもいいような
雰囲気さえ出てきたが、タイムラインを見ると
俄然面白い。冬季五輪のフィギュアを職場のTVで
みんなで見ているような、そんな感覚なのである。
ラジオは「あなた」に向けて発信している、という
大前提を覆す新しさである。twitterとラジオいうと
どうしても双方向のツールとしてクローズアップ
されがちだが、イメージを膨らませるツールとして
こうした使い方があることも発見した。

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「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」第2回

【ラジオデイズ】
災害とコミュニティFM、そしてハードの将来に
ついて3名の構成員からのプレゼンがあった。
ラジオの将来を考えるのは、多変量解析である。
ハード、ソフトのあり方、リスナー、地域、
コミュニケーション、ビジネスモデル、災害…。
ある種競馬の予想に似ているかも知れない。
しかし明らかに違う部分が、有効なデータに
乏しいというところである。そこにもってきて、
あいまいなデータが跋扈したりするのが問題だ。
「ウチがナンバーワン」だと喧伝する聴取率調査
ではないが、切り取り方によって変わったりもする。
また見えないことをいいことに誇張したりもする。
「目に見えない弱った恐竜」をどうするのか。
なかなか議論の焦点が絞りきれないうちに、
まさに「氷河期」が襲ってくるような気がする。

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第27回フェブラリーS大予想

【零細馬主で馬券下手】
フェブラリーSの行なわれる東京競馬場のダート
1600mのコースについてもう一度確認したい。
スタート直後に芝がある。そしてコーナーが2回。
で、過去にこのレースを逃げ切った馬といえば、
メイショウボーラーのみ。その時は小雨で、
馬場は不良馬場。明日は良馬場が予想されるので
底力が要求されるレースで、スピードではなく
パワーが要求されると考えたい。
調子という意味では、サクセスブロッケンが一番。
問題は骨折明けの内田博幸騎手が、当日はこの
レースだけに騎乗する、という一点であろう。
完全復活ではないとみるか、去年リーディングの
トップジョッキーだから、出場するからには、
全力でここにかけてくるのか。後者だと考える。
やっぱり相手は、エスポワールシチーは外せない
けれども、芝路線からの転向組も含めて流れが
厳しくなるだろうと考えて、一角にとどめる。
穴っぽいところを探して3連単で狙いたい。
ダイショウジェット、テスタマッタ、スーニ、
グロリアスノア。
1頭1着固定、相手5頭のマルチ馬券の20点買いで
どうだろうか。

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放送局も解散する時代

【ラジオデイズ】

在庫を抱えない商売として、粗利が高いはずの放送局。
でも維持できなくて、解散するところが出始めている。
コミュニティFMは、小回りが利く地元密着メディア。
現在235局が放送中だが、既に12局が廃局している。
15年間放送を続けてきた老舗のエフエム多摩が、
3月いっぱいで放送を終了することが決まった。
これに関しての地元議員のコメントは興味深い。
いずれにせよ、経営規模が小さくてコストが低いと
されているコミュニティFM。でも広告収入を上げる
営業力に乏しく、自治体頼りとなっているところも
多いのが現実で、こうした事例が起きはじめたことは、
県域のラジオ局にとっても他人事ではない。
ラジオへの費用対効果をはっきりさせる手段について
業界全体で真剣に取り組まないといけないだろう。

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アメリカのホテルのレストラン

【ステーキは素敵だ】

昨年末も大雪で機能停止だったワシントンDCに、
また大雪が降った。わかっちゃいるけど、日程を
自由にできるわけじゃないので、とりあえず
アメリカの首都行きの飛行機に飛び乗って、
前回同様除雪された滑走路に無事着陸する。
フランスへの往路はtaxi中にガタガタとうるさく、
復路では根雪が一向に溶けず積み上げられたまま。
帰路の宿泊はホテルでの食事を余儀なくされた。
ハッキリ言ってボクが贔屓にしているシェラトン
系列のホテルは寝るだけの場合が多い。しかし
Westin Dulles Airport Hotelは開業したばかり
ということもあるが、レストランがなかなか。
フィレミニオンのメダイオンをポレンタの上に
乗せてゴルゴンゾーラ・ソースで食べさせる。
これで20ドルぐらいだからやはりアメリカは
奥が深い。このブログを読んで、肉を食べすぎと
心配してくれる人もいるが、脂肪はほとんどなく
炭水化物も最小限。それでワインさえ飲まなきゃ、
完璧なのですが…。

【肝硬変への道】
14 hands Cabernet Sauvignion ‘07(ワシントン)
断っておくが、DCじゃなくて西海岸の州のものだ。

【エセアスリートの日課】
スイム 1000m
ラン 10km
雪で閉じこめられたのでホテルのジムで汗を流す。
ランニングマシーンって大嫌いなのだけれど、
最新式で、i-podを接続して音楽を聴きつつ、
最高心拍数の85%で、みっちり汗を流す走りを
2セット。1200kcalを消化した。恐らくこれは
普通のランニングでは不可能である。

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日本のラジオの将来はどの国の形!?

【ラジオデイズ】
フランスのラジオは、長らく国営放送のみという
歴史が続き、ミッテラン政権に替わった1982年
電波の全面的な規制緩和が行われて、おびただしい
数のラジオ局が誕生した。なかには小学生が開局
ということでニュースにもなったものだが、結局は
淘汰され、ラジオ・フランスの数波とNRJ、SKY
そしてその他のパリを中心とした独立局などで
構成されている。これはBBCを中心に発達し、
Capital Radio、Virgin Radio(現Absolute)等
民放が徐々に増えた、イギリスのラジオと似た
状況に結果としてなっている。両国をくまなく
旅行して、調査したわけではないが、大都市は
たくさんのラジオがあるが、地方都市は非常に
少ない。BBCかラジオ・フランスしか聴けない
という場所も多いようだ。イタリアの国営放送
RAIはCMも入るかなりユニークな全国放送だが
もともと独立都市国家が集合した国だけあって
地域のラジオがかなり色濃く特徴を出している。
またアメリカのラジオは、国営放送自体がなく、
資本系列のバックグラウンドがあっても、
放送内容はさまざまだし、公共放送や財団などの
寄付によって賄われるラジオ局も各地に存在する。
地方を活性化するためのラジオという観点から
いえば、日本の将来のラジオの形はイタリアの
ようになればよいのだが、特に地方経済が疲弊
しているこの時期に、こうなるのかどうか。
しかしアメリカ型だけはないような気がする。

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Tanoshiがフランス進出

フランスでご一緒した指揮者の栗田さん
「スーパーで見つけましたよ」と買ってきて
いただいたのがコレ
「楽」と漢字で書かれていて、ブランド名が、
Tanoshiとあるではないか。正直なところ詳細が
よくわからず、微妙な感じではあるが、数ある
日本語から選ばれた、というのが何とも面はゆい。
ジャマイカに行った時に、まず入国からホテル、
カードを使う各所で口々に「お前はアイリーか」
といわれ、IRIEと書いたTシャツが土産物屋に
並んでいるのを見て、TanoshIもある種似た意味
なんだけどなぁ、と思っていたのだが、まさか
こんな日が来るとは、想像だにしなかった。
当然ながら日本や韓国、タイなどのブランドとの
競争では厳しい戦いではあるだろうが、密かに
応援したいと思う。しかし鈴木さんや本田さんが
世界中で通用する名前、というのとちょっと違い
これはこれで愉快なものだ。日本全国で推定20人
以上はいると思われる(その昔オールナイト・
ニッポンで同名を知っている人を呼びかけた
ところ、それくらいの反応があった)「Tanoshi」
さんに朗報である。

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東京より大阪が世界基準か

ワシントンDCの空港に、ターミナル間をつなぐ
電車が完成し、そこへの「動く歩道」を歩く。
「立ち止まる人は右側、歩く人は左側」という
表示がある。そういえば、エスカレーターなど
日本では大阪がこの方式で、東京が反対である。
なんとなく、の感覚だが、世界中の大都市とは、
東京のエスカレーターなどのマナーが違うと
感じていたが、看板が出ているのを初めて見た。

P1010642

歩く人は左側だ

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放送局の高コスト体質

【ラジオデイズ】

久々にお会いする方々も含め、大所高所からラジオの
可能性を取材中。やはり問題は、高コスト体質が
原因である、ということになった。一般企業での
コストカットはリストラを伴うワケだが、放送業界の
それは「過剰な設備投資」を何とかせねばならない。
CSでのテレビチャンネルから撤退したある関係者は
「加入者からの収入ベースでリクープはできたが、
莫大な回線使用料の固定費がかかり、制作費をカット
せざるをえないのは、ソフト会社としては本末転倒」
とその理由を教えてくれた。ラジオ放送用の機材に
関しては、べらぼうに高い。数年前の「月刊民放」に
寄稿した記事の一部だが「アシスタントディレクター
がなけなしのギャラから購入した自前の安いPCで
編集した、番組のデジタル・データを、わざわざMO
という一般流通しないメディアで、高いハードを
使って録音をやり直し、高いサーバーに移してから
放送するというのは何かがおかしい」のである。
送信施設も放送設備もまさに「ジャンボジェット」。
欧米ではどんどん安くなっているのに、それ以上に
デフレが著しい日本。だが放送局の数が少ないせい
もあって、内外価格差は一向に解消しない。設備が
貧弱で停波したら、免許を認可された放送局として
申し訳ない、という理屈は理解できる。ただし
ガラガラのジャンボを飛ばし続けた、日本航空は
破綻し、それら全てを売り払い、中型機を購入する。
他山の石とすべきではないのだろうか。

【零細馬主で馬券下手】
大井のディアオードリーは惜しい2着。
ティーガーの復帰緒戦は見どころなく14着

【エセアスリートの日課】
スイム 1200m
ここ3週間200mダッシュのタイムを取っている。
3分20秒、3分22秒、3分14秒とよくなった。
最初の50mを40秒で入るというペースを掴んだ
ので、あとはターンの技術を磨かねば…。

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ラジオの将来が決まる重要な年

【ラジオデイズ】

先週のエントリーで総務省が主催する研究会の委員に
なったということを書いた。この事実の反響は大きく
各方面からご連絡をいただき、またこちらからも
ご連絡をして、ラジオ業界に関するアップデートを
しているところである。しかし根本にあるのは、
約5年前に書いた自分のブログのエントリー から
ラジオ業界の実態はあまり変わっていないという事。
このままではいけない、と思いながら早くも5年。
「オーディエンス・セグメンテーション」という、
時間別にリスナーのプロフィールを設定し、それに
向けた双方向の番組を発信するというシステムは、
テレビの出現によるラジオの新しい位置づけを定義
づける「神風」だった。この成功体験に縛られては
いけない。次の「神風」が吹くのを待っていては
いけない。なぜならラジオは切り込み隊長だったし
変化球で勝負したから支持されたのだ。これから
しばらくは何をどうするのか。大所高所に立った、
というよりも剣が峰にいる気分だ。「希望はあなたを
捨てません。あなたが希望を捨てたのです」これは
人気ラジオ番組「人生相談」の冒頭に出てきた、
精神科医George Weinbergの言葉である。

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