日本のラジオの将来はどの国の形!?
【ラジオデイズ】
フランスのラジオは、長らく国営放送のみという
歴史が続き、ミッテラン政権に替わった1982年
電波の全面的な規制緩和が行われて、おびただしい
数のラジオ局が誕生した。なかには小学生が開局
ということでニュースにもなったものだが、結局は
淘汰され、ラジオ・フランスの数波とNRJ、SKY
そしてその他のパリを中心とした独立局などで
構成されている。これはBBCを中心に発達し、
Capital Radio、Virgin Radio(現Absolute)等
民放が徐々に増えた、イギリスのラジオと似た
状況に結果としてなっている。両国をくまなく
旅行して、調査したわけではないが、大都市は
たくさんのラジオがあるが、地方都市は非常に
少ない。BBCかラジオ・フランスしか聴けない
という場所も多いようだ。イタリアの国営放送
RAIはCMも入るかなりユニークな全国放送だが
もともと独立都市国家が集合した国だけあって
地域のラジオがかなり色濃く特徴を出している。
またアメリカのラジオは、国営放送自体がなく、
資本系列のバックグラウンドがあっても、
放送内容はさまざまだし、公共放送や財団などの
寄付によって賄われるラジオ局も各地に存在する。
地方を活性化するためのラジオという観点から
いえば、日本の将来のラジオの形はイタリアの
ようになればよいのだが、特に地方経済が疲弊
しているこの時期に、こうなるのかどうか。
しかしアメリカ型だけはないような気がする。
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