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ラジオの将来が決まる重要な年

【ラジオデイズ】

先週のエントリーで総務省が主催する研究会の委員に
なったということを書いた。この事実の反響は大きく
各方面からご連絡をいただき、またこちらからも
ご連絡をして、ラジオ業界に関するアップデートを
しているところである。しかし根本にあるのは、
約5年前に書いた自分のブログのエントリー から
ラジオ業界の実態はあまり変わっていないという事。
このままではいけない、と思いながら早くも5年。
「オーディエンス・セグメンテーション」という、
時間別にリスナーのプロフィールを設定し、それに
向けた双方向の番組を発信するというシステムは、
テレビの出現によるラジオの新しい位置づけを定義
づける「神風」だった。この成功体験に縛られては
いけない。次の「神風」が吹くのを待っていては
いけない。なぜならラジオは切り込み隊長だったし
変化球で勝負したから支持されたのだ。これから
しばらくは何をどうするのか。大所高所に立った、
というよりも剣が峰にいる気分だ。「希望はあなたを
捨てません。あなたが希望を捨てたのです」これは
人気ラジオ番組「人生相談」の冒頭に出てきた、
精神科医George Weinbergの言葉である。

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