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March 2010

「リラックス集中」のためテレビを捨てる!?

【ラジオデイズ】

最近のアラサー女子の会話から。「みんな家では
リラックス集中するから、やっぱりテレビを捨てる
のよね。私も考えてる」とか。気持ちはわかる。
寂しくてテレビをつける、というのが従来の考え。
でも「リラックス集中」(検索しても出てこないが)
つまり、家にいる時くらいはのんびりしたいという
考え方からいけば、今のテレビは邪魔かも知れない。
その気持ちはとても理解できる。かといって彼女が
ラジオを聴いてくれるのだろうか。答えは…。
TwitterにUstream連動などで、ラジオ番組は
ここ最近にぎやかである。もちろんそんな番組も
面白いと思う。しかし右へならえで、どの放送局も
番組がそういう方向に流れそうなのは非常に危険。
リラックスできる番組。スイッチを消すのではなく
ハードそのものを捨ててしまう。そんな彼女の
「みんな」がどれくらいなのかはわからないが、
これは大変な事になったと思わざるを得ない。

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日本の本格的アメリカン・ステーキ

【ステーキは素敵だ】

六本木ヒルズのけやき坂にある37Steakhouse&Bar
Hugo Bossの隣2F「ブルディガラ」だった場所だ。
ポパイ編集部時代からお世話になった鈴木成和氏が
率いる会社の経営で、その当時からご縁があった
遠藤眞実さんがPRとしてタッグを組んでいると聞き
即電話。夜中に正式オープン前のバーに潜入した。
プレオープンにもかかわらずお試し価格で超満員。
晩餐の後だったので、あいさつをして、一杯飲んで
いろいろ話をして、ステーキは食べなかったのだが
牛肉はオーストラリア”Wagyu”ビーフで650gの
ポーターハウスが基本のようだ。もちろんそれ以外の
種類もあるが、ウエット・エイジドで21日間熟成。
そして備長炭の直火。オープンキッチンで焼き上げる。
サーブするのは「ピーター・ルーガー」と同じように
切れ目を入れる形で供される。既に閉店した西麻布の
「ポーターハウス・ステーキ」よりはカジュアルで
その分値段も安めではあるが、アメリカと同等で、
というワケにはいかない。650gでSteak For Two。
やっぱり一人で16オンスじゃモノ足りない、なんて
思う自分が、日本では異端児なのを再確認した。

P1010689
焼いているところ。

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RADIKOに期待と不安が半々

【ラジオデイズ】

IPサイマルラジオ放送が3月15日に東京と大阪で
スタートする。つまりネットでラジオが聴ける、
ということだ。ネットラジオのkikeruツールバー
ではwindowsのみの対応だった。放送区域外や、
ボクのようなmacユーザーはとか、疑問点は
いろいろあるけれど、まず一歩を踏み出す事は
とても重要である。聴取率にも換算されるように
なる動きもある。結局はどの伝送路でもよいのだ。
しかし大事なのは、放送番組を可視化するための
ツールがどういうものか、これが成否のポイント。
ラジオで長い間仕事をしていると、そういう事に
無頓着である場合が多くなりがちな気がする。
いい意味でも悪い意味でもスッピンなのである。
ハッキリ言って「ラジオ番組は音だけが勝負で
見た目は関係ない」と居直ってきたのが今まで。
でもそれじゃダメだ。検索で引っかかるSEO対策
と共に使いやすいトップページの構成が命である。
新聞のラジオ欄がそのままとか、チューナーで
遊びのあるデザイン、とかでは不十分である。
また実施に向けラジオ各局が「メタ情報に対する
努力」をしたという話は聞かない。それでは結局
ラジオ好きの難聴取対策になっても、レーティング
を向上させ、今まで聴いた事がないリスナーを
開拓する切り札にはならないだろう。

【エセアスリートの日課】
スイム 1600m
200mダッシュのタイムで初の3分9秒。
ラップは39”,1’28”,2’20”,3’09”
雰囲気的には3分切りも不可能ではない感じ。
とにかく、この歳になって記録が伸びるのは楽しい。

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ラジオをめぐる放送法

【ラジオデイズ】

放送法が60年ぶりに改正となるようだ。
一度だけ某所でその条文に目を通した事がある
けれども、5分でワケがわからなくなるものだ。
まぁ、放送局にいる人間ですら、担当者以外は
ほとんど読む機会がないし、例えば制作の人間が
読んだからといって、何か得るものがあるかと
いえばそうではないだろう。それはさておき、
60年間も変わっていない、という事自体が
驚きではないだろうか。何でも前政権の「つけ」
にするのはいかがかとは思うが、こうした事を
なあなあで済ましてきたのはやはり前政権だ。
従来型放送局の考えが非常にアナログなのは
こうした影響があるからかも知れない。
以前、特に放送機材が高コストであることを
ここで書いたけれど、内外格差で高い機材を
入れなければならないのは、放送局の数が少ない
こととこの法律に縛られているのが原因だ。
世界中で日本よりもはるかに貧しい国には、
沢山のラジオ局がある。とても日本のように、
「メンテナンス」が、とか「信頼性」で
機材を購入しているとは思えない。しかし
それで活況を呈しているのと、少ない数で
リスナーには理解できない「質」を提供して
先細るのか。文言だけが跋扈するものではない
血の通った法律になってほしい。

【エセアスリートの日課】
スイム 1600m

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BCLブームとRPG

【ラジオデイズ】

インターネットで民放ラジオが聴けるという
サービスの「Radiko」が今月15日スタートする。
業界ではないラジオファンからいろいろと質問を
受けることも多いのだが、大阪で行われた試験段階
(東京でもしばらくは試験段階)とは違う部分と
同じ部分がいろいろとある。
とはいえ大阪がフレッツ光プレミアムを利用して
登録制で専用ソフトをダウンロードする方法だった
のと違い、東京はもう少し軽便な方法らしい。
らしい、と書いたのは【使用環境の確認】のページ
が削除されているからである。1都3県(神奈川、
千葉、埼玉)在住で、windowsユーザーという
制限に関しては、どうやら動かないかも知れない。
でも結局は電波のスピル・オーバーと同じように
もろもろの制限はユーザー側の聴きたいという
情熱で打ち崩されていく可能性は高い。
テレビの「ロケーション・フリー」のように、
skypeを使っての受信などは初歩的なものである。
アナログのラジオのチューニングと感度をよく
するために、窓際にチューナーを置いたり、
アンテナを立てたりした世代にとっては当たり前。
そうやってでも聴きたい放送がある、という事は
素晴らしいことだが、制作者としては「番組その
ものが評価されているのか」「RPGのように困難を
乗り越えてゴールに到達する事が楽しいのか」を
見誤ってはならない。BCLブームは、ドラクエが
ない時代のロールプレイングゲームだったのだ。

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