「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」第5回
【ラジオデイズ】
今回は地方ラジオ局のプレゼンテーションが中心。
毎日放送、南海放送、FM福岡、FM北海道の4局だ。
地域情報メディアという意味では欠かせない意見が
いろいろと述べられたが、この4局は基本的に
ラジオ番組制作能力も高く、一生懸命な局である。
考えさせられたのは「同一エリアの後発TV局の
テレビスポット料金がラジオのそれより安い」とか
「提供やスポット以外の番組内でのSP展開は昔から
あるが、縮小均衡や独自拡大がイメージできない」
というコメントであった。これは実は氷山の一角。
今回意見を聞かなかった、番組制作力や営業力に
乏しいラジオ局は、実はいっぱいある。それを忘れ
きれい事の結論に収斂するのでは意味がないと考え
経営統合の可能性について、あえて質問をした。
その答えは自分の局の番組とリスナーを誇りに思う
人間にとって、魂の叫びのような言葉であった。
V-low帯ラジオでの新機軸には、高い管理コストを
節減するための経営統合は欠かせないだろうと考える。
それでも地域文化の多様性を担保する方法とは一体
どういう制度なのか。そしてどういうエリアなのか。
自分の中で当初の考えとは違う、一つの正解に向けて
因数分解がすすんだような気がする。
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