ペットボトルのキャップ回収の是非
ペットボトルのキャップを集めるというボランティアが
あり、お客さんも多い弊社のスタジオではボトル本体と
切り離したキャップをまとめている。立ち寄り先に
大きな収集BOXがあるので、ついでに持っていこうと
思っていたのだが、最近このリサイクルは大変な無駄
ではないか、という話を聞いてちょっと調べてみた。
回収されたキャップは再資源化事業者が購入して、
それからコンパネ(コンクリートパネル)、PPバンド、
チリトリなどを製造していて、今後用途開発がの予定。
「20円で1人分のポリオワクチンが買える」と、
うたわれている。活動が本格化して3年で20億個が
回収された。800個のキャップで20円分となるので
5000万円分が寄付された事になる。しかしながら
実際には事務方の管理費がかかるので、3360万円が
寄付されている。とはいえ当然寄付先「世界の子どもに
ワクチンを日本委員会」にも管理費がかかる訳で、
2009年の実績では、約56%がワクチン供与活動費に
当てられていた。本当の寄付額はその半分強なワケだ。
立ち寄り先で見た回収BOXは60リットルなので、
満杯で3500個が入るそうだが、これで約30円分、
ポリオワクチンが1.5人分である。さらに配送ルートは
一般の物流で、メーカーがリユースするならともかく、
リサイクルして換金し、事務経費が二重にかかり、
というのでは確かにずいぶん遠回りな構造だ。
ベルマークを集めるように学校ぐるみで取り組むなど
一生懸命やっている人には申し訳ないが、ボク自身は
集めたキャップは自治体のプラスチック回収にまわす
方がいいなと思った。
【エセアスリートの日課】
バイク 15km
スイム 1800m
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