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November 2010

第30回ジャパンカップ大予想

【零細馬主で馬券下手】

結論からいうと本命はブエナビスタ。
何と言っても秋の天皇賞の勝ち方が凄かった。
直線で追い込んできて、ギリギリ届くかどうかという
ハラハラさせる競馬ではなく、突き放すという競馬。
脚質を転換したというよりも、直線一気の競馬しか
できなかった馬が成長して、自在性が出たのでは。
秋のG1を3勝する、という強気な宣言をした陣営の
コメントを素直に信じるしかないだろう。
これが2倍以上つくなら、単勝で勝負したい。

一応三連単は遊び程度ということで…。
言うまでもなく東京競馬場の2400mは、ダービーの
舞台で、歴代のダービー馬はこのレースで好成績を
上げているので、相手は3歳馬のエイシンフラッシュと
ローズキングダム。後者に伸びしろがありそうだ。
他には出遅れは気になるもののペルーサ。あとは
シンゲンとジャガーメイル。
外国馬ではアイルランドからオブライエン調教師が
送り込むジョシュアツリーが陣営の勝負気配を感じる。
あとはヴォワライシ。フランス語の名前のイタリア馬
だけれど、ファルブラヴみたいにデットーリ騎手なら
逆転まであったかも知れないが、今年はレベルが低い
と見て連下候補にとどる程度でよいだろう。
久々のG1での勝負となりそうだ。

【エセアスリートの日課】
スイム 1000m

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第26回マイルチャンピオンシップ大予想

【零細馬主で馬券下手】
昨夜某所でゼニヤッタが引退した話で盛り上がった。
アメリカン・ヒロインなのだけれど、日本ではその
存在すら知らない人々も多いかと思いきや、競馬場の
ビジョンでBCクラシックの映像が放映されたらしく、
みんな知っていたのだ。海外の大レースの馬券は、
香港のようにJRAで売るべき、という意見に対して
そこまでの売り上げが見込めるのかなどと言う人も
いるけれど、今回の件では「面白いレースは観て、
実際に賭けてみたい」というファンが増えている
と痛感した。で、ある方が「日本にもゼニヤッタ越え
可能かもという2歳馬の逸材が北海道にいます

という。やられた。ゴロもいいし現時点で2戦2勝…。

 さて予想は結論から言うとキンシャサノキセキ。
えっ、短距離の馬なんじゃないの、と思われるかも
知れないが、年齢を重ねると「ズブくなる」わけで、
あのサクラバクシンオーもこのレースでは晩年に
2着に食い込んだ。鞍上はギリギリ騎乗停止を免れた
ムーア騎手。去年は8歳馬のカンパニーが優勝だから
7歳なんてまだまだである。年齢でいえば3歳馬は
条件が変わって古馬との斤量差が1kgになってから
ほとんど連に絡んでいないので、カモと見て消す。
相手筆頭は、連勝中でマイルのスペシャリストの
ダノンヨーヨー。トロットサンダーがだぶる。
そして意外と同じ馬が2年連続して善戦している
例が多いこのレースだけに、去年2着のマイネル
ファルケや3着のサプレザははずせない。

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第35回エリザベス女王杯大予想

【零細馬主で馬券下手】

プロヴィナージュは出走取り消し。
残念だ密かに狙っていたのに…。
とにかく牝馬三冠馬のアパパネの取捨である。
そういえば牝馬三冠馬スティルインラブよりも力強い、
そんな印象がある。結局あの年はアドマイヤグルーヴが
このレースで勢力を逆転したなぁ、と思い返すのだ。
秋華賞2着馬アニメイトバイオは、その器なのだろうか。
結論から言うと劇走の疲れから取りこぼす事があっても、
馬券の中心としてアパパネははずせないと考える。
きっとそんなに堅く収まらないと思うのでここは果敢に。
外国馬で今までとは格が違うG1馬スノーフェアリー。
セントレジャー4着は立派で、ダンロップ師が狙いを定め
遠征してきたのだから、スピード競馬への対応が未知数
とあってもはずすわけにはいかない。
デムーロ騎手が騎乗するのに人気がないオークス馬の
サンテミリオン。逆転に燃えるアニメイトバイオも一応。
京都競馬場の実績があるシングライクバード。
メイショウベルーガは、今年は牡馬相手の重賞を使って
着順は関係ないとは言え、この距離が少し短いのでは、
と思って「消し」。去年も結局こなかったし…。

馬券はアパパネを1頭軸マルチにして、スノーフェアリー、
サンテミリオン、アニメイトバイオ、シングライクバードの
相手4頭で勝負する。

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犬も歩けばステーキに当たる街

【ステーキは素敵だ】
Gene & Georgetti
学生の頃一度は真剣に住もうと考えた街のシカゴ。
縁がなく、その後は単にハブ空港として乗り換えを
するだけで、中心街を歩く事が一度もなかった。
今にして思えば、あちこちにステーキハウスの看板
があるという「肉のテーマパーク」ではないか。
一番有名なのは世界中に支店がある「Morton’s」
かも知れない。その本店はまた格別だという。
しかし今回はちょっと変化球で、いかにもMen’s
Restaurantという佇まいと、年配の店員だらけの
この有名店にいく事にした。やっぱりステーキ・
ハウスは頑固爺然としたウエイターだと、2割は
おいしくなるような気がする。それもそのはず、
ルッカ生まれのイタリア人が初代オーナーだった
この店は昭和16年創業。全米のステーキハウスの
BGMとなっている、フランク・シナトラをはじめ
数々のセレブに愛されてきたという。しかしながら
入り口のウエイティングバー、奥と2階にテーブル
という、それほど大箱ではない感じがCOZYだ。
付け合わせのポテトチップスが絶品で、日本のそれ
とは違い、分厚さがもっとあり、それが不揃い。
カリカリからしっとりまでさまざまな食感が楽しめ
自分で作るなら面倒でもこれにするしかない。
ブロイルしたエイジドの肉が、ウエットかドライか
何度で焼くのかなどというのは野暮な質問かも、
ということで詳しい調理法は次回のお楽しみに…。

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Holy Cow!

【ステーキは素敵だ】
Harry Carey’s Italian Steakhouse& Bar
ステーキハウスといえば、野球やフットボール選手が
ご用達ということで、ユニフォームが飾ってある
場合も多かったりする。しかしここだけは特別。
シカゴを本拠地に、ラジオ野球中継の神様として
知られるハリー・カーリー氏の店だからである。
The seventh-inning stretchと呼ばれる大リーグ
名物の「Take Me Out To The Ball Game」という
大合唱の提唱者でもあり、イチロー選手がオール
スターに出た時に答えた「Holy Cow」はこの人の
キャッチフレーズ。つまりMLB好きなら知らぬ
人はいない店なのである。オバマ大統領夫妻から
カブス福留孝介選手まで地元セレブは必ず訪れる
名店というところで、一度は行きたかった店。
ドライエイジドで炭火焼きというポーターハウス
はまさに血の滴る一品で、フットボールの中継を
見ながら、熱いオヤジ達とスポーツバー感覚で
カウンターに陣取り肉を食らうのもまた一興だ。

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日本語のメニューも御座居ます

【ステーキは素敵だ】
馬産地として、そしてトヨタの工場があることで
有名なケンタッキーのレキシントン。ルイヴィル
からは車で1時間あまりなのだが、全米トップ
テンにはいるというステーキハウスがある。
ここには何泊かしたこともあるし、ウチの馬を
繋養していた牧場もあったのだが初訪問である。
Malone'sという名のレストランなのだが、
系列店も多く、ロール寿司を主とした別の業態
が隣接しているため、そこのメニューもあった。
さすがにクリス・マッキャロンをはじめとして
競馬界の著名人のサインなどが並んでいるが、
色紙ではなくメニューの表紙にサインしてあり
タイトルの言葉が印刷されているのがご愛嬌。
4週間のドライエイジドのTボーンを、400度
でブロイルするということだが、ランチタイム
に訪れたせいか、残念ながらオーダーしたより
1段階以上火が通りすぎている印象。少し食べ
ウエイターにクレームを入れて、交換させる
けれど、かなりMOTTAINAIことになった。
しかしドライエイジドは焼き過ぎるとホントに
スカスカになるんですよね。脂身がほとんど
熟成段階で落ちるというけどそれを体感した。
牛肉のお持ち帰りができるということで、
冷蔵ケースがエントランスに置かれている。
肉自体の質が高いのだが、「焼き」に対する
執念が足りなかったのは残念だ。日本と違い
値段は夜だって同じだから、職人がいる時間に
来るべきであろう。
系列店のビルマ人シェフによる創作寿司の
メニューがかなり魅かれたので、今度は
そっちを試してみたいと思う。

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ルイヴィルの老舗ステーキハウス

【ステーキは素敵だ】

前回のブリーダーズカップの時に、特別メニュー
と称してフレンチでぼられた経験から、早々に
ルイヴィルのステーキハウスを予約。しかし
ホテルに近いドライエイジドの冷蔵庫が見える
Ruby’s はopen tableでも予約できず、
1ヶ月前に直接電話をしてみたら既に満員札止め。
仕方なく検索をしたところ、今年が50周年で
口コミの評価も高い Pat’s steak House を発見。
すぐ予約の電話を入れて、1ヶ月熟成の後に
BCのレース後に仲間と共に馳せ参じる。
行って見ればまずは巨大な駐車場に圧倒される。
いかにもボク好みの老舗っぽい建物に、脂が
しみた木の内装。アイリッシュ系なのだろうか、
ウェイティングバーというよりパブがある。
ハンドカットのポーターハウス(手こねじゃ
ないですよ)の32オンス、約900gを2人で
シェアすることにするが、ちょっと足りない
感じかも。肉自体は28日のドライエイジドを
鉄のロストルで炭を使い焼き上げるのだそうだ。
ひとつ疑問があったのは、皿が熱くない事。
肉自体はかなり休ませたと見え、外側はあまり
焦げ目がなく、それでいて火の通りはある感じ。
事実骨際のレア感はあったし、肉汁はしっかり
充満していたのだが、想像よりも冷めている
感じがあるのだ。シカゴの肉屋直送という事で
これはやはりシカゴスタイルなのかと思うが、
「タタキ」を食べたと思えばそれも納得する。
自分で焼くとこのレア感では肉汁が出てしまう
失敗をよくするのだが、なかなか勉強になった。

【肝硬変への道】
FIRESTEED Pinot Noir 07(ナパ)

SEQUOIA GROVE Cabernet Sauvignon 06
(オレゴン)
馬券で勝った分をワインに投じたら「ワオ」と
歓声があがる。

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ブリーダーズカップでアメリカを知る

【零細馬主で馬券下手】

正直なところアメリカ競馬にこれほど感動したのは
初めてだろう。ZENYATTAの20連勝がかかった
今年のブリーダーズカップ・クラシックは、断然の
一番人気で国民の期待を背負っていた、といっても
過言ではない。去年ウーピー・ゴールドバーグが
「Most influential woman of the year」の選んだ
のだから…。レースはいつも通り最後方に控える
というよりも完全に出遅れた感じ。実況の「勝ち
パターン」というアナウンスに場内が沸き、その後
5馬身くらい置かれ徐々につめて、4コーナー過ぎ
馬群を抜け出るのにてこずるものの、脅威の末脚は
去年並みかそれ以上。しかし先に先頭に立った、
BLAMEDがハナ差こらえて、届かずの2着だった。
引き上げてくるZENYATTAに惜しみない拍手が
場内から沸き起こり、よくやったという歓声が…。
そしてその後、勝ったBLAMEDに対しそれ以上の
拍手と歓声がチャーチルダウンズを埋め尽くした。
国民的なヒロインと言ってもいい名牝を押さえて
「非難される」という名前の馬が優勝し、喝采を
浴びるというこの現実。そして敗戦ジョッキーが
プレスルームの公開記者会見に臨み、涙ながらに、
馬の実力を出し切れなかった騎乗を自らの責任と
して謝罪したのである。なんという浪花節だろう。
アメリカ人が持つメンタリティに触れた気がした。
やっぱりはるばる来てみないとわからない事が
あるから、現場を見るのはやめられない。
P1020158
スタンドもリニューアル、ナイター照明も美しい。

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