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人間対コンピュータの戦い

【零細馬主で馬券下手】

知能の戦いの象徴として人間対コンピュータの対決は、
最初にチェスで決着がついた。コンピュータが初めて
人間と対戦したのは1960年代後半。その当時の強さを
「レーティング換算」すると、チェス人口の90%は、
コンピュータに負けるそうだ。'97年に人間を負かした
電脳チェス「ディープブルー」は1秒間に1億9700万
という手を考えられたそうで、その時点で勝負あった。
先日プロ棋士がコンビュータに負けたと評判になったが
チェスと将棋の。2つのゲームの世界的知名度の違いで、
来るべき結果が来たというだけ。今さら大騒ぎするほど
でもないのではないか。その方面には疎いので、負けた
プロ棋士のブログが炎上したと聞いて、そんな反応を
する人がいるのかと驚いた。
それよりも最近気になるのは競馬の3連単の配当だ。
どうにも昔より低いような気がしてならないのである。
馬券で30億円の払い戻しを受け、外れ馬券を経費として
認められず、一時所得の申告漏れにより、利益分より
大きな金額の納税を求められた裁判が進行中。
この件に関しての法律的な解釈や、払い戻しのあり方に
ついての考え方は、言及している人たちに任せるとする。
何よりいろいろなファクターを統合して予想を導き出す
「多変量解析」では、人間が考えるより、こうした主観
な雑念が入らないコンピュータによる結論の方が正確。
単複や馬連よりさらに高度な計算が求められる三連単は
コンピュータにとって期待値を越す買い目をあぶり出す
という作業まで含めて、お手のものと言えるだろう。
本来は三連複の6倍が三連単の平均配当となるはず、
というのが「大数の法則」から導き出された結論だが、
実際にはそうはなっていない、という話を聞いた。
それから考えると人間の予想の無駄を排除した緻密な
予想がおそらくコンピュータによって行われている。
それを肝に銘じG1戦線に立ち向かわなければならない。

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