BBCのDJがアップルに移籍
人気ラジオ番組「BBC Radio 1」のDJゼイン・ロウが
3月5日の放送を最後にBBCを退職。アメリカに移住して、
アップルでのキャリアをスタートするという。彼は長年
BBC Radio 1でDJを務め、Arctic Monkeys、Adele、
Ed Sheeranなどの新人アーティストを発掘し育て、
Jay Z、Kanye West、Eminemといった大物との独占
インタビューを手がけた。ライブDJとしてSkrillexや
The Prodigyのツアーに同行。MuseやFoo Fightersの
オープニングを担当したりしたこともある。
アップルは昨年、ヘッドホンと音楽ストリーミングで
人気のビーツ・エレクトロニクスを買収すると発表。
先行しているストリーミング・サーヴィスよりも低い、
音楽業界での位置づけを「Beats Music」のリニューアル
によって果たすのだろう。ゼイン・ロウ氏を起用するのは
その中心人物としてではないか、とお考えられる。
音楽配信サーヴィスに限らず、ニュース配信サーヴィスも、
アルゴリズムを使った自動でコンテンツを表示する、
というシステムが隆盛だが、誰が記事を書き、誰が選ぶのか
というキュレーション(目利き)が大事という方向に
振り子が振れる、潮目となるトピックスかも知れない。
「ラジオ」カテゴリの記事
- Clubhouseが教えてくれたこと(2021.02.09)
- 伝説の「Grand Ole Opry」公開生放送を見る(2016.01.16)
- オールナイトニッポンのテーマ曲をめぐる旅(2015.02.22)
- BBCのDJがアップルに移籍(2015.02.18)
- 「放送ネットワークの強靭化に関する検討会」中間取りまとめを考える(2013.07.22)
Comments