American Pharoahが四冠達成
初めてアメリカ競馬を見たときは「行った行った」の
展開がつまらない、と思ったものだ。でもそれこそが
アメリカ競馬の醍醐味であって、本当に強い馬はその
中の淘汰をかいくぐってくるのである。3歳で古馬の
一線級と初対戦とはいえ、ライバルと目された馬が、
一頭、また一頭と出走を取り消すという幸運もあり、
グランドスラムは文句のつけようのない勝ちっぷり。
紹介をする場内実況が「Walk Like A Egyptian」
と表現していたので、つい脳裏をバングルスのヒット
が駆け巡る。後でアメリカ人とその話になったとき、
まずはオーナーがアメリカに住むエジプト人である、
という話や、父パイオニアオブザナイルが由来とか
スペルが間違っているのは登録のミスだ、などという
ウンチクで盛り上がる、そしてその歩き方について
「ファラオハウンドドッグ」という犬種のように、
威厳を持って歩くからとか、いやいやレースぶりが
キョロキョロしているからだとか、大盛り上がり。
やはり強い馬はそういう都市伝説のような逸話と
キャッチフレーズが伴うのだ。競馬ファンにとって
アメリカンファラオとセットになっているのが、
誰もが知っているヒット曲。PVをもう一度見て、
鮮烈な引退レースの余韻に浸るのであった。
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