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February 2018

第35回フェブラリーS大予想

【零細馬主で馬券下手】
冬季五輪でようやく金メダル。だからゴールドというワケではないが、本命はやはりゴールドドリームだいきたい。去年のベストダートホースとはいえ、ムラっ気があるだけに前走でムーア騎手がつかんだ感覚をうまく再現できれば、連覇の可能性は高いと考える。内で逃げるケイティブレイブを見ながらの競馬は、ベストの舞台で実力を発揮できるはずだ。
世代交代で4歳馬のサンライズノヴァが人気になってはいるが、同じ人気馬で上位に取りたいのはテイエムジンソクで対抗評価。近走の好調ぶりもさることながら、逃げても2番手でも粘れるという自在な先行力がはじめての東京マイルのダートでも光るはずだ。そして6歳でもセン馬だけに若々しいノンコノユメは、前走より更に斤量が減るだけに捨てがたい。速い流れで締まったダートであれば本命候補まで、と考えたが天候を考えれば、単穴が妥当なところか。ミナリク騎乗のサウンドトゥルーは8歳馬だが連下に。そして忘れてはいけないのが人気薄でもレッツゴードンキ。このレースは意外と芝馬の実績馬が侮れないので、押さえておきたいと思う。
馬券は14番から10番、12番、13番、5番と16番。

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アメリカ村がまた熱い!

関西の緑が少ない市街地で生まれたため、しばしば連れて行かれたのが、大阪の心斎橋筋。母親の仲が良かった友達が、今で言うセレクトショップを女手ひとつで経営していたからだ。
場所は心斎橋筋のアーケード街と周防町の交差点の信号近く。今でもある「しんぶら街」の宇治香園の並びで、ミヤコ楽器や和光大阪店が以前あった向かいである。流石に和光は子供には敷居が高かったが、レコード、オーディオも揃うミヤコ楽器が遊び場。古くは大月みやこ、新しくはコブクロもこの店には縁が深く、音楽情報発信源だったので、ずいぶん店員さんに可愛がってもらった。
串揚げの「うえしま」は、そこから御堂筋を渡って反対側のアメリカ村にオープンして38年。十分老舗だがボクが東京に引っ越してからの営業なので、社会人になってからの付き合いである。田中康夫サンもその著者で取り上げていた。
大阪駅ガード下などの立ち呑みとは違い、創作の串揚げ。最初に出てくる絶品の鱚から怒涛のお任せはそこそこの値段。「高くて美味いのは当たり前」という大阪人の厳しい舌を唸らせ、バブル以降も独自の味と暖簾を守っている。
店名の通り大将は上島さん。今回は初の孤独のグルメで遅い時間からということもあり、賑やかなギョーカイ人率が高い通常とは違って、カウンター越しにサシで昔話の花を咲かせた。この店が入るビルは母親が建てて譲り受けたもの。心斎橋そごうの屋上に金魚釣りがあったこと。そしてお小遣いで洋食の「明治軒」や、松前屋の昆布を買ったこと。今はもうない御堂筋に出ていた夜鳴きうどんの、全部入りメニュー「ホームラン」の話で大盛り上がり。ある種のご近所感がたまらない。
古希を超えても姿勢が良く、スマートな上島さんの立ち姿に感心して尋ねると、毎日欠かさないスクワットが秘訣だとか。お客さんからの予約電話を受けるたび、ありがたいと繰り返す姿を、そのうちではなく味わいに行かないと、と誓いを新たにして店を後にした。


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